たまり続ける子ども服…モヤモヤを残さない「気持ちの良い手放し方」
■無理をしない手放し方「形を変える」
では、仕分けのときに「まだ残しておく」にした服はどうしていますか?
「思い入れがあるものは全部とっておきたいところですが、スペース的には難しいものです。そこで、思い入れがあったり、もう一度活用できそうな服は、
形を変えて残すようにしています」(本田さん)
「私がよく作るのは、サイズアウトした子ども服の生地をリユースした
くるみボタン。リメイクというとハードルが高く感じるかもしれませんが、くるみボタンなら針も糸も使わず生地を貼りつけるだけなので、小学生くらいのお子さんなら一緒に作れますよ。
思い出話をしながら親子で作るとより楽しそうですね!」(本田さん)
くるみボタンは、ヘアアクセサリーやブローチなどにアレンジ。
「子どもが身につけるたびに、『あのワンピースかわいかったな』と思い出せます。収納スペースをとらないので、増えてもOK」(本田さん)
もうひとつ、リメイクにおすすめの生地があるそう。
「切りっぱなしで端の処理がいらない
デニム生地は、リメイクにうってつけです! 丈夫な素材なので、移動ポケットやミニポーチなど頻繁に持ち歩くアイテムにも◎です」(本田さん)
「こちらは、娘のデニムスカートをリメイクしたミニ保冷ポーチです。デニム生地の内側に保冷シートを縫いつけただけのお手軽リメイクですが、暑かったこの夏、ちょっとしたおやつを入れて持ち歩くのに活躍しました」(本田さん)
出番もなくただクローゼットにおいておくよりは、ふだん使いができるアイテムに生まれ変わらせたほうが子どももうれしいかもしれません。
それでも、どうしても実物としてとっておきたいものは、
無理に手放すことはないと本田さん。
「私も、とっておきのベビー服1〜2枚とファーストシューズは大切に保管しています。たまに取り出して広げたときの、子どもたちの照れくさそうな、驚くような反応をみるのが楽しくて(笑)。
役目は終わったものでも、どうしても処分できない、手放したら後悔すると思うものは、スペースさえあるのならとっておいていいと思います。ただ、きれいな状態でとっておくのは案外難しいので、自分の中で
お手入れし続ける価値があるもの、などを選りすぐってみてくださいね」(本田さん)
厳選すれば無理に手放す必要はない、と思うと、ちょっと気が楽になりませんか?
リメイクなどで形はコンパクトに、思い出はそのままに残す工夫も取り入れつつ、どんどん増える子ども服の量をコントロールしていってくださいね。
<お話をうかがったのは…>
▼本田 和さん
パーソナルスタイリングサロン「フルリール」主宰。
整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。7歳、5歳、3歳のお子さんのママ。
HP:
フルリール
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