家事しているつもり夫に鉄槌! 「名もなき家事」の見える化で家事分担戦争、終了へ…

語りつくされた感のある家事分担論争。最近わが家でも結婚以来最大級の大バトルが繰り広げられました。自分の低すぎる家事能力を棚にあげ、「やっても文句言われるからやる気が失せる」とふてくされる夫。「新人OJTじゃあるまいし、言葉のかけ方まで求めるな!」とキレる妻(=筆者)。そんなわが家がたどり着いた落としどころとは…。

目次

・「料理」と一言でいうけれど…家事分担という名のカラクリ
・夫が気づかない「名もなき家事」を見える化する
・夫でもできることは何か? 手放せる分野を決めて任せてみる

家事の見える化、家事分担、名もなき家事

©JenkoAtaman‐stock.adobe.com


■「料理」と一言でいうけれど…家事分担という名のカラクリ

夫と家事分担をしていても、イライラが止まらないという女性の声をよく聞きます。分担といっても、実家での全自動生活(by義母)に慣れた夫に、家事のイロハから教えこむのはストレスが多いもの。妻からすれば「自分でやった方が早い」「結局あとでやり直すから余計に面倒」と思うような家事クオリティーでも、夫は「ちゃんと自分の分担はやっている」という意識でいるから厄介です。


たとえばわが家では、料理は私、洗い物は夫が分担していました。一見うまく分担できているようでいて、私の負担の方が相当大きいことを夫は全く知りません

というのも、料理をするためには、その前に以下の手順が必要となります。
・今ある食材をもとに献立を作らないといけないこと。

・栄養バランスやボリューム、カロリーを意識して、何を買い足せばムダなく使い切れるか組み立てていく作業に頭と時間を使うこと。

・調味料などの在庫管理やスーパーへの買い出し、帰宅後に冷蔵庫やパントリーへ食材を収納。


しかし、これらの家事の存在は認識されず、「料理」としてカウントされていない…。同様のご夫婦も多いのではないでしょうか。


また、わが家の場合、私は家事育児の総監督として大量のタスク処理に頭をフル回転させています。もちろん夫も私が言えばやりますが、あくまでも「手伝う」というスタンス。自ら考え動くレベルではありません。こうした意識の違いもストレスとして蓄積されていました。


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