2012年9月29日 18:16
九州のキャリアウーマンたちに聞いた、九州男児の魅力
公の場ではまず夫を立て、いざという時には勇ましく夫の代わりに矢面(やおもて)に立つこと。
そして家庭では良き母。
それが博多の人なのだ。
さすがにこれを聞くと、うひゃあ保守的だ!と筆者も思う。
しかし「『ごりょんさん』なんてとんでもないわ!」という博多のキャリアウーマンの友人ですら、九州で結婚し、夫の同僚たちが自宅に遊びに来るといそいそと買い出しに出掛ける。
そして手料理を作り、夕食の後片付けはひとりで行っているのだから面白いものだ。
「ちょっと、あなたこっちに来て、まずは一緒に洗ってよ」なんて夫に呼びかけ、くつろぐ男性陣の中から自分の夫をひっぱり出してキッチンで手伝わせる博多オンナを、筆者は一度も見たことがない。
ちょっぴり亭主関白。
一本気、頑固、豪快、逞(たくま)しい、酒豪などのイメージで語られるのが、そう。
誰もが知っている「九州男児」だ。
熊本の「肥後もっこす」、鹿児島の「ぼっけもん」など、ワイルドでタフな九州男児を面白おかしく、しかし愛のある言葉で表現することが多い。
もちろん、人の価値観は様々。
よくとらえる人もいる一方、悪く言う人もいるのは自然なことだ。