映画『私は、マリア・カラス』トム・ヴォルフ監督インタビュー! ディーヴァと呼ばれた女性の切ない人生の真実。
ありがとうございます。フランスやアメリカのポスターとは違う日本のポスター、すごくいいなと思っています。同じ写真で作っていますが、仕上がりが違っていて楽しませてもらっています。あのマリア・カラスの写真は、随分長いあいだ観ていますが、未だに魔力を感じるんです。目が離せないんですね。
ーーそうですね。映画も鑑賞させていただいたのですが、とても素晴らしく惹き込まれました。マリア・カラスのことをより身近に感じ、さらに好きになりました。
12月にいよいよ日本で公開ですが、今のお気持ちをお聞かせください。
ものすごくハッピーです。ドキドキしています。言葉になりません。
5年かけて製作したのですが、とても大変でしたし、まさか40カ国で公開されるなんて思ってなかったです。
一国でも公開されるかわからなかったんです。
非常に複雑で時間のかかるプロジェクトで、一体どこに行くかわからない旅でした。
特に日本で封切られることに非常に喜びを感じています。
というのは、私と日本の間にはとても個人的な関係がありまして、14年前に初めて日本へ来て、その時に本当に日本文化に完全に恋に落ちました。
当時、富士山に登ったんですけれども富士登山の経験というのが、自分の人生を変えてしまったんです。