映画『アメリカン・アサシン』感想。壮大なスケールで描くスパイ・アクション! バディームービー!
過酷なトレーニング・キャンプに身を投じたミッチは、さまざまなシチュエーションを想定した特訓を積み、優れた潜在力を開花させテロの最前線で活躍するまでに成長していきます。
折しも、ロシアの核施設から大量のプルトニウムが盗まれる大事件が発生。
核兵器製造を目論むテロリストの陰謀を阻むためケネディは、ハーリーのチームに出動を要請します。
ミッチを同行させるよう命じられたハーリーは、彼のスパイとしての力量を認めつつも、経験が浅い上に不安定な精神面を問題視し、「何があろうと個人的な感情は捨てろ」と厳しく言い聞かせます。
ハリーは、経験豊富なチームリーダーで、私情こそが任務の妨げになるという鉄のようなポリシーの持ち主。
何もかも対照的なふたりのキャラクターが、生きるか死ぬかの命がけのミッションの中で助け合い、いつしか師弟の絆で結ばれていくのです。
トルコのイスタンブールで現地協力員の若い女性アニカ(シヴァ・ネガー)と合流したチームは、プルトニウムを入手した謎の白人テロリスト“ゴースト”(テイラー・キッチュ)と、核の起爆装置を売りさばこうとする武器商人の取引を阻止しようとするものの、それを鋭く察知したゴーストを取り逃がしてします。