「着たい服」と「似合う服」の差は永遠の悩み。自分スタイルの見つけ方
洋服を着るチャンスはこれからも山ほどある。焦らずいこう。
■今似合っている服が永遠に似合うとは限らない
上記のようなイメージスケールによる分析をした結果、「自分に似合う服のテイストはこれだ!」と明快にわかったとする。
でも私の場合、「これが私のスタイルだ!」とは、あえて決めつけないようにしている。
というのも、年齢と共に好みも自分の体型も髪の色も肌の質感も変わる。ライフスタイルも変わる。もちろん世の中の流れも変わる。
今似合っていたからといって、5年後にも似合っているとは限らないし、凝り固まらず、これからもいろいろな服を試していきたいと思うからだ。
そう考えるようになったきっかけは、30代~40代後半に起きた、「似合うファッション」の変化。
子育て中だった30代、黒いTシャツに黒いブラックスキニーデニム、といったシンプル&ミニマムな恰好が好きだったが、40代に入ってからは、恐ろしく似合わなくなった。
大げさに言うと「必死でがんばっている感」がにじみ出てしまう。余裕のない感じが化学変化を起こすかのように、一種の威圧感となって自分から発散されていることに気づき、黒い服の多くを処分した。