「マクドナルド」誕生秘話を描く『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』- 古川ケイの「映画は、微笑む。」#18
◼︎【見どころその1】映画で明かされる「マクドナルド」ができるまで
世界最大級のファーストフードチェーンを作り上げた、レイ・クロック。
座右の銘は「継続に勝るものはない」という彼の自伝『成功はゴミ箱の中に』(プレジデント社刊)は、日本国内でも多くの起業家たちに影響を与えています。
本作では、そのレイ・クロックが、50代でマック&ディック・マクドナルド兄弟と出会ってから、その革新的なシステムに勝機を見出し、手段を選ばずにのし上がっていく姿を描きます。
彼はどのようにして、巨大企業を作り上げたのか――?手に汗握るスピーディーな物語が展開していきます。
◼︎【見どころその2】レイ・クロック V.S.マック&ディック・マクドナルド兄弟の闘い
本作のタイトルにもなっている「ファウンダー(創業者)」。マクドナルドにおけるそれは、マクドナルドの第1号店や、オリジナルの「スピード・サービス・システム」を作り出した、マック&ディック・マクドナルド兄弟のはず……。
ですが、レイは自らをマクドナルドの「創業者」と名乗ります。
「レイ・クロックなくしてマクドナルドは世界的ブランドにはなっていなかっただろう」と言われる彼のフランチャイズ化の発想は、それほどまでに桁外れだったのです。