連載記事:今の時代の家計防衛術
「うちにはお金がないの…」子どもに正直に言ってもいいですか?【今の時代の家計防衛術 第3回】
■子どもの前でお金の話をするのは悪いこと?
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楢戸:そうは言っても、家庭内で「お金の話」をすることに、抵抗がある人もいると思います。
横山:たしかに少し前の日本では、「お金のことを話すことは、はしたないこと」といった価値観がありましたから…。でも、家庭内でお金の話を聞かずに育った大人は、今、困っていると思うのです。
楢戸:この記事を読んでくださっているママは、もしかしたらひとりで「教育費を何とかしなきゃ!」と思っていらっしゃるかもしれません。
横山:ひとりで抱え込むのは、よくないですね。
楢戸:「子どもにお金の話をするのは、子どものためでもある」ということを、今日は知って欲しいと思います。横山さんに教えていただいた「お金の話の伝え方のポイント」に注意しながら、少しずつ、子どもに「わが家のお金の話」をしていけると良いですね。
【この記事のまとめ】
子どもは、大人が思っているよりずっと、
「自分の家のこと」に敏感だと思います。
家族の一員として、習い事代といった「自分に関係のある話」あたりから、少しずつ、「家のお金の話」に触れていく…。そうすると、子どもは、実感を持ってお金に慣れていけるのではないでしょうか?
次回は、「節約は得意だけれど、投資は怖い…」というママに向けた投資のお話。お金のプロであるFPの横山先生に直球で「投資ってするべきなんですか?」と聞いてみました。すると返ってきた答えは衝撃の一言でした。
■今回、取材を受けてくださった横山光昭先生の書籍
90日で「貯める力」をつける本
(横山光昭著/ディスカヴァー・トゥエンティワン 1540円(税込))
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1つ目は 「リスク対策」、2つ目は「お金を増やすため」。
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横山 光昭(よこやま・みつあき)さん
家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで24,000万件以上の家計相談を受けてきた。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。
イラスト:ありま
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