【エンタメCOBS】江戸の名物で今も残っている絶品な味
両国、回向院の隣にある『ぼうず志ゃも』は天和年間(1681~84)に創業といいますから、300年以上も営業しているお店です。
軍鶏(しゃも)を素材にしたコース料理一本しかなく、サラダから始まり、軍鶏の肝焼き、軍鶏刺し、軍鶏鍋、ご飯と続きます。軍鶏鍋は秘伝のみそ仕立てですが、四角い鍋が出てくるのでビックリします。
■浅草餅と揚げまんぢゅう
甘味はいかがでしょうか。浅草というと人形焼き! かもしれませんが、美味しい「浅草餅」があります。一見ごく普通のお餅に見えますが、歴史の重みが違います。浅草の『金龍山浅草餅本舗』は初代初代桔梗屋安兵衛が延宝3年(1675年)伝法院前にお店を出したのがそもそもの始まり。
実に337年もの間、お客さんに愛されてきた名物なのです。
昭和33年(1958年)から売り出した「揚げまんぢゅう」もとても美味しく、これまた名物になっています(すでに54年の歴史!)。
■由来が面白い、絶品の甘酒
神田明神の甘味処として有名なのが『天野屋』です。本当に上品な甘さの甘酒で、ほっとする味。実は甘酒は、江戸の昔には夏の飲み物でした。天野屋は弘化3年(1846年)創業で166年も続いています。