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ケビン・コスナーが監督、主演、脚本、プロデューサーを兼任するウエスタン映画『Horizon: An American Saga-Chapter 2』が、ヴェネツィア映画祭で世界初上映されることになった。第1章は5月のカンヌ映画祭でお披露目され、6月下旬に北米公開されている。しかし、興行成績がまるでふるわなかったことから、8月に予定されていた第2章の北米公開は延期になった。新たな公開日は決まっていない。そんなところへヴェネツィア映画祭が上映を決めた。まず第1章を上映し、同じ日のその後に第2章のプレミア上映を行うという。『Horizon』はコスナーの情熱の作品で、製作費の一部も自らの懐から出した。第1章だけでも3時間あるが、全部で4章作りたいとのことだ。共演はシエナ・ミラー、サム・ワーシントン、ジェナ・マローンら。文=猿渡由紀
2024年08月01日ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演し、主題歌《I Will Always Love You》を今なお歌い継がれるスタンダードナンバーに押し上げた1992年公開の大ヒット映画、『ボディガード』。2012年に英国でミュージカル化されると、すぐさま話題を呼んで世界各地で上演、2019年には来日公演も行われた。本日2月18日(日)に東京・東急シアターオーブで開幕するのは、宝塚歌劇団の『WEST SIDE STORY』(2018)などで知られるジョシュア・ベルガッセが演出・振付を手掛けた日本キャスト版。2020年に初演されながらもコロナ禍により大半が中止となり、2022年に“リベンジ再演”が行われた舞台の再々演となる。主人公は、姉のニッキーと二人三脚でオスカーを目指す、スーパースターのレイチェル・マロン。数か月前からストーカー被害に悩まされていた彼女は、マネージャーに説得されボディガードを雇う。警護についたフランク・ファーマーと、最初こそ対立するものの、次第に距離を縮めていくレイチェル。だがフランクは、依頼人と深い仲になることを躊躇して彼女を突き放す。ふたりの思いがすれ違うなか、ストーカーの行動は狂気を増していき……?レイチェル役は、初演からの続投となる新妻聖子と、再演から参加したMay J.のWキャスト。共に抜群の歌唱力を誇るふたりの歌姫が、《I Will Always Love You》をはじめ、原作映画でお馴染みの楽曲の数々を披露する。フランク役の大谷亮平、ニッキー役のAKANE LIV、マネージャー・ビル役の内場勝則も初演からの続投組で、広報担当サイ役の水田航生は初演以来の復帰。さらには古参ボディガード・トニー役として加藤潤一、ストーカー役として大久保祥太郎が新たに参加し、定評ある続投キャストとフレッシュな新キャストの入り混じった布陣でロマンティック・サスペンスを盛り上げる。訳詞を手掛けているのは、ポピュラー音楽の作詞家として数々のヒット曲を持つ一方、『シカゴ』『キンキーブーツ』などミュージカルの訳詞にも定評のある森雪之丞。お馴染みのヒット曲には彼ならではの美しい日本語詞が乗っているが、《I Will Always Love You》の有名すぎる一節「♪And I~」は「♪エンダ~」のままにつき、原作映画やホイットニー・ヒューストンのファンも安心して足を運ばれたい。文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『ボディガード』原作:ローレンス・カスダン作ワーナー・ブラザース映画「ボディガード」脚本:アレクサンダー・ディネラリス訳詞:森雪之丞翻訳:阿部のぞみ編曲:クリス・イーガン演出・振付:ジョシュア・ベルガッセ出演:新妻聖子・May J.(ダブルキャスト) 大谷亮平AKANE LIV 水田航生加藤潤一大久保祥太郎/内場勝則 他【東京公演】2024年2月18日(日)~2024年3月3日(日)会場:東急シアターオーブ【山形公演】2024年3月9日(土)・10日(日)会場:やまぎん県民ホール【大阪公演】2024年3月30日(土)~4月7日(日)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報:()公式サイト:
2024年02月18日ケビン・コスナーが監督と主演を兼任する『Horizon: An American Saga』が、2部に分けて公開されると発表された。第1部は来年6月28日、第2部は8月16日に北米公開される。配給はワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下のニューライン・シネマ。南北戦争が始まる前から終わった後までの15年を舞台にしたウエスタン。コスナーのほかに、シエナ・ミラー、サム・ワーシントン、ダニー・ヒューストン、ジェナ・マローン、ルーク・ウィルソンらが出演する。コスナーの最近作は、ドラマシリーズ『イエローストーン』。文=猿渡由紀
2023年10月06日俳優のケヴィン・コスナー(68)の別居中の妻クリスティン(49)が、3人の子どもの養育費として毎月24万8千ドル(約3500万円)の支払いをコスナー側に求めていることがわかった。PEOPLEなどが報じている。コスナーとクリスティンは’04年9月に結婚。ケイデン(16)、ヘイズ(14)、グレース(13)の3人の子どもをもうけた。しかし、妻側から今年5月に「和解しがたい不和」を理由に離婚を申請、すでに別居していることをTMZなどが報じていた。クリスティンは法廷に提出した文書の中で、3人の子どもたちが通う私立学校の授業料、課外活動やスポーツの費用、医療費に加え、月24万8千ドルを養育費として要求。法外な額に思えるが、「子どもたちが慣れ親しんだライフスタイルを維持するには十分ではない」と主張している。INSIDERによると、’22年のコスナーの収入は1950万ドル(約27億6千万円)で、家族のための出費は1190万ドル(約16億8千万円)だったという。支出には自家用ジェットでのカリブ海やハワイへの旅行、プライベートシェフによる食事、エリート養成のための超名門校の学費などが含まれており、確かに月24万8千ドルでは同じ生活を送ることはできないかもしれない。コスナー側は「子どもにかかる費用は100%負担」した上で、月3万8千ドル(約540万円)の養育費を払うと申し出たとPEOPLEは伝えている。また、婚前契約に従ってすでにクリスティンに100万ドル(約1億4千万円)を支払っており、さらに引っ越し費用や妻子の家賃も負担するという。
2023年06月22日大人気のイラストレーターケビンばやしの個展"TOUSHI"を、5月27日(土)より6月7日(水)まで、神宮前4丁目のAnicoremix Galleryにて開催いたします。本展はケビンばやし過去最大級の30点弱の作品が一堂に展示されます。また、「似顔絵」「ライブペインティング」などケビンばやしと共にお楽しみいただける機会もご用意いたしました。是非ご来廊ください。開催にあたり学生時代に人形が持つ不思議な魅力に取り憑かれて以来、人形をイメージしたイラストを制作しています。表情は正確な感情を読み取れないように描きますが、内面に秘めたオーラに注目して描き、抱える闇を想像させます。同時にこちらを見透かすような眼をしています。個展「TOUSHI」のタイトルには透視、闘志、投資。いろんな意味を込めてつけました。人形でありながらもどこか人間的で物語に惹かれてしまう、そんな世界に触れて欲しいです。ケビンばやし似顔絵イベント開催!ケビンばやし 似顔絵イベント開催日程:6/3(土)、6/4 (日)時間:13時受付開始(1人15分、当日データでお渡し)定員:10人/日価格:¥5500 ※現金のみ*受付時間より整理券を配布します(先着順)。ギャラリーに直接お越し下さい。*お1人様1回*近隣のご迷惑にならない様ご注意願います。ライブペイント開催!ケビンばやし ライブペイント開催制作現場をLiveで観られる貴重な機会です!!日時:5/27(土) 13時 スタート5/28(日) 15時 完成予定入場:無料、但し混雑状況のより入場制限あり販売:ギャラリー限定抽選販売(受付は5/27〜5/28のライブペインティング中のみ)発表:5/29に当選者のみにお知らせAnicoremix GalleryAnicoremix Galleryは、2021年4月にオープンしたPOPアート&イラストレーションのコマーシャルギャラリー。柿落としの展示会「米山舞の個展EGO」の開催により、新しい展示や表現手法にこだわった展示が注目され、EGO以後の展示スタイルに大きな影響を与えたアートギャラリーです。人気ギャラリーも数多い神宮前4丁目という原宿のど真ん中という立地から、多くのお客様がご来廊されます。人気アーティストから新進気鋭のアーティストまで様々な企画展示を行なっています。アーティストプロデュースやマネジメント事業も推進中。Anicoremix Gallery(アニコリミックスギャラリー)東京都神宮前4-28-18 カトル・バン原宿B103-6434-9925 info@anicoremixgallery.com ケビンばやし|KEVIN BAYASHI Solo Exhibition “TOUSHI “ Exhibition:May 27 ― June 7, 2023 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月19日『1242:Gateway to the West』の主演に『RRR』『マイティ・ソー』のレイ・スティーブンソンが決まった。主役はもともとケビン・スペイシーだったが、性犯罪の容疑で今年イギリスでの刑事裁判を受けることになり、主役不在となっていた。映画は、モンゴル軍によるヨーロッパの侵略を描く歴史もの。イギリス、ハンガリー、モンゴル、オーストラリアの合作で、撮影はすでにブダペストで始まっている。スティーブンソンはほかに『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』『G.I.ジョー バック2リベンジ』『ダイバージェント』シリーズなどに出演している。文=猿渡由紀
