くらし情報『歌舞伎座は初心者でも楽しめる! 常識を逸脱した日本のエンターテインメントを遊び尽くそう』

2017年8月27日 14:00

歌舞伎座は初心者でも楽しめる! 常識を逸脱した日本のエンターテインメントを遊び尽くそう

2016年の納涼歌舞伎では、笑福亭鶴瓶さんの新作落語が歌舞伎になりましたし、野田秀樹さんの演出でオペラ「アイーダ」を翻案した「愛陀姫(あいだひめ)」が上演されたことも。

ちなみにジャン・コクトーの映画『美女と野獣』の野獣の造形には、歌舞伎「鏡獅子」の獅子の精が影響していると言われています。取り入れるばかりではなく、影響を与えてもいるのが、歌舞伎のすごさですね。

また、名作絵本『あらしのよるに』や人気漫画『ONE PIECE』も歌舞伎になり、大当たりを取りました。なお、スーパー歌舞伎II「ONE PIECE」は、今年の秋にバージョンアップして新橋演舞場に帰ってくるそうです。

さらには歌舞伎とテクノロジーを融合した「超歌舞伎」なるものも誕生。ボーカロイドの人気キャラ「初音ミク」が役者と“共演”し、音響や立体映像を駆使するほか、ニコニコ生放送での中継時には観客も書き込みで舞台に参加できるという斬新な演出をしています。

伝統的な試みの方も負けてはおらず、今年10月の歌舞伎座では、インドの叙事詩「マハーバーラタ」が新作上演されるとか。


一方、新しいものに取り組みながら古典の規範を守り、次の世代に伝えていくのが歌舞伎の神髄といえるでしょう。

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