長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは

目次

・なぜ「夫婦喧嘩」は起きるのか?
・夫婦喧嘩は悪いことではない
・夫婦喧嘩を早く収める、仲直りする方法
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長引く夫婦喧嘩ほど疲れるものはありませんよね。

誰もが、夫婦喧嘩なんてしたくないのが本音だと思います。しかし、他人同士が家族となって一緒に生活するわけですから合わないこともあるでしょう。それをチクリと言ったら、夫も虫の居所が悪くて喧嘩に発展し、仲直りのきっかけがなくズルズル無視…。

夫婦喧嘩をしなくてすむ方法はあるのでしょうか? また、長引く夫婦喧嘩を早く収める方法は? それには、人間関係を体系化した心理療法が役立ちます。

■なぜ「夫婦喧嘩」は起きるのか?


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できれば夫婦喧嘩なんてしたくないけれど、他人同士が家族となって一緒に生活するわけですから合わないこともあるでしょう。

しかし、夫か妻、どちらかが一方的に怒って、片方は黙って聞いているのは夫婦喧嘩とは言いません。それは、単なる愚痴や文句であり、一通りはき出してしまえばガス抜きとなるので喧嘩にならずに終わるでしょう。もしくは、我慢している方が限界にきたとき、いきなり離婚を言い出すか…。

夫婦喧嘩は、どちらも同じテンションで怒って言い合う状態をさします。では、なぜ夫婦喧嘩は起こるのでしょうか?

夫婦喧嘩の理由はさまざまですが、共通しているのは「どうしてわかってくれないの?」という夫婦なのに理解してもらえない怒りです。ただし、その怒りの出し方が、男性と女性では大きく違います。

女性は「今だから言うけど、あの時も本当に傷ついた」など、何年も前のことを引っ張り出して怒り始めるのが特徴です。
それは、女性の場合、感情と記憶が結びつきやすいからです。

女性は嫌だった出来事は10年前だろうが昨日だろうが、まとめて同じ「嫌なことフォルダ」にしまうため、同じようなことが起こるとまるで現在進行形のように怒りがこみ上げてきてしまうのです。

一方、男性は嫌だったことは事実として次から次へと終わっていくので、その時は嫌だったとしてもどんどん忘れてしまいます。

例えば、喧嘩になったとき、女性は昔の腹が立ったエピソードまで持ち出し、「私はこんなにつらかった」と感情に訴え、共感してもらおうと責め立てます。

しかし、男性は「君が嫌だったことなんて覚えていないし、そのとき言えばいいじゃないか」と感情ではなく理屈で責めてくるため、共感は決してしません。そこで、夫と妻とでは平行線となってしまうわけです。

一番理解してほしい夫・妻につらかった気持ちを受け入れてもらえない、理解してもらえない不満から夫婦喧嘩もヒートアップ。すると、相手を納得させる、言い負かすことに焦点が移り、何に対して怒っていたのかブレ始めます。


喧嘩の最中に相手の言葉つかいや言い方が気に入らないなど、最初の問題から脱線したところでも怒りが増して、「じゃあ、離婚だ!」となってしまうのだと思います。

■夫婦喧嘩は悪いことではない

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夫婦生活を続けるうえで、夫婦喧嘩をするのは決して悪いことではありません。

以前、「『うちの夫婦は仲良い? 悪い?』明暗分ける 5つのチェックポイント」でご紹介したように、夫婦喧嘩で言いたいことが言えるというのが良い夫婦の定義となっています。


前述したように、片方だけが怒りをぶつけて、もう片方は我慢して黙っているというのは夫婦喧嘩とは言えません。また、お互いが気をつかって不都合なことから目を背けあって何も言わないというのも健康的な関係を築いているとは言えないでしょう。

喧嘩は、夫婦が本音を言い合える絶好の場で、お互いの気持ちや考えを知る機会でもあります。ネガティブな感情をぶつけ合うのが苦手な人はついつい喧嘩を回避して我慢をしがちですが、それではいつまでたっても相手に本当の気持ちは伝わらないし、理解されないままです。

まずは、前提として夫婦喧嘩は決して悪いことではなく、相手に自分を理解してもらう良い機会であることを心に留めておきましょう。


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