2023年01月27日ホイットニー・ヒューストンとケビン・コスナーが主演する『ボディガード』が、来月アメリカで劇場にて再上映されることになった。公開30周年を記念してのイベント。上映されるのは11月6日と11月9日。映画の上映後、ヒューストンのレガシーを祝福する音楽のスペシャルもあるようだ。1992年に公開された『ボディガード』は、全世界で4億ドルを売り上げ、アルバムも爆発的にヒットした。ヒューストンは2012年に死去。今年12月には、ヒューストンの伝記映画『I Wanna Dance with Somebody』が北米公開される。主演はナオミ・アッキー。文=猿渡由紀
2022年09月22日オスカー授賞式のプレゼンターの一部が初めて発表された。今回、確認されたのは、ケビン・コスナー、ゾーイ・クラヴェッツ、レディ・ガガ、クリス・ロック、ロージー・ペレス、ユン・ヨジュンら。これからの2週間ほどの間に、さらなる名前が発表されていく予定だ。前年の主演男優賞、主演女優賞の受賞者がプレゼンターを務めるのは伝統のひとつで、アンソニー・ホプキンス、フランシス・マクドーマンドが舞台に立つことが期待される。オスカー授賞式は3月27日。パンデミックの影響で、昨年はダウンタウンのユニオン駅が会場となったが、今年は再びハリウッドのドルビー・シアターで行われる。文=猿渡由紀
2022年03月04日ケビン・コスナーが『Horizon』を監督することになった。主演も兼任する。彼に取っての長年の情熱プロジェクトで、南北戦争前後を舞台にしたウエスタン。彼以外のキャスティングは来月から着手し、撮影は8月末にユタ州で始まる予定とのことだ。コスナーが監督をするのは2003年の『ワイルド・レンジ最後の銃撃』以来のこと。コスナーは1990年の『ダンス・ウィズ・ウルヴス』でオスカー監督賞を受賞している。コスナーの最近作は『すべてが変わった日』。テレビドラマ『Yellowstone』にも出演している。文=猿渡由紀
2022年01月31日2020年初演のミュージカル『ボディガード』が新春公演として再演される。90年代にケビン・コスナー&ホイットニー・ヒューストン主演で大ヒットした映画の舞台化。グラミー賞受賞曲『I Will Always Love You』をはじめ、数々の挿入歌を日本語歌詞でお届けする。ヒロインの人気ポップシンガー、レイチェル役は柚希礼音、新妻聖子に、再演では新たにMay J.が加わりトリプルキャストに。ボディガード、フランク役は大谷亮平が続投する。初演はコロナ禍に見舞われ、大阪公演5回の上演にとどまった。前作が初舞台となった大谷亮平が取材会で再演への意気込みを語った。ミュージカル「ボディガード」チケット情報初舞台は「思ったより冷静だった」と振り返る大谷。「稽古では不安と緊張が頭を巡っていましたが、本番の舞台では結構お客さんの反応が見えるなとか。冷静にスタートが切れたと思います」。同時にミュージカルの醍醐味を感じる瞬間も。「芝居パートの合間に曲やダンスが入ることで自分が勝手に感化され、盛り上がっていることに非常に驚きました」と観客同様、柚希礼音や新妻聖子のダイナミックなパフォーマンスに圧倒された。「柚希さんは元宝塚トップスターらしく男性の圧にも引けを取らないパワーをイメージしていましたが、じつは女の子っぽくてキュートで可愛らしい。一方、小柄で女性らしいイメージだった新妻さんは、サバサバとしていてリーダーシップがあり、想像以上に強気なレイチェルでした」。ふたりのギャップに魅了され、「役として愛するうえでもすごくプラスになりました」と実感する。May J.にもまた違った魅力を感じるといい、「相手が変わることで僕も毎回刺激的に取り組めるので嬉しいです」と笑顔を見せる。フランク役として追求したのは「恋してもらえるカッコよさ」。「『世界中の女性が恋をした』という映画のフレーズに恥じないようにとの思いもありました。今回も素敵だなと思っていただけるように演じ切り、心に残る作品をお見せしたい」と語る。見せ場のひとつが、映画のポスターにもなったレイチェルを暴漢から救う“お姫様抱っこ”のシーンだ。「やはりキメのカッコいい場面なので、あそこでふらつくわけにはいかない。全30回公演で3人の女性それぞれに対応できるよう、スクワットで鍛えています(笑)」。再演の舞台は年明けに開幕する。「カンパニー一同、初演からの約2年間で積み上げたものを活かし、よりよい作品をお届けしたいという思いがすごく強い。とにかくそれを観て感じてほしいなと思います」。公演は2022年1月21日(金)から31日(月)まで梅田芸術劇場メインホール、2月8日(火)から19日(土)まで東京国際フォーラムホールCにて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年12月07日マーク・ウォルバーグとケビン・ハートが新作映画で共演することになった。コメディ映画でタイトルは『Me Time』。妻と子供が出かけ、週末をひとりで過ごすことになった主人公(ハート)が昔の親友(ウォルバーグ)に久々に会おうと連絡するという物語らしい。監督、脚本はジョン・ハムバーグ。Netflixが製作、配信する。ウォルバーグの最近作は、現在北米公開中の『Joe Bell』。ハートの次回公開作は、来年1月北米公開予定のアクションコメディ『The Man from Toronto』。文=猿渡由紀
2021年08月18日サイコスリラー映画『すべてが変わった日』が、2021年8月6日(金)に全国公開される。ダイアン・レインとケビン・コスナーが共演。“狂気に満ちた”家族から、娘と孫を連れ戻す映画『すべてが変わった日』は、週末興行収入が全米初登場1位を記録した、西部劇の香りを纏うサイコスリラー。1960年代を舞台に、暴力的な男と再婚した義理の娘&孫を連れ戻すべく、常識が通用しない異様な一家に立ち向かう夫婦を描く。<映画『すべてが変わった日』ストーリー>1963年、モンタナ州の牧場。元保安官のジョージ・ブラックリッジと妻のマーガレットは、落馬の事故で息子のジェームズを失う。3年後、未亡人として幼い息子のジミーを育てていた義理の娘のローナが、ドニー・ウィボーイと再婚。暴力的なドニーがローナとジミーを連れてノースダコタ州の実家に引っ越したと知ったマーガレットは、義理の娘と孫を取り戻すことを決意する。しかしジョージとマーガレットを待ち受けていたのは、暴力と支配欲ですべてを仕切る異様な女家長、ブランチ・ウィボーイだった……。ダイアン・レイン&ケビン・コスナー共演出演はダイアン・レインとケビン・コスナー。これまでも共演経験のある、ハリウッドを代表する円熟味溢れるスターがタッグを組む。脇を固めるキャストも実力派揃い。『ファントム・スレッド』で数々の映画賞にノミネート・受賞を果たしたレスリー・マンヴィルや、『プライベート・ライフ』のケイリー・カーター、ジェフリー・ドノヴァン、ブーブー・スチュワートらが参加している。ジョージ・ブラックリッジ(ケビン・コスナー)元保安官。落馬の事故で息子のジェームズを失う。未亡人として孫のジミーを育てる義理の娘・ローナを気にかけている。マーガレット(ダイアン・レイン)ジョージの妻。ローナ(ケイリー・カーター)夫のジェームズに先立たれた未亡人。ドニー・ウィボーイと再婚するが、暴力を振るわれる。ドニー・ウィボーイ(ウィル・ブリテン)ローナと再婚した暴力的な男。ローナと息子のジミーを連れてノースダコタ州の実家に引っ越す。ブランチ・ウィボーイ(レスリー・マンヴィル)ドニー・ウィボーイの母親。暴力と支配欲ですべてを仕切る異様な女家長。【詳細】映画『すべてが変わった日』公開日:2021年8月6日(金)TOHO シネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかにて全国ロードショー出演:ダイアン・レイン、ケビン・コスナー、ケイリー・カーター、レスリー・マンヴィル、ウィル・ブリテン、ジェフリー・ドノヴァン、ブーブー・スチュワート監督・脚本:トーマス・ベズーチャ原作:ラリー・ワトソン配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年07月12日ダイアン・レインとケビン・コスナーが共演する、週末興行収入全米初登場1位を記録したサイコスリラー映画『すべてが変わった日』より、本予告映像と場面写真が到着した。本作は、暴力的な男と再婚した義理の娘と孫を連れ戻すべく、常識が通用しない異様な一家に立ち向かっていく夫婦を描く、1960年代が舞台の西部劇の香りを纏わせたサイコスリラー。