2012年12月16日 14:50
【エンタメCOBS】ずっとやってる『肉じゃが戦争』って?
多くの男性がおふくろの味と考え、彼女に作ってもらいたい料理のひとつでもある「肉じゃが」ですが、発祥地を巡る争いが繰り広げられている事をご存じですか?
これは京都府の舞鶴市と広島県の呉市の間で行われているもので、『肉じゃが戦争』などと呼ばれています。今回は、1997年からかれこれ15年間も続いている肉じゃが戦争についてご紹介します。
■そもそも肉じゃがの発祥って?
まず最初に、肉じゃががどのような経緯で生まれたのかを説明しましょう。肉じゃがの歴史は明治時代、日本海軍の司令官として有名な東郷平八郎がイギリスに留学したことから始まります。留学先でビーフシチューを食べた東郷はその味を大変気に入り、帰国後、軍の料理長に艦上食として同じものを作るよう命じました。しかし当時の舞鶴にはワインやバターが無かったために、しょうゆと砂糖で味付け。そうしてできあがった「甘煮」という料理が肉じゃがの原型であると言われています。
この甘煮は脚気対策に有効だとわかり海軍全体に普及され、その後肉じゃがとして全国に広まりました。
■最初に名乗りをあげたのは舞鶴市
舞鶴と呉との肉じゃが戦争ですが、最初に世間に向けて肉じゃが発祥の地をアピールしたのは舞鶴市でした。