「好き」の気持ちに素直に、諦めずに続けること。人生は何歳からでも変わっていく
感動した。
毎回、彼がひたすら描き続ける姿がカッコよかった。彼の作品をネットで読ませてもらえるのが嬉しくて、念力で「売れろ!売れろ!いつか漫画本になって売れろ!」と画面越しに応援という念力を送り続けていた。
彼の中にある気持ちが溢れて作品になっている。そこにある静かな情熱が、日々私を引っ張ってくれていた。誰かのがんばる姿、溢れる気持ちや不安を描くことでしか片付けられなかったものもあるのだろう。ただただ、静かに応援し続けた。
■祈り続けていたら、待望の書籍化
「この才能、どうにか世に出てくれないだろうか?」と勝手に祈り続けていた友人であり、漫画家である。
それが本当に出版社の目に留まり、まとまって本になった。商業連載スタートではない、Web上にコツコツ描いていた漫画が書籍化となった快挙。
予約した漫画が届いたとき、封筒を開けて泣きそうになった。オンラインのモニターでしかふれることができなかった作品。それを自分の手で持てた。物質になっていた。
「持てる!祟山くんの漫画が手に持てる!電源がなくても読める!」1冊の書籍として持てることが、こんなに嬉しいのかと。そして私よりもっと嬉しいのは彼であってほしいと願った。