夏すみれ、安納サオリ、バンビ……人気女子プロレスラーの装いをつくる人
そのあたりはアパレルで学んでいる人と、それ以外の人の差は大きいなって思います。今になって、学校で習ってきてよかったなって。
学校で習わないことが大半なんですけど、でも、基本中の基本は学校で習ったことが活かされていると思います。
■激しく動いても、壊れず、バストが出ないものを作る
――コスチュームの制作ってどうやって進めていくんですか?
まずレスラーの方と打ち合わせをして、デザイン画を起こして、サイズを測って、生地を選んでもらって、取り掛かるって感じですね。生地サンプルをガラガラバッグに入れて持って行きます。
――選手の方って、衣装に対するイメージってどの程度持ってらっしゃるんでしょうか?
人それぞれですね。お任せって人もいますし、かっちりデザイン画を描いてこられる方もいます。
――コスチュームを作る上で一番大事なことってなんですか?
第一に、壊れないようにすること。
動きが激しいですからね。それで女子の場合は、いくら激しい動きをしようと、ポロリしてはいけない。
ギリギリのところで、絶対に出してはいけないっていうのがあるので。最近は胸を強調する方が多いので、特にそこに気を使ってます。