決めつけられた「美しさ」に抵抗する。私のランジェリーの選び方
自分が持っている”こうあるべき”という習慣や発想を疑ってみること、そして、自分の生活をアップデートしていくことはとても気持ちがいい。
■みんなが思う“美しい”に近づこうとすると、いつか自分の首を絞めてしまう
私は、女性はこうあるべきだって言われることに、ずっと小さく反抗してきたのかもしれない。“寄せて上げる”ブラジャーや美白効果を謳ったプロダクトを使うことを否定しているわけではなくて、みんながそうであるべきだという、世間がつくる美のひとつの定義にずっと反発してきた。
それは私自身がかつて、その美のひとつの定義にズッポリとハマっていたことがあるからだろう。今では考えられないけれど、昔書いていたブログではダイエットの方法を紹介していたし、自分の体重なんかも載せていた。痩せなくちゃいけないっていう強迫観念に追われ、夜ごはんをキャベツやりんごにしていた。それはティーン誌から学んだ、短期間で体重を落とす方法だった(育ち盛りの読者がいるティーン誌がそんな記事を載せることに今はとても怒っているけど)。
けれど、途中で気がついた。
みんなが思うひとつの“美しい”に近づいていこうとするのは、どんどん自分の首を絞めていくことだと。