世界でひとつだけ、息子のために「おもちゃ」づくり
お腹がいっぱいになったところで、午後は木工体験ができるという
「木の工房 楽樹(らっきー)」へ。
5人の木工作家さんによって運営される、工房兼ショップで、センスのいい木のおもちゃや家具、フレームなどの日用品が並びます。
琉球松やセンダンなど、沖縄の木を使ったおもちゃやマグネット、椅子やカッティングボードなど。
入り口にあるツリーハウスは作家さんたちによる手作り。八重瀬町はさまざまな施設で遊べるスペースがあり、子どもへのやさしさを感じます。
イベントなどでは、お子さんも楽しめるワークショップを開催しているそうで、特別に
「木工房ひかり」の岩田望美さんに教わって、
パズルづくりを体験させていただきました。息子はまだ小さいので私が体験!
5種類の動物からひとつを選んで、木材に下絵を貼り、早速電動のこぎりでカット。つい力を入れすぎて、きれいなカーブを描くのが難しい。実際にやってみると、プロの手仕事の美しさを改めて実感できます。
ワークショップ体験料は500円。電動のこぎりを使うのが初めての私でも、すぐに完成することができました。
最後に目と鼻の穴を開けたら完成。まっすぐに切れなかったため、片側からしか入れられなくなってしまいましたが、いびつな形はご愛嬌。旅のいい思い出になりました。
ていねいに作られた、温かみのある木のおもちゃは、その分、値段も張りますが、ここに並ぶものはとてもお手頃で良心的。旅の記念におすすめです。
息子は優しい音でコトコト動く、動物のおもちゃに夢中でした。
のんびりまったり「南の駅 やえせ」でお土産えらび
旅の締めくくりに訪れたのは
「南の駅 やえせ」。八重瀬町の農産物から特産物、お土産まで、ほかには売ってないものがたくさん。お土産探しにぴったりな、注目のスポットです。
右上:地元の「パンとケーキのお店 デゼレト」が作る、素朴なクッキーセット。アンパンマンに息子も釘付け。 下:おしゃれなボトルの泡盛、神谷酒造所の「はなはな マリーゴールド」や、小さな瓶で泡盛の飲み比べができるセット(1000円)などは、お酒好きの人へのお土産に。
ソデイカの耳を揚げた「いちゃいちゃ」。止まらないおいしさでおつまみにもぴったり!
ここでしか買えないという紅芋のチップス「ふぁちゃふぁちゃ」。自然の甘みと軽い味わい。「ふぁちゃふぁちゃ」とは、揚げるときの音を表現した名前だそう。
サンゴの熱でじっくり焼き上げたコーヒー豆が自慢の「35 COFFEE」。外に飲食できるブースも。
食べもののほかにも、先ほど訪れた「楽樹」のほか、今回、まわりきれなかった八重瀬の工房による手仕事が多く揃っていました。
革製品のオーダーメイドを行う「エルカミーノ」。八重瀬のフクギで染めた
「こうふくのくつ」や、八重瀬のゆるキャラ“やえせのシーちゃん”のキーホルダーも。
沖縄の伝統的な織り技法で作られた
「機織工房しよん」の、塩が入ったマース袋。子どものお守りとして持たせるのが一般的だそう。息子用に買い求めました。
「南の駅 やえせ」の外には、樹齢約60年の大きながじゅまるの木が。V字型に生えたその木は
パワースポットにもなっているそう。
ここに座って
「uechiya」(ウエチヤ)の
尚和三盆糖アイスクリームを食べながら、息子と今回の旅を振り返りました。
自然が美しく、ほどよい範囲で、バラエティに富んだお店や工房を楽しめる八重瀬町は、小さな子どもを連れて出かける旅にぴったり。
息子も「あれ楽しかった!」と何度も話すほど、思い出に残る旅となりました。
もう少し大きくなったら、ホロホローの森やがじゅまるの森のトレッキングなど、体験できるアクティビティも増えるので、また八重瀬を訪れてみたいと思います。
※記事内の表示金額はすべて税込価格
取材/文:赤木真弓、撮影:白木裕紀子(宿泊ホテル画像除く)
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沖縄県八重瀬町 観光公式HP