握りやすくつまみやすい「江戸木箸」とは? ~知っておきたい“江戸な日用品” 案内
服や靴を試着するように、お箸も“握って”選ぶ竹田さんは「箸は道具、食べ物や状況にあわせて替えて欲しい」と話します。卵かけご飯やお茶漬けなどかきこんで食べるための「卵かけご飯箸」(¥972/税込)は、先端が平らに削られていて握ると小さな匙のようになります。
また最近のヒット箸は、握力の弱い老人や子どもでも使いやすい「楽ちん吸いつき箸」(¥2,160/税込)です。七角にした握り部分は、特殊な塗装をして滑りにくく加工しているとか。今秋発売ながらも口コミで広がり全国各地から注文がきているそうです。手をケガした際はもちろん、長時間パソコンに向かって手が疲れてしまいお箸が持ちにくくなる方にはピッタリかも知れません。
「箸は自分専用の道具なのに、家族が購入したものやデザイン優先で購入したものを使っていることが多い。服や靴を試着して買うように、江戸木箸は
触って握って手にしっくりとくるものを選んで欲しい」と竹田さんは言います。
新しい年に向けて、自分だけのこだわりの箸を見つけるために東京の下町に出掛けてみるのもいいかもしれません。
取材協力/
江戸木箸 大黒屋
東京都墨田区東向島2-3-6
TEL:03-3611-0163
営業時間/月曜~土曜 10:00~17:00
休日/日、祭、第2・3土曜日(年末年始、夏季休暇あり)
公式サイト
http://www.edokibashi.com