今回到着した予告映像では、義理の娘が再婚相手に暴力を振るわれているところを目撃するシーンから始まり、孫と娘を取り戻すために再婚相手の実家に足を踏み入れたものの、一触即発の雰囲気が醸し出されている…。さらに、娘が「きっと殺される」と打ち明ける場面や、ラストは斧を振り下ろす男の背後に聞えるダイアン演じる妻の叫び声で終了するという、夫婦に襲い掛かる恐怖が、先日公開された映像よりも鮮明に映し出されている。『すべてが変わった日』は8月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:すべてが変わった日 2021年8月6日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2020 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2021年07月11日全米興行収入ランキングで初登場第1位を記録した、ダイアン・レインとケビン・コスナーが出演する映画『すべてが変わった日』(原題:LET HIM GO)が、8月6日(金)より日本公開されることが決定した。1963年、モンタナ州の牧場。元保安官のジョージ・ブラックリッジと妻のマーガレットは、落馬の事故で息子のジェームズを失う。3年後、未亡人として幼い息子のジミーを育てていた義理の娘ローナが、ドニー・ウィボーイと再婚。暴力的なドニーがローナとジミーを連れてノースダコタ州の実家に引っ越したと知ったマーガレットは、義理の娘と孫を取り戻すことを決意。しかし、ジョージとマーガレットを待ち受けていたのは、暴力と支配欲で全てを仕切る異様な女家長、ブランシュ・ウィボーイだった…。これまでも共演経験のあるダイアンとケビン。ハリウッドを代表する2人が共演した本作は、1960年代を舞台に、西部劇の香りを纏わせたサイコスリラー。到着した日本版ティザービジュアルでは、2人の姿と共に、燃え盛る家屋から逃げてきたと思われる人物が写し出され、不穏な雰囲気漂う1枚となっている。そして2人のほかにも、『ファントム・スレッド』で数々の映画賞にノミネート・受賞を果たしたレスリー・マンヴィル、『プライベート・ライフ』のケイリー・カーター、『ボーダーライン』シリーズや「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」のジェフリー・ドノヴァン、『ディセンダン』のジェイ役で注目を集めたブーブー・スチュワートが出演している。『すべてが変わった日』は8月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2021年06月10日「#MeToo」失業していたケビン・スペイシーが映画に復帰することになった。イタリア映画で、タイトルは『The Man Who Drew God』。監督はフランコ・ネロ。ネロの妻ヴァネッサ・レッドグレーヴも出演するらしい。「#MeToo」運動が勃発した2017年秋以来、ほかのセクハラ加害者同様、スペイシーは業界から完全に干されてきた。撮影終了していたその冬公開の『ゲティ家の身代金』は、彼のシーンをすべてクリストファー・プラマーで撮り直し。またNetflixの『ハウス・オブ・カード野望の階段』からも、主人公であるにもかかわらず、彼のキャラクターは消された。今回の彼の起用も論議を呼びそうだ。文=猿渡由紀
2021年05月24日狂乱の1920年代アメリカでその悪名を轟かせた“アル・カポネ”は、これまで数多くのマフィア映画やギャング映画でモデルとされ、史上最も有名なギャングスターとなった。そんな彼のこれまでほとんど描かれてこなかった、最晩年の姿を描いた新作『カポネ』がまもなく日本で公開される。今回は、その新作と併せて観るとより楽しめる、カポネの現役時代を描いた名作ギャング映画2作品を紹介。政治家、警察、マスコミを手なずけ、“暗黒街の顔役”にのし上がっていったカポネの暴れっぷりを知ると、新作で描かれた晩年のカポネの姿がより鮮明に目に映るはず。アル・パチーノ熱演『スカーフェイス』1984年公開アル・カポネをモデルにしたハワード・ホークス監督によるギャング映画の古典『暗黒街の顔役』(1932)をリメイク。ブライアン・デ・パルマが監督を務め、アル・パチーノ主演で主人公をキューバからの移民という設定に変更し、オリバー・ストーンが脚色した。キューバから難民ボートでアメリカ・マイアミに到着した前科者のチンピラ、トニー(アル・パチーノ)が、コネも学歴もなく一文なしの状況から、暗黒街の顔役として組織の頂点へと上りつめる姿を描く。収容された難民キャンプで元幹部の殺害を成功させたことをきっかけに、弟分マニー(スティーヴン・バウアー)と共に組織への仲間入りを果たしたトニーは、大口の麻薬取引を成功させ、ついにはボスを殺害し組織のトップに君臨する。想いを寄せていたボスの愛人エルビラ(ミシェル・ファイファー)と結婚し、金と権力全てを手に入れたはずのトニーだったが、その栄光は長くは続かなかった…。『暗黒街の顔役』を観たパチーノが、自分もトニー役を演じたいと熱望したことがきっかけで企画が始動した本作。アカデミー賞にノミネートされたパチーノの気迫あふれる演技にも注目。デ・ニーロがカポネに『アンタッチャブル』1987年公開『スカーフェイス』と同じくブライアン・デ・パルマ監督がメガホンをとり、シカゴの暗黒街の帝王アル・カポネを捕まえようと奮闘する調査官エリオット(ケビン・コスナー)の視点から描かれたアクションドラマ。禁酒法下のシカゴで密造酒を販売し荒稼ぎするアル・カポネを捕まえようと、エリオットは捜査を進めるが、警察と癒着しているカポネのしっぽをなかなか掴めずにいた。そんなエリオットのもとに、ベテラン警官のマローン(ショーン・コネリー)、優秀な若手警官ストーン(アンディ・ガルシア)、会計士のウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)が集まり特別部隊を結成。ついに密造酒の取引現場を取り押さえカポネを追いつめるが、思わぬ反撃が待ち受ける…。カポネを演じたロバート・デ・ニーロは、カポネ本人に似せるため生え際の髪の毛を抜いて挑んだという気の入れよう。登場シーンは少ないながらも常に存在感を漂わせ、絶大な権力を手にしたカポネの凄みを感じさせるデ・ニーロの狂気の演技も見どころ。トム・ハーディが演じる最晩年『カポネ』2月26日公開これまで数々の映画で最盛期の姿を描かれてきたアル・カポネの、病魔に蝕まれ悪夢に取りつかれた最晩年の姿を描いた伝記映画。1940年代半ば、長い服役生活を終えたアル・カポネ(トム・ハーディ)は、フロリダ州の大邸宅で家族や友人たちに囲まれ、静かな隠居生活を送っていた。かつて“暗黒街の顔役”と恐れられたカリスマ性はすでに失われ、梅毒の影響による認知症を患っている。一方、そんなカポネをいまも危険視するFBIのクロフォード捜査官(ジャック・ロウデン)は、彼が仮病を使っていると疑い、隠し財産1000万ドルのありかを探るために執拗な監視活動を行っていた。やがて病状が悪化したカポネは現実と悪夢のはざまで奇行を繰り返し、FBIや担当医を困惑させる。ハーディがただならぬ凄みをみなぎらせ、全身全霊で演じた、誰も観たことのないカポネの姿に注目。『カポネ』は2月26日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カポネ 2020年2月26日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2020 FONZO, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年02月11日偉大なスターたちの訃報に、日本中に衝撃が走った2020年。思い出されるのは、決して色あせない数々の功績と、人々に元気を与えてくれた笑顔。そんな故人と親交が深かった方々から届いた、愛あふれるメッセージを紹介。題して、「盟友がスターへ贈る、最後のラブレター」ーー在りし日の姿に、心からの哀悼の意を表して。■岡江久美子さん(享年63・女優・4月23日没)へ。真矢ミキ(56・俳優)その日、岡江さんの笑顔が一番輝いた。10年以上前、岡江さんと手塚理美さん、そして、理美さんの息子さんと私は食事を済ませ、カラオケ屋さんに行こうと移動手段を考えていた。「タクシーも来ないし、どうする!?」チャキチャキの江戸っ子を絵に描いたような岡江さんは言った。そんなとき、カ、カンカンカンと素朴な東急大井町線の踏み切りが私たちの前で閉まりホームに電車が入っていくのが見えた。プシューと音を立て電車の扉は開く。“さすがに反対側の踏み切り待ちだし、次なる電車……”と思っていた矢先、「みんな!PASMOとか出して!イケる、行くよ!」と言い放つと、猛ダッシュで岡江さんはホームに向かっていった。“学生時代の放課後ですか!?”ってくらいのダッシュで岡江さんの後に続く勇ましい女優陣。ピィィ〜とホームに鳴り響く警告音と共にドアは閉まり、気づけば無事、私たちは乗車していた。岡江さんのあの日の笑顔ほど忘れられないものはない。「良いね〜、全員あそこでパッとパス出して乗れるって!格好いい女優たちだね〜」とご満悦の岡江さんだった。“自分の友に間違いはなかった”と言わんばかりに。以前ケビン・コスナーをセントラルパークで見かけた人が、“Are you Kevin Costner?”と声をかけたら“Sometimes!”と言われたと聞いたが、岡江久美子さんも然り。普通の人として存在することを誇る、視点の格好いい女優だった。本格的な冬を迎え、そろそろ貴方のあんな笑顔に会いたい。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月29日スティーブ・マーティンとジョン・キャンディ主演でヒットしたコメディ映画『大災難P.T.A.』がリメイクされることになった。今度の主演はウィル・スミスとケビン・ハート。ふたりはプロデューサーも兼任する。現代にアップデートされた脚本は、女性ライターのエイシャ・カーが手がける。製作配給はパラマウント。監督は決まっていない。スミスの最近作は『バッドボーイズ フォー・ライフ』。ハートの最近作は『ジュマンジ/ネクスト・レベル』。文=猿渡由紀
