仕事も育児もバカンスも成立させる働き方 イクメン翻訳者インタビュー
それは妻も同じ気持ちだったようで、退職することを許してくれました。
収入面の不安はあったはずですが、それよりも家族一緒に暮らしたいという気持ちが強かったからです。
妻は慣れない土地で仕事と育児をしていたわけですから、私よりも大変だったと思います」――翻訳者になるにあたり、どのような努力をしましたか?堀込さん「どうすれば翻訳家になれるのか調べたところ、翻訳学校へ通うことが近道だとわかりました。
そこで、説明会の日程が近かったフェロー・アカデミーへ行ったところ、週1回通学する『翻訳入門』の講座がその週末からスタートすることがわかったんです。
私は土曜日のクラスに通うことにしました。
それなら子どもは妻に見てもらえますし、フェロー・アカデミーに託児サービスがあることがわかったので、もし妻に仕事の予定が入ってしまっても安心だと入学を決めました」――学校で学んだことで印象に残っていることはありますか?堀込さん「講師の方から『分野に選ばれるようになりなさい』といわれたことは今でも心に残っています。
どういうことかと言うと、自分で得意・苦手分野を決めつけるのではなく、とにかくいろんな分野にチャレンジしてみる。