くらし情報『世界中のセレブを魅了する靴の秘密。『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』- 古川ケイの「映画は、微笑む。」#33』

世界中のセレブを魅了する靴の秘密。『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』- 古川ケイの「映画は、微笑む。」#33

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やがて、モードの世界へ強い憧れを抱くようになったマノロは、独学で靴作りを学び、1971年にパリからロンドンへ渡る。

シューズブランド〈マノロブラニク〉の初コレクションを披露するチャンスを得たマノロだったが、靴のヒールに銅板を入れ忘れたことで、モデルたちが満足にランウェイを歩くことができず、あわやキャリア終了の危機を迎えてしまう。


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だが、その靴のデザインの美しさから、彼の初コレクションは話題を呼び、翌72年にはロンドンのチェルシーにショップをオープン。以来、彼が生み出す靴たちは世界各国で話題を集めるようになった。

90年代に入り、TVドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の大ヒットにより、サラ・ジェシカ・パーかー演じる主人公のキャリー・ブラッドショーが大の〈マノロブラニク〉ファンという設定から、世界的なブームが到来する。だが、そんなセンセーションや、華やかな交流関係とは裏腹に、マノロ本人の人生の唯一の楽しみは、靴の工房で静かな時間を過ごすことで……。

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◼︎マノロ・ブラニクを徹底解剖!

1942年、スペインのカナリア諸島ラ・パルマ島サンタクルスで、マノロ・ブラニクはスペイン人の母と、オーストラリア・ハンガリー人の父の間に生まれました。

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