くらし情報『自分のファッションは「心地よく感じるもの」を選ぶ【スタイリストのマイルール#3】』

2018年7月31日 12:00

自分のファッションは「心地よく感じるもの」を選ぶ【スタイリストのマイルール#3】

■アートや舞台で「構図のバランス」を見ること

――自身の趣味からスタイリングに影響を受けることはありますか。

アート巡りや舞台観賞が趣味なので、そこから「構図のバランス」を学ぶことがあります。

古典から現代美術まで舞台も含めて幅広く見ていますが、必ず心地よいバランスがあるんですよね。見ているこちら側にメッセージを伝えるための意図した視点があるので、それを勉強するというよりは、興味を持って気づくことを大切にしています。

ファッションでスチールの撮影においては、モデルがポーズをとっている空間をどのように切り取るのか「画になる瞬間」を作り上げます。スタイリストは「モノのもっている良さを引き出す責任がある」ので、コーディネートのアイテムやモデルがキレイに見えているかどうかは、その構図のバランスが重要になると思っています。

現場ではカメラマンがその空間を切り取る前に、スタイリストは洋服を着こなすモデルも含めて、その風景全体をアレンジすることも仕事のひとつ。そこで、自分の引き出しを多くするためにも、アートや舞台作品を観に足を運ぶ時間をつくっています。


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最近のお気に入り舞台は『かもめ』で、シンプルな舞台美術に映える役者の演技に「洗練された大人の作品で心をわし摑みされました」。

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