映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』ナタウット・プーンピリア監督インタビュー。まとめて合格請け負います!
確かに受験戦争のような経験も受験のチャンスがある人にはあって、ない人がいるという現実は問題ですね。
ーーカンニングについては、実際に中国で起こったカンニング事件がモチーフだそうですが、本当にこんなことがあるなんてすごいですね。
そのニュースを聞いたときに、すごくびっくりしたのですが、時差を使ってカンニングをしたという事実しか知らなかったので、監督として詳細を詰めたりテーマを決めたりして製作しました。
ーーピアノの手の動きでのカンニングは、監督のアイデアですか?
あれは、脚本チームの誰かが考えたのですが、ビジュアル的に(観客に)興味を持ってもらえるようなやり方、リンのキャラクターを際立たせるやり方にしました。ーー映画でもあのシーンは見どころですね。今回、数々の賞を受賞、世界各国で大ヒットされて、いよいよ日本で公開となりますが、今のお気持ちをお聞かせください。
こんなに世界各国で絶賛されるとは思ってなかったです。スタッフやキャストにただただ感謝しています。
ーー監督自身も監督賞を受賞したり、一躍脚光を浴び、どこが特に評価されているのだと思いますか?
やはり、映画は自分ひとりで撮るのではなくチームワークが大切だと思うので、皆に感謝したいです。