映画『しあわせの絵の具 愛を描く人モード・ルイス』感想。人生は美しい色であふれている
■映画『しあわせの絵の具愛を描く人モード・ルイス』STORYー絵を描きながらあなたと暮らすのが私の幸せ
カナダ東部の小さな港町で叔母と暮らすモードは、買い物中に見かけた家政婦募集の広告を貼り出したエベレットに興味を抱き、彼が暮らす町外れの小屋に押しかけます。
子どもの頃から重いリウマチを患い、両親が他界した後は一族から厄介者扱いされてきたモードは、なんとか自立しようと思ったのでした。
孤児院で育ち、学もなく、魚の行商を営む無骨なエベレット。
電気も水道もなく、わずか4メートル四方の小さな家で慎ましく暮らすふたり。
そんなふたりの同居生活はトラブルの連続で、揶揄するような噂も広まるのでした。
ある日、魚の行商を営むエベレットの顧客であるサンドラがふたりの家を訪れます。
ニューヨークから避暑に来ている彼女は、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で才能を見抜き、絵の創作を依頼します。
そんな中、徐々に互いを認め合い、心を通わせていったモードとエベレットはついに結婚。
絵の創作に集中するモードに代わり、エベレットが家事や営業を担当したりと優しくサポートするようになっていったのです。