2020年08月19日今年90歳を迎えるクリント・イーストウッド監督の、実に第40作となる最新作『リチャード・ジュエル』は、1996年のアトランタ爆破事件を描く実話サスペンス。『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』など実在人物をめぐる“真実”を描き続けてきた巨匠が、「この物語は、今、我々の周りで起きていることとすごく似ている」と語るのは、同事件の第一発見者として数多くの人々を救ったはずのリチャード・ジュエルの物語。警備員として献身的な働きが讃えられ一躍ヒーローとなるが、数日後にはFBIの捜査情報が漏洩し、地元メディアが「リチャードを捜査中」と実名報道したことで状況は一転。爆弾犯扱いされたリチャードは、名誉もプライバシーも奪われてしまう。今回、その主人公リチャードを演じたポール・ウォルター・ハウザーの特別インタビューが届いた。イーストウッドからの特別なオファーを受け初主演本作の映画化に向けて、イーストウッド監督は「リチャード役にはポール・ウォルター・ハウザー以外考えていなかった」という。実話を基にしたマーゴット・ロビー主演の傑作『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』を観ていたイーストウッドは、迷うことなくキーパーソンを演じていたハウザーに出演オファーを送った。「映画の撮影でタイに滞在していたとき、クリント・イーストウッド監督が次の映画の主役のひとりに僕を考えているという電話をもらった。信じられなかった」とハウザーは言う。「キャスティングのジェフ・ミクラットと製作のティム・ムーアから『ほかの仕事は保留しておいてほしい。どうしても君に出演してほしい』と依頼された」と、そのオファーに驚いたそう。「3週間後タイから帰国した後、ワーナー・ブラザースの撮影所でクリント・イーストウッド監督に初めて会った。僕を見た監督は、少しニヤリと笑った。まるで僕に会った瞬間、彼の予想が完璧だったと証明されたかのように」と、初対面は「監督から自分がリチャード・ジュエルと思ってもらえたことは、僕にとっても安心する出来事」となった。そのミーティングの後で脚本を渡された。「もともと僕は、脚本を書いたビリー・レイの大ファンなんだ。僕が大好きな映画、ピーター・サースガード(&ヘイデン・クリステンセン)の『ニュースの天才』を書いている。だから彼が書いたセリフを演じられることは光栄だった。この脚本の強みは、重い物語のなかに可愛らしい瞬間や面白いシーンが描かれていることだ」とユーモアも交えた人物描写に惹かれ、「さらに映画のなかでは現実とは違い、リチャードが英雄として描かれているところが気に入った」とも言う。リチャードを等身大の人間として体現するやがてハウザーは役作りを進めた。「監督は、リチャードの声質や喋り方、また動き方や仕草をマスターするために、たくさんの映像を観てほしいと言った。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』での僕の演技を観て、現実の男を演じられると思ってくれていたようだ。でも僕は有名なスポーツ選手や政治家などセレブリティを演じたわけではなく、すべてを完璧に真似する必要はなかった」と明かす。「僕なりの演技であっていいと思ったし、重要なのは脚本に敬意を払って演じることだった。でもたくさんの映像を観て学び、体重も増やしたよ」と、彼なりにアプローチを進めていったという。最も意識したことが、等身大の人間としてのリチャードを体現することだった。「僕が避けたかったのは、リチャードをアメリカ南部の典型的な田舎者として描くことだった。彼をただひとりの人間として演じたいと思っていた。南部なまりがあるのは、たまたま生まれた場所で身につけた副産物のようなものだ」。そして、リチャードの潔白を信じる弁護士ワトソン役のサム・ロックウェルを始め、「この映画に関わった人は全員、登場人物をリアルで地に足が着いた人間として描くことを目指していた」と、キャストもスタッフも等身大のリアリティを追求したとふり返る。実母ボビ、弁護士ワトソン氏との面会で得たものさらに、リチャードを演じる上でハウザーにとって欠かせないミーティングもあった。「リチャード・ジュエルを知る人、母ボビ・ジュエルと弁護士のワトソン・ブライアント氏に会った。僕らは数時間に及ぶ長いミーティングをして、リチャードについていろいろと教えてもらった」と、親密な会話を通して役作りを進めた。最も重要だったことが「この物語について彼ら自身がどう感じたかを尋ねること」だった。「何が真実なのか、何がねじ曲げられたのか」ハウザーは当事者の言葉に耳を傾けて空白を埋めていった。「僕らがわからなかったところを彼らに埋めてもらうことができた。しかもイーストウッド監督が僕のキャスティングに自信を持っているからこそ、ふたりは僕を信頼すると言ってくれた」といい、そうして現場に臨む準備が整っていった。サム・ロックウェルと初めて会った夜、ふたりで『レインマン』を観た!「サム・ロックウェルは僕にとって演技の英雄だ。共演は興味深い経験だった」というハウザーは、彼に対してさらにリスペクトを深めたようだ。「サム自身がロバート・デュバルやジーン・ハックマンに対して感じるものを、僕は彼に感じている」と敬意を込める。「彼に会えてとても嬉しかったし、僕が憧れとともに感じていた壁を壊してくれた。ただひとり人間や仲間として話すことができた」と、共に俳優として現場に臨む準備を進めていった。「サムに初めて会った夜、チョコレートとウイスキーを楽しみながら、彼のソファでダスティン・ホフマンとトム・クルーズの『レインマン』を観た。僕の人生のなかで最も不思議で最高の瞬間のひとつ」だったと告白する。「でもその瞬間がすばらしかったのは僕らが打ち解けるチャンスになったからだと思う」とハウザー。互いに異なるふたりの旅路を描く『レインマン』から、2人の関係性を確認していったという。「リチャードとワトソンのようにお互いの理解を深めていく。脚本の演技を考えていないときにただ一緒に過ごす瞬間が大きな影響を与え、スクリーン上の相性の良さを作り上げていってくれた」と、撮影前にサムと過ごした3日間は特別な時間となった様子だ。「人に対して温かい」俳優に最大の敬意を表するイーストウッドの演出ハウザーにとって、クリント・イーストウッドは雲の上の存在だ。ひとりの映画ファンとして、「僕が初めて観たクリント・イーストウッド映画は、ケビン・コスナーとともに主演を務めた『パーフェクト ワールド』だったと思う」とふり返る。成長した彼のお気に入りは、「アンジェリーナ・ジョリー主演の『チェンジリング』だ。ドラマ映画のお気に入りの一作だ。『ミスティック・リバー』や『ミリオンダラー・ベイビー』も忘れられないすばらしい映画だ。いろんな映画を観てきたけど、クリント・イーストウッド監督の映画は常にどこかで観てきている」という。そんな巨匠の現場に入ったハウザーは、監督の人柄について「監督はやさしく、自信があり、人に対しては温かい人だ」と、俳優たちを包み込むかのような人柄に魅了されたという。「だから彼を恐れる気持ちがあるなら、それは彼が映画製作のビッグネームで、物語を綴るマスターだからだ。彼はカウボーイにも見えるし、恋人にも見える。またファイターでもあり、映画を象徴する存在だ。そういう意味では圧倒されたよ」と、撮影現場のイーストウッドと、映画人なら誰もが敬愛する偉大なる存在であるイーストウッド、ふたつの顔を間近に体験することになった。「この映画における僕らの監督と俳優としての関係は、とてもオープンで率直なものだった。何か気に入らないことがあれば正直に伝えられたし、もう一度テイクをやらせてほしいとも言えた。監督も決して僕の意見をさえぎることはなく、僕が必要だと言うテイクを撮らせてくれた」と、俳優として最高のパフォーマンスを引き出されたと実感している。イーストウッド監督も「私が君を選んだのは、君を信頼していて、自分なりの選択をしてほしいからだ。自分を信じて、君なりの考えでこの役を演じてほしい」とハウザーに演技を委ねた。リチャード・ジュエルの1枚の写真に心を震わせた撮影が終わり、「リチャードが泣いている写真を見た」ハウザーは大きく心を動かされたという。「大人の男性が泣いている様子に感情を揺さぶられた。彼はただ泣いているだけではなかった」。