コード・レス・ドレス・コード 今日の自分を奮い立たせる古着たち
自分の装いのせいでホストが何と言われるかが気がかりになり、大人しくパンプスと忌々しい肌色のストッキングを手に取るのだ。ごめん、私のかかと。そして「娼婦」と揶揄された女性たち。
ミュールに限ったことではない。
オフィシャルでないものも含めると、知らないうちに決められていたルールは私たちの暮らしの中にたびたび登場する。
デニムで仕事に行かない。
デートの時はスカート。
暑くてもネクタイを締める。
etc、etc。
それらに対抗して、私も勝手にドレスコードを作ろうと思う。「code」、規定というにはゆるいかもしれない。
いつかの誰かのストーリーを借りて、今日の自分を奮い立たせる、コードのないドレスコードを。
Text・イラスト/はらだ有彩(@hurry1116)
DRESSでは7月特集「”私らしさ”をつくる人」と題して、ファッションの分野でモノづくりをする方たちの仕事や想いをお届けしていきます。
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