くらし情報『不動産アドバイザーに聞く。「ロフトがある部屋」って本当にいいの?』

不動産アドバイザーに聞く。「ロフトがある部屋」って本当にいいの?

という満足度を伝える人もいました。――充足感を得るというのはうれしいですが、デメリットもあるのでしょうか。

穂積さん:最も多い意見は、「夏はかなり暑い」ということです。

熱気が上がってくること、換気がないので部屋とは温度が2~5度ぐらい違うことがあります。

特に、マンションの最上階や、屋根に近い部屋の場合は相当な暑さでしょう。

逆に、冬は暖かいわけです。

「春秋冬はロフトで寝て、夏は下で寝るようにしてインテリアを変えたり、それなりに楽しんでいる」という声が多いです。

ほかに、「天井が低すぎて頭をよく打つ」、「冷房代が高くつく」、「はしごから落ちた」、「立てないから掃除がしにくい」、「家賃が割高」などの声があります。


――家賃は高いのでしょうか。

穂積さん:ロフト付きの物件が珍しいころは、同じ間取りでも一般の部屋より家賃が1万円程度高かったのですが、今は5千円程度の割高と落ち着いてきました。

一般の部屋とあまり変わらない例も増えています。

――内見のときの注意点はありますか。

穂積さん:必ず自分の足で2~3回ははしごを昇り降りして、スムーズに移動できるか、ロフトスペースでは自分はどんな姿勢になるか、デスクを置くと座れそうか、棚などスペースを有効に使って配置できそうかなどを体感してください。

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