「意志が強く、強い男であるイメージを保つことを大切にしている男が、公共の場で泣き崩れている」姿を目の当たりにして、「この事件が彼をどれほど傷つけたのかということに気がついた。彼は壊れてしまった。悪夢のような状況下で、彼ほどに壊れた男性をどう扱えばいいのか、またこのおぞましいほどの窮地から彼を救うためには何が必要なのか」を深く考えさせられたのだ。イーストウッド監督が24年前に起こった事件を描く本作で主役に抜擢されたハウザーは、SNSが定着し、情報の真偽が確認されぬままに世界に伝播していくいまだからこそ、この映画が重要だと指摘する。「この映画から感じ取ることができることがひとつあるなら、それは見た目で物事を判断してはいけないということだ。誰かに対して、勝手に予想を立てて壁を作り、決めてかかってはいけないということだ。その人についての事実を知るべきだし、誰と対するときも適正で万全の注意を払ってその人を知っていく必要がある」と、いまを生きる我々自身が情報に対して意識的に生きる必要があると力を込める。「さらに正義が明らかになるのはときに自分が思うよりも時間がかかると理解することも必要だ。この映画が描くリチャード・ジュエルの物語で、人々は正義になんか興味がなかった。彼らが気にしていたのは、謎を解明して事件を終わらせることだけだった」と締めくくる。ハウザーが体現したリチャード・ジュエルの姿は、いまを生きる全ての人に響くに違いない。『リチャード・ジュエル』は1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リチャード・ジュエル 2020年1月17日より全国にて公開© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年01月11日ホイットニー・ヒューストンとケビン・コスナー主演の大ヒット映画を舞台化したミュージカル『ボディガード』来日公演が東京・東急シアターオーブにて初日を迎えた。公演を前に主要キャストと来春開幕の『ボディガード』日本版キャストらが劇場のレッドカーペットに登場。華やかなドレス姿で来場客を沸かせた。【チケット情報はこちら】まず来日版の主役3名、レイチェル役(Wキャスト)のアレクサンドラ・バークとジェンリー・シャロー、フランク(ボディガード)役ブノワ・マレシャルに加え、オフィシャルサポーターのLiLiCoがボディガードに守られながら登場。レイチェル役のふたりは「お客様が一緒に立ち上がって楽しんでくださるのを楽しみにしています」(アレクサンドラ)、「ホイットニーというレジェンドの音楽を披露できることに感謝しています」(ジェンリー)と喜びを抑えきれない様子。ブノワは「1年ほど一緒にやってきたカンパニーなので、最高のものをお見せしたい」とダンディーな笑顔を見せ、「ハジメマシテ」と覚えたての日本語を披露。LiLiCoは「映画はみなさんよくご存知だと思いますが、あのシーンをこう見せるんだ、というのが一番の驚き。そしてホイットニーの歌を誰が歌えるのか?と思ったけれど、この素晴らしいキャストは映画を超えてます!」と興奮気味に絶賛。続いて来年3月に開幕する日本版キャストの柚希礼音、新妻聖子(Wキャスト)、大谷亮平の3名が登場すると、歓声があがった。英国での公演を観たという柚希は「私がボディガード役だと思う方もいたんじゃないかと思いますが(笑)、守られる役をしっかりと演じたい。歌が多いので、稽古して自分なりのレイチェルに挑む」と意気込みを語った。新妻は「日本版は歌詞も日本語になるので、ポップスシーンの歌がより演劇的になるのでは?」と推測。フランク役の大谷は今回が初舞台。「おふたりを役としてしっかり守れるように、舞台期間中は気持ちだけでも守っていけたら」と抱負を述べた。その後、初日が開幕。人気絶頂の歌手レイチェルのきらびやかなコンサートから始まり、ストーカーへの恐怖、フランクとのラブストーリーがスピーディーに展開するが、妹の影にいる姉ニッキーの葛藤、息子への思いも丁寧に描かれ、映画とは違った印象を残す。大ヒット曲『I Will Always Love You』はもちろん、ホイットニーの名曲が数多く使われ、カーテンコールは『I Wanna Dance with Somebody』で客席も総スタンディング。大迫力のパフォーマンスと芝居を楽しめるので、ミュージカルになじみがない人にこそおすすめしたい。公演は、10月6日(日)まで東急シアターオーブ・東京にて。10月11日(金)~20日(日)まで梅田芸術劇場メインホール・大阪にて上演。日本キャスト版は、大阪公演は2020年3月19日(木)~29日(日)、東京公演は4月3日(金)~19日(日)。取材・文:郡司真紀
2019年09月18日ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演により、世界的大ヒットを記録した映画『ボディガード』。そのミュージカル版がついに来日、英国版がこの9月に、そして日本キャスト版が2020年春に上演される。そこで日本キャスト版に出演する大谷亮平に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『逃げるは恥だが役に立つ』でブレークし、現在放送中の『ノーサイド・ゲーム』も好評な大谷。そんな大谷にとって本作は、初の舞台出演となる。「映像の仕事をメインにさせていただいてきたので、自分が舞台に出るということは、正直あまりイメージが出来ませんでした。というのも舞台は生なのでミスが許されませんし、覚悟を持って臨まなければいけないなと。今回のお話をいただいた時も、まずは挑戦だという気持ちが強くて。ただ同時に、みんなで時間をかけてつくっていく楽しさ、やりがいもすごく感じていますし、いい作品、いいご縁をいただいた喜びもとても大きいです」人気歌手レイチェル・マロンの身辺警護を依頼された、元シークレット・サービスのフランク・ファーマー。楽観的なレイチェルは当初フランクを邪険に扱うが、彼のボディガードとしての仕事ぶりを目の当たりにし、徐々に信頼し始める。そしていつしかふたりの間に恋心が芽生えるが…。極上のサスペンスとラブロマンスが融合した名作。大谷は作品としての魅力をどんな点に感じているのか。「常に追われている感はありますよね。その緊張感、スリルがある中での禁断の恋というか。ふたりの距離がだんだん縮まっていく、あの瞬間が僕は結構好きで。いいのか?いいのか!?みたいな(笑)。とても興味深い関係性なので、自分がそれを演じられるのはとても楽しみです」そのフランクを大谷が、レイチェルを柚希礼音と新妻聖子がWキャストで演じる。「フランクはとにかく無骨な男ですよね。自分の仕事をひたすら全うする。それ以外のことは排除してきたような生き方というか。まぁ男の僕から見てもカッコいいですし、共感も出来る。ただそれを超えていくのが、ちょっと言うのも恥ずかしいですが、“愛”だったりするわけで。駄目だと思っていても、どうしても自制心がきかなくなってしまう。そういう役を演じるってこともまた挑戦ですし、それが舞台というのがやはり一番の挑戦。やる前とやった後では全然違う、大きな財産になるだろうなと。新しい世界を見るような感覚なので、自分がその時にどうなっているのか、それもまた楽しみですね」公演は2020年3月19日(木)~29日(日)まで、梅田芸術劇場メインホール・大阪にて、4月3日(金)~4月19日(日)まで東急シアターオーブ・東京にて上演。ひと足早く、ぴあ貸切公演のいち早先行を、9月14日(土)11:00~受付開始!取材・文:野上瑠美子
2019年09月13日ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演し、ヒューストンが歌う主題歌『I Will Always Love You』とともに世界中で大ヒットを記録した映画『ボディガード』(1992)。アカデミー賞にもノミネートされたこの映画を原作に、2012年にロンドンのウエストエンドで舞台化されて以降、世界各地で上演されてきたミュージカル『ボディガード』が、いよいよ日本にやってくる。人気映画がミュージカル化される際には音楽が刷新されることも多いなか、映画の楽曲がふんだんに使われた、原作ファンの心をくすぐること間違いなしの作品だ。人気絶頂の歌手レイチェル・マロン役は、ウエストエンド公演でも同役を務めたアレクサンドラ・バークと、シルク・ドゥ・ソレイユにも出演経験を持つジェンリー・シャローのWキャスト。ツアー公演にもかかわらずWキャストが組まれていることがすでに、この役のハードさ=パフォーマンス性の高さを物語っているようで期待が高まる。そして、レイチェルのボディガードでありながらやがて禁断の恋に落ちるフランク・ファーマー役は、フランス公演からの参加となるブノワ・マレシャル。ほか、昨年末から英国とアイルランドを回っているツアーキャストが舞台を彩る。本日9月13日に東京・東急シアターオーブで開幕する来日版に続き、来春には日本人キャスト版もお目見え。柚希礼音と新妻聖子がWキャストでレイチェル役を、舞台初挑戦となる大谷亮平がフランク役を務める。脚本はどちらもアレクサンダー・ディネラリス(映画『バードマン』)だが、演出は来日版がテア・シャロック(ダニエル・ラドクリフ主演『エクウス』)で、日本人キャスト版はジョシュア・ベルガッセ(宝塚歌劇団『WEST SIDE STORY』)。異なるスタッフ・キャストが描き出す、2種類の『ボディガード』を楽しみたい。文:町田麻子
