連載記事:お料理あるある相談室
子どもが「食」に無関心…、もっと興味を持たせるには?【お料理あるある相談室 Vol.5】
子育てママたちが抱える、よくある「調理や食育の疑問」に、さまざまな専門家たちがこたえる「ママの料理の悩みあるある相談室」。忙しいママでもトライできるヒントやコツ、レシピをご紹介していきます。
■お悩み:
「子どもが食に興味を持ってくれません…。
どうすればいいですか?」
第4回は
「子どもに食への興味を持たせたい」というお悩み。食に興味がないと、食べなかったり、せっかく作ったご飯をおもちゃにしてしまったり…ママも疲れてしまいますよね。2歳から通える料理教室
「リトルシェフクッキング」を主宰する
武田昌美さんは、ご自身で描いたかわいい
イラストをカード にして料理教室のレッスンで用いています。子どもの食への関心を高めるためにどのような工夫をされているのでしょうか。
© Little Chef Cooking 武田さんが作った「ブルーベリーカップケーキ」のレシピカード。
■解決してくれるひと:
2歳から通える料理教室「little chef cooking」主宰 武田昌美さん
© Little Chef Cooking
■字が読めなくても大丈夫! イラストを有効活用
武田さんは、料理教室で教えたレシピをイラストカードにして、毎回配っているそう。どのような想いが詰まっているのでしょうか。
料理に興味を持ってくれた瞬間を逃したくない
「幼児向けの料理教室なので、まだ字が読めない子もいます。でも絵なら誰でもわかりますよね。イラストを描くのが得意だったので、
『絵レシピ』を作るようになりました。
字を読めるかどうかを料理を始める基準にしたくない、そういう思いが強かったです。
料理に興味を持ってくれた瞬間を逃しません」(武田さん)
© Little Chef Cooking 子ども専用のレシピファイルに絵レシピをファイリング。 オモテ=絵レシピ・ウラ=材料と作り方を記載。
※詳しい内容は料理教室に参加してくれた方のみに公開しています
イラストは、子どもの記憶にも残りやすい
「たとえば豆腐ハンバーグの絵レシピでは、豆腐が大豆からできる製造工程も1枚のカードにぎゅっと盛り込んでいます。絵にすることで
子どもの脳にインプットしやすくなるんです。全部の記憶が残らなくても『豆腐は何からできているんだっけ?』とか、『混ぜてお団子にしたよね』と、イラストが会話のきっかけになり、その記憶を頼りに家で楽しく復習できます」(武田さん)
武田さんはもうひとつイラストを用いた2つのツールを料理教室で使っています。食育ツールとして使える
「やさいだいすキッズ」と
「季節の風物詩カード」。今回、特別にウーマンエキサイトの読者のために、秋用のイラストを書き下ろしてくれました!