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今まで1000人以上の方の家計をリサーチしてきたマネーライターでファイナンシャルプランナーの大上ミカさんは、貯まる人たちの家計には多くの共通点があることに着目。貯まる人が共通して実践している
“家計管理のコツ”を書籍
『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』にまとめています。
そこでこの書籍から、ウーマンエキサイト編集部が
「今すぐできる貯まる家計のコツ」を7つ厳選! 1回目は、「お金が貯まるマインドと予算の立て方」に関する4つのコツをご紹介します。
大上さんは、「最初は赤字だった人が、家計の管理をきちんと行うことで、貯蓄を2倍どころか3倍にも4倍にもしていくのを、何度も見ました。ムリな節約や、危険な投資に走らなくても、ラクに大きく貯まる家計は作れます!」といいます。
大上ミカ(おおうえ みか)さん
マネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「日経WOMAN」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。
著書は『お金が勝手に貯まりだす暮らし』、『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』(リベラル社)。
■お金が貯まるコツ1:削り方ではなく、使い方を考える
『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』より<大上 ミカ(著)、 前田 はんきち(イラスト)/リベラル社 >
お金を貯めようと思うと、「とにかく節約!」と考えてしまいがちです。ところが、これではストレスがたまってやりくりが長続きせず、むしろ貯まらない人になってしまいやすいそう。
大上さんは、お金が貯まる人が意識しているのは、出費の削り方ではなく
「使い方を考えていること」だと言います。
<お金が貯まらない人>
▼削ることばかり考えて、節約がストレスになっている
▼行き当たりばったりに買い物している
▼貯蓄の目標がない
<貯蓄を2倍にするコツ>
●「欲しいものリスト」を作ってみる
●「なぜそれが欲しいのか」の理由を書いてみる
ここで大切なことは、本当に心から欲しいものを書くこと。「何が譲れて、何が譲れないのか。どうしてそれが欲しいのか。真剣に考えることで、わが家の
“家計の軸”が見えてきます。
すると、お金を使う優先順位もハッキリするのです」(大上さん)。
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優先順位がはっきりすれば、手放していい出費も明確に。ガマンして買わないのではなく、必要ないから買わないのであれば、ストレスはありません。結果、やりくりも長続きし、無理なく貯蓄を増やすこともできるのです。
■お金が貯まるコツ2:家計のグレーゾーンをなくす
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「毎月、お金が足りない~!」と思って節約しようにも、そもそも何を削ればいいのかわからないという方、いらっしゃいませんか? 大上さんは、「1000万円貯めた人に『1ヶ月の食費がいくらかわからない』という人は1人もいません」と言います。
そこで生活費、貯蓄など、スラスラ答えられるかチェックしてみましょう。
<家計のグレーゾーン度チェック>
□1ヶ月の生活費がいくらかわからない
□給与明細は見ていない
□総貯蓄額がいくらか言えない
□急な出費に対応できず、貯蓄を下すことがよくある
□気がついたら財布のお金がなくなっている
□使っていない口座がいくつもある
もし1つでも当てはまったら、まずは自分の収入や支出をきちんと把握することが大切。レシートを集めて出費を記録したり、貯蓄額を調べてみるなど、自分のお金のグレーゾーンをなくしていきましょう!