世界中のセレブを魅了する靴の秘密。『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』- 古川ケイの「映画は、微笑む。」#33
まずは”プラダを着た悪魔”こと米版「VOGUE(ヴォーグ)」の名物編集長アナ・ウィンターです。
「もう他の人の靴は履かない。見もしないわ。彼は義務だと思ってる。靴を履いた女性を美しく見せることを。それは、すごく感動的だわ」
次に、シンガーソングライターであり、女優としても活躍するリアーナ。16年に〈マノロブラニク〉との初コラボレーションも発表した彼女は、マノロの靴をこう語っています。
「女性にとっては夢の靴だわ!」
そして最後は、同じくシューズデザイナーとしても知られる、シャーロット・オリンピアです。
猫をモチーフにしたシューズで多くのセレブたちを虜にしてきた彼女は、マノロ・ブラニクをこう呼んでいます。
「彼は靴の帝王よ、永遠にね」
このほかにも、ピカソの娘パロマ・ピカソや、ソフィア・コッポラ、ジョン・ガリアーノなど、彼と交流のあるセレブリティたちがマノロの素顔を語ります。
夢の靴が生み出されるアトリエから、故郷カナリア諸島の私邸、イギリス・バースの自宅、そしてそこに保存された30000点に及ぶアイテムにまでカメラが迫り、マノロ・ブラニクの思考プロセスや、同ブランドの魅力の全貌に迫る本作。