似顔絵検定ってどんな検定!? 1級合格者に似顔絵を描く秘訣を聞いてみた
ご婦人は感動に涙を流しながら何度も何度もお礼をおっしゃって帰られました。似顔絵の持つ力ってすごいなと教えられました」
――似顔絵を上手に描くコツってありますか?
「私は直感で描くタイプなので言葉にするのはとても難しいです。落書きみたいな描き方なら、ポンと目に飛び込んできた部位を大げさに描く。きっちり描くなら、眉、目、鼻、口といったパーツの配置バランスを間違えないようにするということでしょうか」
――描きやすい顔、描きにくい顔というのは?
「吉永小百合さん、竹内結子さん、長谷川京子さんなど、”美形”は描きにくいですね……。似顔絵は、平均から外れた顔の造作を強調することがポイントなので、整いすぎた顔は描きにくいんです」
――その人の持っている雰囲気とかも反映するのですか?
「そうですね、雰囲気をタッチで伝えるようにいたしますね。明るく元気な方ならコミカルに、静かな方なら大人しい感じのタッチにするとかですね」
――似顔絵検定に挑戦するとしたら、どんなことを心がけたらよいでしょう?
「カラオケで高得点を目指すのに似ていると思います。正確さ+アレンジですね。誇張は似顔絵の大切な要素ではありますが、検定受験の場合に限ってはあまり誇張しすぎない方がよいかもしれません。