2012年9月29日 18:16
九州のキャリアウーマンたちに聞いた、九州男児の魅力
「鹿児島はね、海に恵まれた土地柄、漁師の生活の影響が強いのよ。
乳飲み子を抱えた母親が船に乗るのは不可能でしょう。
世界中どこを見てもそうだけど、海は、やっぱり男の世界よ。
危険だしきついのよ。
だから、外に出て命がけで働く男を、妻である女は立てるようになってきたのね」。
一方で男たちは、いつも妻に陰ながら助けてもらっているため、万一家族に何かあれば、自分が盾になって子供や女を守るように、小さい頃から男っぽくしつけられるんだとか。
「昔、母と私が道でヤクザまがいの商人に絡まれた時にね、もうかなりの年だった父が一喝して彼らを退散させたことがあったわ。
突然ものすごいけんまくで。
私たちの方がびっくりしたくらい。
危険に直面したときの薩摩隼人は、本当にすてきで頼もしかったのよ」。
会長と並んでも互角の体格を誇る女性経営者は、うっとりしながらそう最後を締めくくったのである。
ここに、九州オンナのほれる九州男児の姿があるのだろう。
女だってドライな生き物だ。
単なる男尊女卑の幼稚な男なら、うんざりして県外へ出て行くはずである。
そうならないのは、オンナを恍惚(こうこつ)