【コブスくんのモテ男道!】どうすれば美術館を楽しめる? 初心者でも分かる芸術作品の見方
しかし、皆さんの生活圏にある美術館にお気に入りが所蔵されていたり、常に展示されていたりすれば、何度でも見に行くことができます。
疲れたときにその作品を見に行くことで安らぎを得られるような、息抜きできる美術館が見つかるといいですね。繰り返し同じ作品を鑑賞することで、新たな発見をすることもありますよ」
――この作品は好き、これは嫌い、など、作品に対する感情が変わることがあります。
木川先生「良い作品も、嫌いな作品も、鑑賞にあたっては『今のわたしにとって』と思うことが大切だと思います。作品に対する思いは常に変化するものだからです。以前好きだったものが嫌いになったり、あまり興味がなかったものに強く引かれたり……。自分自身の環境や心情によって、好みが変わることはよくあります。
ですから作品を『好き』、『嫌い』と決め付けたり、この作品はこういう意味だ、と結論付けたりせずに、作品に対する自分の感情に余裕を持たせておくことが大切だと思います」
このような方法で芸術作品と向きあっていけば、自分が好きなジャンルではよりいっそうと、また、それ以外の作品にも興味がわいてきて、芸術を楽しむ心が養われていくように思います。