子どもの片づけは ″しかけ” が9割! しからなくても片づけられる子どもを育てるコツ


■置く場所を決めたらあとは「視覚」に訴える

しかけのポイントは、2つ。まず、子どもにとってそろえやすい置き場所を決めること。子どもはちょっとしたことで面倒と感じがちなので、移動したり、扉を開けたりといったアクションの必要ない場所を子どもの靴の定位置と決めましょう。

定位置を決めたら、あとは「目で見てすぐわかるように」靴の場所を明示してあげるだけです。

▼STEP 1:チョークで靴形の絵を描く
子どもの片づけは ″しかけ” が9割! しからなくても片づけられる子どもを育てるコツ

▼STEP 2:絵の上に靴を置く
子どもの片づけは ″しかけ” が9割! しからなくても片づけられる子どもを育てるコツ

いつでも消せるのでチョークで描くのもおすすめです。その他に、テープを目印に貼ったり、紙やクリアファイルに絵を描いて置いたりなど、各家庭に合った方法を試してみてください。

▼STEP 3:いつの間にかそろえて置くようになる!
子どもの片づけは ″しかけ” が9割! しからなくても片づけられる子どもを育てるコツ

小さな子どもには、「ひと目で分かる」しかけの方が言葉よりも効果的。どんな “しかけ” が自分の子どもに合うか、楽しみながら試していけば、親子の片づけストレスもなんだか減りそうです。

■“しかけ” づくり 4つのコツ

玄関以外の場所も “しかけ” を作っていけば、散らからなくなりそうです。しかけを考える時に知っておきたい片づけのコツは次の4つ。

実はこれは大人の片づけでも必要なコツですね。このコツを頭に入れながら、楽しんで「子どもが思わず片づけてしまうしかけ」を作っていきたいものです。

1:片づけるための動線(人やモノが動く線)と動作がシンプルになるように考える
2:よく使うモノの定位置は取り出しやすい場所にしまう。
3:同時に使うモノは一緒にしまう
4:いつも同じ場所で管理する


編集協力:
「子どもがどんどん整理整頓したくなるお片づけ帖」(永岡書店)
子どもの片づけは ″しかけ” が9割! しからなくても片づけられる子どもを育てるコツ
子どもが散らかしてばかりで部屋が全然片づかない…。そんな悩みをお持ちの方に向けて、子どもが自分から楽しく片づけをしてくれるようなノウハウを写真やイラストを多用してご紹介。子どもが無理なく自然にお片づけができる “しかけ” を多数掲載しています。

カール友波(となみ) プロフィール
大阪芸術大学デザイン学科インテリア専攻卒業。整理収納アドバイザー1級。整理収納アドバイザー2級認定講師。子育てが一段落した後、大手家事代行会社のお片づけ部門を立ち上げ、様々なお客様のニーズに応えながら整理収納サービスに邁進。
独立後、埼玉県内、都内、首都圏を中心に整理収納アドバイザー2級認定講座、「親子で学ぶおかたづけ」などのセミナーを開催。日本ではじめて生涯教育としてのお片づけ=「かたいく」を提唱し、普及に努めている。

<子どもの片づけ教育「かたいく」記事一覧>
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