【コブスくんのモテ男道!】内科医に聞く。精神的ストレスや体の不調を感じたらどうすればいい?
大災害や大きな環境の変化などにより、胃が痛む、おなかの調子が悪い、けん怠感が激しい、ドキドキする、頭痛がひどい……など、体調不良を訴える人が増えると言います。「睡眠と食欲の状態に気を配ってください」という内科医で大阪府内科医会副会長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、ストレスと体調の変化への対応についてお話をうかがいました。
■自律神経がバランスを崩すことで不調になる
――不安感が大きくなると体調が崩れるのはなぜでしょうか。
泉岡先生大きな環境の変化があって心配ごとにつながるとき、自律神経がバランスを崩してしまいます。自律神経とは、体温、血圧、汗、胃腸の動き、脈拍、心臓の動き、食欲など、全身の機能を調節する神経の総称です。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、この二つが正常に働いているときは体調がいい。自然に快適な状態で過ごせます。が、自律神経は自分の意志でコントロールすることができないので、ショックや不安など精神的にマイナスな要素があるとすぐに体調に影響を与えてしまいます。
――交感神経と副交感神経はどのような働きがあるのでしょうか。
泉岡先生緊張度が高いときは交感神経が働いています。