【コブスくんのモテ男道!】パリジャン&パリジェンヌに聞く。入籍せずに事実婚を選ぶ理由
すべての日程調整だけでも大変」と言います。
これを聞いたマノンのパートナー、アントナン(男性)は「結婚はまだこれはいいとしても、とにかく離婚が最悪」と切り出しました。
■離婚には裁判官の審理が必要
「たとえお互いが離婚に同意していても、弁護士を立て、裁判官の審理を受けなくてはならないんですよ」
日本では、お互いが離婚に同意していれば、離婚届を提出して「協議離婚」が成立しますが、フランスでは裁判所を通し、離婚後の権利などもすべて明確に決めなければなりません。
アントナンは自分の親が離婚したときの状況をこう語ります。
「うちの親の場合、離婚が成立するまでに半年ほどの時間がかかったんだ。周りの声を聞いても、特にトラブルのない離婚でさえ平均して4~5カ月はかかっているよ。弁護士を雇うお金だけで1400ユーロ(16万円程)したらしいし」
円満に別れようと思ってもこれだけ時間と費用が必要なのであれば、簡単に「離婚」とはいかないようです。
■別れを念頭に入籍?
クレールは、
「万が一離婚することがあった場合を考えて、入籍前に『結婚前契約書』を交わす人が多くいます。
特に金銭がからむ問題は、仲が良いときに円満に話し合っておくのが一番。