――『新版被服心理学中川早苗編』発行所/日本繊維機械学会より引用
20歳の頃の私は「痩せることで綺麗になる」「痩せなければ綺麗ではない」と思い込んでいました。ですがある日偶然に出会ったランジェリーを介して、自分がほんとうに理想とする美しさに近づくことができました。その結果、今のままでもいいところがあるという気持ちの変化を感じることができたのです。
■まずは、好きなランジェリーを選んでみよう
被服心理学の研究では「好きな被服は嫌いな被服よりも理想の自分に近いところにある」と言われています。皆さんの中にはさまざまな事情で、本当に好きな洋服やメイクを日常的にできない人もいると思います。
装いに関しては周囲からの目を気にしてしまうこともあり、自分の好きを100%反映するのは難しいですよね。でも、洋服の下にあるランジェリーは人から見られることなく自分の好きを100%表現できるところであると私は考えます。
ここからは、DRESS読者のみなさんがランジェリーを通して、自分の理想とする美しさに出会うための方法をお伝えしていきます。
「価格」ではなく「好きという直感」で試着を
百貨店に勤めていた頃からお客様には、購入するかどうかは別として「そのランジェリーを着けたご自身の美しさを感じてみてください」