【コブスくんのモテ男道!】パリジャン&パリジェンヌに聞く。入籍せずに事実婚を選ぶ理由
離婚の裁判のせいで、二人の良い思い出までがかき消されたら残念だし。
でも、私たちはそこまでして入籍する必要もないのではないか?と思っています。それで私たちは連帯市民協約を結んだんです」と説明します。
続けてオーバンはさらりと、
「連帯市民協約を結んだ場合には、離婚にあたる契約解消の手続きが簡単。『解消したい』と思えば、たとえ相手が同意していなくても一方的に解約できるからね」と言います。
同意なしに別れられることができるなんて恐ろしい気がします。またそんなことを愛する人に言われたら傷ついてしまいそうですが、当のクレールもにこやかに同意し、うなずいています。
でも逆に、この手続きの複雑さが離婚を防ぐ砦(とりで)になるのでは?と聞くと
「とんでもない!好きでもない人と一緒にいるなんて、信じられない。
なんのための結婚なの?」と、みなが一斉にあきれ顔。結婚という形にはこだわらないけれど、愛についてはやはり熱いのがフランス人のフランス人たるゆえんのようです。
■フランスは、一対一の「カップル」社会
また、カミーユが言うには、
「フランスはカップル社会。遊びに行くのも仕事上の付き合いも、いつもパートナーを連れていく。