2019年09月13日ケビン・コスナー主演で大ヒットした『フィールド・オブ・ドリームス』の試合会場で、メジャーリーグのレギュラーシーズン試合が開催されることになった。日程は2020年8月13日で、場所はアイダホ州ダイヤーズヴィルだ。対決するのはシカゴ・ホワイトソックスとニューヨーク・ヤンキースで、ホワイトソックスのホームゲームという扱い。この試合に向け、来月にも、8,000席を作る工事が始まるという。『フィールド・オブ・ドリームス』は1989年にアメリカで、1990年に日本で公開された。農夫がトウモロコシ畑に球場を作るファンタジー映画で、世界中の人々に感動を与えている。オスカーにも3部門でノミネートされた。文=猿渡由紀
2019年08月09日キアヌ・リーブス主演のノンストップSFアクション『レプリカズ』。この度、キアヌ演じる倫理に反した暴走が加速していく科学者ウィリアムの妻を演じたアリス・イブに、驚異の身体能力があることが分かった。主人公の天才科学者ウィリアム(キアヌ)の妻モナ・フォスターを演じるのは、ケビン・コスナー主演『クリミナル 2人の記憶を持つ男』や『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『セックス・アンド・ザ・シティ2』『メン・イン・ブラック3』などに出演してきたアリス・イブ。彼女が演じるモナは、失敗続きの倫理に反した研究をやめるよう夫に迫るが、聞く耳を持たない彼に苛立ちを覚え始める。そんな中、不慮の事故で突如命を落としてしまうが、目が覚めると、そこには傷ひとつない状態の自分がいた。皮肉にも、やめさせたかった夫の研究でクローンとして生き返ったのだ。そうとは知らず、記憶や身体に違和感を覚え始めたモナは夫を問い正し、クリスマスの夜、予期せぬトラブルに巻き込まれていく――。この度到着した場面写真4点では、ベッドに横たわるモナの姿や、息子を温かな目で見つめる母としての姿が。キアヌと共に『ジョン・ウィック』の製作にも携わったスティーブン・ハメルは「アリスの持つ雰囲気はこのジャンルの世界観とよくマッチしている。この映画にとって、非常に重要な温かさと人間性をもたらしている」と絶賛。ウィリアムの妻、そして子どもたちの母を演じるアリスの表情にも注目だ。また、メガホンをとったジェフリー・ナックマノフ監督は「彼女は長い時間息を止めていることができるし、クローン生成ポッドに入るのもスポーツ選手みたいにうまい」と彼女の身体能力の高さに驚きを見せる。一体アリスは、“レプリカ”としてどのように生きるのか? クローンポッドから“生まれる”彼女も必見!スタッフも大絶賛を贈るアリスの待機作には、マーゴット・ロビー、シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマンらとの共演で米FOXニューストップのセクハラスキャンダルを描く『Untitled Roger Ailes Project』(原題)などがあり、今後の彼女の活躍にも目が離せない。『レプリカズ』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レプリカズ 2019年5月17日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 RIVERSTONE PICTURES (REPLICAS) LIMITED. All Rights Reserved.
2019年03月14日全米で『ラ・ラ・ランド』を超える特大ヒットを記録し、日本でも働く女性たちを中心に圧倒的支持を得て話題となった映画『ドリーム』。このほど、本日2月2日(金)のブルーレイ&DVDリリースに合わせ、映画やドラマで大活躍中の本作主演タラジ・P・ヘンソンのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。本作は2017年度・第89回アカデミー賞で作品賞をはじめ3部門にノミネートを果たした、NASAの歴史的偉業を支えた女性たちの奮闘を描いた痛快作。実在のヒロインたちを描いた感動のストーリーは全米興収チャートで驚異の11週連続トップテン入り。オスカー女優オクタヴィア・スペンサーや、昨年度『ムーンライト』でオスカーに輝いたマハーシャラ・アリ、同じく『ムーンライト』に出演していたシンガーのジャネール・モネイなど旬な俳優たちに、名優ケビン・コスナーほか実力派俳優たちの豪華競演が実現している。そして、『ベンジャミン・バトン数奇な人生』でオスカーにノミネートされ、「Empire/エンパイア 成功の代償」「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット」などの海外ドラマでも知られるタラジは、本作の主人公で天才数学者のキャサリンを演じている。キャサリンは様々な差別を受けながらも、その圧倒的な数学力を発揮し、NASAを支えるかけがえのない一員になっていく。今回の映像でタラジは「選ばれて光栄だった。この役は絶対に演じなきゃと思ったの」と語っており、本作に並々ならぬ心意気で臨んだことを明かしている。また、本作で音楽に携わったファレル・ウィリアムスは「タラジは魔法のように感情表現するんだ。たった2秒で別世界へ飛んでいく」とその演技を賞賛。さらにタラジは「喜んでたけど、だんだん怖くなった。私は数学や科学には疎い。だから数式を見るたび汗をかいたわ」と明かし、「跳ばなきゃならないハードルだった。数字や方程式を何とか覚えたわ」と茶目っ気たっぷりに笑い、この役柄ならではの悩みがあったことも吐露。そんなタラジの演技をぜひ確かめてみてほしい。『ドリーム』は先行デジタル配信中、ブルーレイ&DVD発売中・レンタル中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2018年02月03日©YUMIMOROTOこんにちは、諸戸佑美です。あっという間の毎日ですが、今年も残すところ3ヶ月となりましたね。『DRESS』シネマの時間第16回は、夢や希望を与えてくれて元気になれる映画『ドリーム』をご紹介させていただきます!1962年に米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレン(グレン・パウエル)の功績を影で支えた、NASAの3人の黒人女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ボーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)の知られざる物語を描いたヒューマンドラマ。人種差別が激しい時代背景の中、幾多もの困難を乗り越え、NASA宇宙開発の発展に貢献した黒人女性数学者たちのチャーミングでカッコいい姿に、私も心打たれ勇気づけられました。すべての働く人々に贈る、勇気と感動の実話!彼女たちの明るく前向きな生き方は、明日も仕事をがんばろうという気持ちにさせてくれるでしょう。ぜひ映画館でお楽しみください。■映画『ドリーム』あらすじと見どころ――働くすべての人々へ贈る!宇宙開発史上の偉業を支え、新しい時代を切り開いた黒人女性たち東西冷戦下のアメリカとソ連が熾烈な宇宙開発競争を繰り広げ、人種差別がまだ色濃く残っていた1960年代初頭。ヴァージニア州ハンプトンのNASAラングレー研究所では、キャサリン・ジョンソン、メアリー・ジャクソン、ドロシー・ヴォーンといった優秀な黒人女性たちが計算手として西計算グループで働いていました。リーダー格のドロシーは管理職への昇進を希望しますが、上司ミッチェルに「黒人グループには管理職を置かない」と理不尽に却下され、出世のチャンスすらありません。メアリーは技術部への転属が決まりエンジニアを志しますが、トレーニングプログラムに参加するためには白人専用の大学に行く必要があると無理難題な条件を突き付けられます。天才的な数学者のキャサリンは黒人女性として初のハリソン(ケビン・コスナー)率いる宇宙特別研究本部に抜擢されますが、白人男性ばかりの職場の雰囲気は厳しく、女性である上に黒人という二重の差別を受け苦労することとなります。それでも3人は、国家の威信をかけたマーキュリー計画に貢献しようと奮闘します。理不尽で悔しい思いをさせられる場面に何度も遭遇しますが、とにかく明るく前向きです。卑屈になることなく冷静に苦難を乗り越える方法を考え、家族やまわりの協力を得て、自分の夢を実現していくのです。1961年4月12日、ソ連はユーリ・ガガーリンを乗せたボストーク1号で史上初の有人宇宙飛行を成功させます。ソ連に先を越されたNASAへの猛烈なプレッシャーのなか、キャサリンはロケットの打ち上げに欠かせない複雑な計算や解析に取り組み、その実力をついにハリソンに認められ、宇宙特別研究本部で中心的な役割を任されます。一方、ドロシーは、新たに導入されたIBMのコンピュータを使ったデータ処理の担当リーダーに指名され、メアリーは裁判所への請願が実り、なんと白人専用だった学校で技術者養成プログラムを受けるチャンスに恵まれるのです。また、夫に先立たれ3人の子どもをひとりで育てていたキャサリンは、教会で出会ったジム・ジョンソン中佐のプロポーズを受けることにします。