洗濯物にその臭いがうつる、ドアを開けることもできないという状態だとか。
管理人と営繕係の人が確認に来て、『ベランダの端にある排水管から異臭がするのでは。
明らかに○○○(薬品名)の臭いですね。
人体に影響はないはず』と、薬品の臭いを指摘したと言います。
しかしその後、家主も管理人も、『どこかで誰かが薬品を流しているのでは』とおたおたするだけでほかの住人に確認もせず、なんら解決策をとらないまま『様子を見てほしい』の一点張り。
どうしようもなく、窓を閉め切った生活を続けながら移転を考えていたある日、いつもは不在の隣人とばったり会ったので聞いてみると、『きゃーっ、それ私では!?鳩がベランダに集まって来るので、鳩よけの薬をまいているんです!』とのこと。
配管は、その隣人側にあったので、臭いがうつっていただけでした。
Aさんは隣人と日ごろから会話をする仲だったので、原因が分かってほっとし、隣人はすぐにその薬の使用を中止して大ごとにはならなかったとのこと。
近ごろ、この鳩対策については、都会の中心でも大変な問題になっています。
薬品臭に心当たりがある人はその可能性も模索してみてください」