映画『ドリーム』感想。NASA宇宙開発の発展を導いた黒人女性数学者たちの勇気と感動の実話!
ヴァージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所では、キャサリン・ジョンソン、メアリー・ジャクソン、ドロシー・ヴォーンといった優秀な黒人女性たちが計算手として西計算グループで働いていました。
リーダー格のドロシーは管理職への昇進を希望しますが、上司ミッチェルに「黒人グループには管理職を置かない」と理不尽に却下され、出世のチャンスすらありません。
メアリーは技術部への転属が決まりエンジニアを志しますが、トレーニングプログラムに参加するためには白人専用の大学に行く必要があると無理難題な条件を突き付けられます。
天才的な数学者のキャサリンは黒人女性として初のハリソン(ケビン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に抜擢されますが、白人男性ばかりの職場の雰囲気は厳しく、女性である上に黒人という二重の差別を受け苦労することとなります。それでも3人は、国家の威信をかけたマーキュリー計画に貢献しようと奮闘します。
理不尽で悔しい思いをさせられる場面に何度も遭遇しますが、とにかく明るく前向きです。
卑屈になることなく冷静に苦難を乗り越える方法を考え、家族やまわりの協力を得て、自分の夢を実現していくのです。