仕事と家庭を両立させながら夢を追い求めることを諦めなかった3人は、NASAの歴史的な偉業に携わり、自らの手で新たな扉を開いていくのでした!そして1962年2月20日、宇宙飛行士ジョン・グレンがアメリカ初の地球周回軌道飛行に挑む日。打ち上げ直前に想定外のトラブルが発生し、NASAは非常事態に陥りますが、運命はいかに……!■豪華実力派俳優陣、スタッフ陣が集結!大ヒット上映中の映画『ドリーム』には、豪華実力派俳優人やスタッフ陣が集結!キャサリン役では、『ベンジャミン・バトン数奇な人生』のタラジ・P・ヘンソン。ドロシー役を『ヘルプ心がつなぐストーリー』のオクタビア・スペンサー。メアリー役を『ムーンライト』などにも出演している歌手のジャネール・モネイが演じ、その主演のトリオで見事全米俳優協会賞の最優秀アンサンブル賞に輝き、スペンサーがアカデミー賞助演女優賞にノミネートを果たしています。また、ハリウッドの大物スター、ケビン・コスナーや『ムーンライト』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリががっちりと脇を固め、魅力的です。監督には『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィがメガホンをとり、困難を乗り越えて自分の才能を発揮する女性たちを描いたお仕事ドラマとしても、人種差別や宇宙開発史を描いた社会派・歴史ドラマとしても見応えがある痛快エンターテイメントとして描き出し、幅広い観客層の熱い共感を呼び感動の声が続出!音楽界のスーパー・マルチアーティスト、ファレル・ウィリアムスが手がけたサウンドトラックも映像にマッチして素晴しく、主人公たちが着る1960年代の風俗を今に甦らせたカラフルなファッションもチャーミングで見逃せません!■映画『ドリーム』作品紹介2017年9月29日よりTOHOシネマズ新宿ほかにて大ヒット上映中!公式ホームページ原題:Hidden Figures監督:セオドア・メルフィ製作:ドナ・ジグリオッティ、ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、ファレル・ウィリアムス、セオドア・メルフィ製作総指揮:共同制作:原作:マーゴット・リー・シュッタリー脚本:アリソン・シュローダー、セオドア・メルフィー撮影:マンディ・ウォーカー編集:ピーター・ティッシュナー美術:ウィン・トーマス衣装:レネー・アーリック・カルファス音楽:ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムス、ベンジャミン・ウォルフィッシュ製作国:アメリカ製作年:2016年映倫区分:G配給:20世紀フォックス映画上映時間:127分■映画『ドリーム』キャストタラジ・P・ヘンソン=キャサリン・G・ジョンソンオクタビア・スペンサー=ドロシー・ボーンジャネール・モネイ=メアリー・ジャクソンケビン・コスナー=アル・ハリソンキルステイン・ダンスト=ビビアン・ミッチェルジム・パーンズ=ポール・スタフォードマハーシャラ・アリ=ジム・ジョンソンキンバリー・クイン=ルースグレン・パウエル=ジョン・グレンオルティス・ホッジ=レビ・ジャクソン
2017年10月24日秋の話題作の中で、映画ランキング初登場第7位の“ロケット”スタートを切った映画『ドリーム』。このほど、“理想の上司”“カッコよすぎる”と本作を観た観客の心をつかんでいるケビン・コスナーに、まさかの展開が繰り広げられる本編映像を入手!ケビンと主人公キャサリンを演じたタラジ・P・ヘンソンからコメントも到着した。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、TVシリーズ「パーソン・オブ・インタレスト」「Empire 成功の代償」などのタラジ・P・ヘンソンが主演を務める本作。届いた映像では、1960年代、アメリカが国の威信をかけて挑む一大プロジェクトである有人宇宙飛行(マーキュリー計画)ロケットの打ち上げが数週間後に近づく中、日々変わっていく情報をリアルタイムで受け取ることができず、まったく仕事がはかどらない主人公キャサリンが、ついに限界を迎え、重要な会議への出席を直談判する場面。当時のアメリカは有色人種差別や女性蔑視がまだまだ色濃く、コンピューターの未発達な時代に緻密で欠かせない計算を、“手計算”で一手に担っていたキャサリンでさえも重要な会議への参加は叶わなかった。いよいよ打ち上げに間に合わなくなりそうな焦りから、キャサリンは同僚のポール(ジム・パーソンズ)と言い争いになるが、通りかかったのは、“非効率的な仕事は許すまじ”という本部長ハリソン(ケビン・コスナー)。彼は、「私が適任者です」というキャサリンの主張を聞き入れ、「ここでルールを決めるのは誰だ?」と、ボスらしい男前発言で会議への出席を図ったことで事態は一変。ポールは本部長の言うことを渋い顔で聞き入れ、キャサリンは「本部長です、責任者らしい行動を!」と勢いあまってしまい、慌てて敬語を付け足すお茶目な表情が見られ、彼らのいびつな関係性と、黒人女性たちが置かれている環境の厳しさがうかがえるシーンとなっている。本部長ハリソンに扮したのは、“アメリカの良心を表現する男を演じれば、右に出る者はいない”、と言っても過言ではない名優ケビン・コスナー。彼が演じたハリソンはキャサリンの強い味方となり、あるシーンでは差別をも跳ね返す行動に出るが、ケビンは「本当に勇ましいヒーローはこの女性たちの方で、彼はただ、『もうたくさんだ』と言っているだけ」とコメント。「当の女性たちには壊せなくても、彼にはそれを壊す力があっただけなんだ」と語っている。また、共演したタラジについては「本当にすばらしい女優で、この映画にぴったりだった。監督も彼女を強く信じていたし、私にもその理由がよくわかるよ。最初から私たちはお互いを信頼していたし、彼女は労をいとわなかったね」と賛辞を送っている。一方のタラジも、ケビンとの共演について「私は、彼が役に繊細な部分をもたらしていて、とてもびっくりしたの。時には、そのシーンに集中するように自分に言い聞かせなければならなかったぐらい。彼の演技に圧倒されていたから」と、その存在感の大きさをふり返っている。キャサリンの悲痛な叫びを聞き入れたハリソンだが、この英断によって、無事に有人宇宙飛行は成功へとつながるのか?この後に待ち受ける爽快な感動を、スクリーンで目撃してみて。『ドリーム』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年10月09日こんばんは、古山エリーです。年齢を重ねるほど季節の変わり目を肌で感じやすくなり、最近は踵や爪の周りの乾燥&かさつきが気になりはじめ、面倒だなぁと思いつつも寝る前のお手入れにクリームをプラスしました。夏の疲れは秋に出るそうで、体調管理もしっかりしなくてはと思う今日この頃。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。少し前までは、ほとんどの日用品をネットで買っていましたが、最近はできるだけお店で買うようにしています。仕事柄、家に籠もることも多く出不精になっていること(この前は3日間、一歩も家から出なかった!もちろんスッピン&裸族に近い格好で…)、ネットショッピングはダラダラと無駄に時間を費やしてしまうことが理由のひとつです。特に初めて買うモノは実際に手に取って見られないので、失敗しないように、あっちもこっちも色んなサイトを見て、結局迷って買わない…なんてことも。ミネラルウォーターやトイレットペーパーなど、いつも買うものや重たいものは宅配してもらいますが、出掛けたほうが気分転換になるし、実は手っ取り早い気がしています。それに、お店の人から直接話を聞けるというのも買い物のいいところ。専門店やデパ地下でその道のプロの話を聞くのは、なかなかどうして楽しくって。なぜにいままで“会話”をしてこなかったんだろうと…。たとえば、コーヒー豆はいつも通販で買っていましたが、ストックがなくなったのに気づかず、コーヒー専門店へ。ちょっぴり値が張ってしまいますが、さすが専門店。豆の話とか、美味しい淹れ方とか、プロから聞く話は面白いし為になる。何より気分が違う!そんな日々のささやかな“百聞は一見にしかず”が楽しくて、時間のあるときは、できるだけお店の人=その道のプロと会話をするようにしています。ちなみに、そのコーヒー専門店の人がすこぶるイケメンでつい買いすぎちゃいましたが、プライベートでドキドキすることは減る一方の四十路にとって、お店での小さなドキドキも「潤ってラッキー!」なんです(いい加減、恋しろよ…)。というわけで、プロフェッショナルに繋げて紹介したい映画は『ドリーム』です。ざっくりなタイトルなので何の話?となりそうですが、1960年代のNASAの有人宇宙飛行計画“マーキュリー計画”で活躍した黒人の女性数学者たちの話、実話です。こんな凄い女性たちがいたなんて!とびっくりでした。60年代のアメリカは、まだ人種差別が色濃く残っている時代でしたが、そのなかでキャサリン・G・ジョンソン、ドロシー・ヴォーン、メアリー・ジャクソンの主人公3人は、知性と努力とガッツで数学者としての道を切り開いていきます。その姿がもうたまらなく格好良くって!3人を演じる女優たち──タラジ・P・ヘンソン、オクダヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイの演技も素晴らしくって!