【コブスくんのモテ男道!】パリジャン&パリジェンヌに聞く。入籍せずに事実婚を選ぶ理由
だから、例えば仕事上の付き合いのパーティに一人で行ったとすると、とてもばつが悪い。でもそれは必ずしも配偶者である必要はなく、『パートナー』でいいんだ。結婚しているか否かは社会で全く問題にならない」
のだそう。
日本に住んでいたことのあるオレリアは、日本とフランスの家族観の違いを指摘します。
「カミーユの言うように、フランス人は、すべての関係が『一対一』。だから『家族』といっても『夫と妻』、『父親と子供』、『母親と子供』という組み合わせが、一つの家に集まっている、という感じ。
日本は『家族』としての連帯が強いでしょう。だから両親のどちらかが浮気したら、子供は浮気した方を責め、相手と別れさせようとしたり、家族から追い出そうとしたりする傾向が強いと思う。
フランスではその辺はとてもクールで、浮気が原因で両親が別れても、親の新しい恋人と一緒に食事することだって普通なのよ。『父と母』の間に起きたことは、『私と父』や『私と母』の間には関係のないことだからね」
人間関係を個人主義でとらえ、「自分」のロマンチックな恋愛をいつまでも大切にするフランス人。結婚願望が少ないのも、このあたりに原因があるようです。