艶っぽプロレスラーSHO&YOH「1秒もムダにしたくない。できることはすべてやる」
同時に責任感が重くのしかかりましたね。お客さんは、「このふたりがチャンピオンだ」という目で見ますから、ベルトをとったからもっとがんばらないと、という思いで。
――見える景色も変わりそうですね。
YOH:SHOが言ったように、意識はもちろん変わりますし、ふるまいもどっしりしましたよね。「俺らで面白くしていこう」と気も引き締まりました。
SHO:ただ、気をつけたのは、絶対に天狗にならないこと。初心を忘れないように、今でも若手たちの良いところを見習う気持ちでいます。
■無期限海外遠征は、楽しみでたまらなかった
――ここからは「無期限海外遠征」時代のお話を伺います。
海外行きを言い渡されたときって、どんな気持ちでしたか?
YOH:「いよいよ」「やっと行ける」という気持ちでした。ヤングライオン(新日本プロレスに所属する入門数年以内の若手選手のこと)の期間が長く、やりきったと思っていたので。
――おふたりが入門した後、なかなか後輩が入ってこなかったんですよね。
YOH:はい。会社にも「早く(海外へ)行かせてほしい」と話していました。SHOも一緒でしたし、海外で生活をすることに不安はなかったです。