女性が共感するお仕事ムービーはこれまでにもたくさん観てきましたが、この『ドリーム』は「パーフェクト!」「サイコー!」と叫びたくなるほど(決して大袈裟じゃなくて)、仕事、家庭、友情、お洒落のどれにおいても「私も頑張ろう」と勇気をもらえる映画でした。個人的に大好きなお仕事ムービー『プラダを着た悪魔』『キューティ・ブロンド』『エリン・ブロコビッチ』『恋とニュースのつくり方』そしてバイブル『セックス・アンド・ザ・シティ』に『ドリーム』も追加したいと思います。あ、言い忘れていたことがひとつありました。上司役で登場するケビン・コスナーの熟年の色気とリーダーシップがこれまた素敵で、うっとりものでした(結局にイケメンに弱い…)。今宵はここまで、また次回。(Elie Furuyama)(Elie Furuyama)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年09月29日アメリカの宇宙開発史を支え、新しい時代を切り開いた知られざる3人の黒人女性を描き、第89回アカデミー賞に作品賞はじめ3部門ノミネートを果たした映画『ドリーム』。このほど、本作の製作と音楽に名を連ねるファレル・ウィリアムスが語る特別映像が到着した。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でアカデミー賞にノミネートされ、近年はTVシリーズ「Empire 成功の代償」で人気を博すタラジ・P・ヘンソンが主演を務め、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーのジャネール・モネイ、同じく『ムーンライト』により同助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズといった実力派キャストが集い、実話を基に描く本作。このたび、本作に心酔し、音楽だけでなく製作にも名を連ねたファレルが手がけた“映画音楽史に残る劇中歌”の制作の裏側に、関係者一同の言葉とともに迫った特別映像が到着した。11度のグラミー賞に輝く世界的人気シンガーであり、大ヒット中の『怪盗グルー』シリーズの音楽を手がけていることでも知られるファレル。「メロディーは人の心を自由にする。肌の色は関係ない」という彼の、力強く愛のこもった言葉から本映像は始まる。本作は、知られざる偉大な女性たちにフォーカスをあてたこの物語に強く共感したファレルが書き下ろした、ポップでポジティブな楽曲がふんだんに使用されており、物語が持つパワーと等身大の共感を増大させている。メガホンをとったセオドア・メルフィ監督が「ファレルは映画を音楽で彩る」とふり返れば、主演のタラジは「圧巻の音楽よ。映画音楽史に名を残すわ」と最上級の言葉で称え、自身もアーティストとして活躍するジャネールは「ファレルは私のヒーローよ。私たちは一緒に歴史を創っていく家族なの」と尊敬の念と共に一緒の作品を作れる喜びを語る。タラジ演じるキャサリンの上司を演じた名優ケビンも、「実に効果的で最高の音楽だ」と明かし、キャスト・スタッフをも魅了する楽曲であることが明かされていく。第41回トロント国際映画祭でも、非常にエモーショナルなステージングを見せたファレル。本作に楽曲を書き下ろしたことについて「1961年当時、家の中にはいつも音楽が流れていて、みんなで踊っていたんだ。映画の世界に入り込んで音楽を作った。ストーリーに完全にマッチさせたんだ。製作として参加できて本当に光栄だ。友人で師匠のハンス(ハンス・ジマー)と仕事ができた。彼がベン(ベンジャミン・ウォルフィッシュ)を推薦してくれてベンも快諾してくれた」と明かす。ハンス・ジマーといえば、『ライオン・キング』で第67回アカデミー賞作曲賞を受賞、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ダークナイト』シリーズなどの音楽を生み出し、近作には『ダンケルク』と、耳に残る数々の楽曲を手がけたハリウッドを代表する名手。ハンスは、劇中で3人の女性がそれぞれの夢に向かうことで目に見えぬ大きな力となるストーリーに重なるように、本作の楽曲作りも個性の違った3人が手を取り合い作り上げていったことをふり返り、「3人必要だったのは、才能と得意分野がそれぞれ違うからだ。音楽に希望を託した」と明かしている。ファレルが“師匠”と尊敬するハンスたちと丁寧に作り上げ、「メロディーに差別はない。ただ人々を楽しませるだけだ」と語る極上の楽曲を、本映像からも確かめてみて。『ドリーム』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年08月14日NASAの宇宙開発史を陰で支えた、知られざる黒人女性たちの実話を映画化した『ドリーム』。このほど、彼女たちの目標が人類の夢へと重なっていく日本版予告が完成、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンストらの姿も見える、新たな場面写真も到着した。ブラッド・ピット×デヴィッド・フィンチャーの「Empire 成功の代償」で第73回ゴールデン・グローブ賞TVシリーズ部門主演女優賞を獲得したタラジ・P・ヘンソン、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサー、第89回アカデミー賞作品賞『ムーンライト』にも出演する個性派シンガーのジャネール・モネイが、それぞれNASAの“頭脳”=コンピュータとして重要な役割を担った3人の黒人女性に扮する本作。さらに、『ムーンライト』で見せた熱演により第89回アカデミー賞助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ、ケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズら、キャストのアンサンブルも見逃せない。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録したハートフルコメディ『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィが務めている。そんな本作から、苦難に屈せず奮闘する3人の黒人女性たちの思いが、前例のない人類の夢へと重なっていく日本版予告が到着。舞台となるのは、1960年代初頭、有色人種への差別意識がまだ色濃い時代。加えて、アメリカは宇宙開発競争において、旧ソ連に遅れをとっていた。映像では、故障車とともに立ち尽くす3人の黒人女性が白人警官に呼び止められるものの、彼女たちがアメリカの威信を懸けた一大プロジェクトである宇宙開発を推進するNASAの職員だとわかれば、警官がパトカーで先導する、奇跡的ともいえる光景から始まっている。ただ、そのNASAでは彼女たちの扱いは劣悪そのもの。それでも、白人男性社会の中でも決して卑屈になることなくひたむきで、キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)はスタッフォード(ジム・パーソンズ)に邪険にされながらも特別チームで天才的な計算能力を発揮し、誰よりも鋭い観察眼を持ち合わせ設計に携わるメアリー(ジャネール・モネイ)は「君が白人男性ならエンジニア希望かね?」という上司の問いにも「別に。もうエンジニアですから」と強気の反撃、また多くの女性職員たちのお手本であり続け、陰のスーパーバイザーとなり、正式な管理職への昇進を夢見るドロシー(オクタヴィア・スペンサー)の頼もしい姿を垣間見ることができる。公私ともに直面する人種差別・女性差別の中、「人を宇宙に連れていく」という前例のない人類の夢の実現へ奮闘する彼女たちの驚くべき道のりが、親しみやすく、心揺さぶる爽快なストーリーとして描かれていることが分かる。また、そんな予告編を彩る音楽は、11度のグラミー賞に輝く人気実力ともに頂点に立つミュージシャン、ファレル・ウィリアムスが書き下ろしたもの。どこか60‘Sの懐かしさがありながらも、ポップでポジティブな精神を感じさせる曲ばかり。本作に強く共感したファレルは、音楽のみならず製作にも名を連ねており、「これほど強く刺激を受けたことはないよ。この話には上昇気分がみなぎっているから、音楽でもふさわしいものにしなければならないと思ったんだ。これらの歌が彼女たちのエネルギーの根源を反映できているといいね」と、音楽に込めた思いを明かしている。合わせて到着した場面写真には、黒板にギッシリと数式を書き込んでいくキャサリン、同僚の女性たちを引き連れ、自信をみなぎらせるドロシーに加え、宇宙特別研究本部のボスとして、史上初めて黒人女性のキャサリンを登用するハリソンに扮したケヴィン、「偏見はない」と口では言いながら、ドロシーの昇進の障壁となる上司ミッチェルに扮したキルスティンを演じた2人の、味わい深い好演にも期待が高まるショットとなっている。『ドリーム』は9月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリーム 2017年9月29日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2016Twentieth Century Fox
2017年06月29日