くらし情報『一人の女の子を苦しめた毒親の呪縛と、ちょっとした一言に出る人柄の違い【いちばんすきな花#4】』

2023年11月9日 11:15

一人の女の子を苦しめた毒親の呪縛と、ちょっとした一言に出る人柄の違い【いちばんすきな花#4】

実際に夜々は行く先々で、美人、女性、娘と言ったさまざまなカテゴライズから、勝手に役割を期待され、偏見に苦しんでいました。

個を見る多様性の時代。何事も決められたことってなくて、性も、感情も、個性も人それぞれ。その人を知って、認めて、接していくことが大切なのだと、私達自身にもグッとくるものがありました。

■愛情の押しつけは愛ではない

これをきっかけに、ずっと抱え続けてきた自分の気持ちを母親にハッキリと伝えることができた夜々。母親が嫌いなわけじゃない。大好きだけど、嫌いなところがある、と、人間性を否定するのではなく、言動だけを否定する伝え方も素晴らしかった。

ふたを開ければ、母親の言動の理由は「自分が昔、女の子として親にしてほしかったことを夜々にしてあげていた」というもの。
これは純粋に夜々への愛情からなのか、それともその先にある、過去の自分を慰めるための自己愛なのか。

受け手がどう思うのかが全てではありますが、母はよかれと思ってやっていたことが、実は相手を苦しめていたというのは皮肉なものです。自分の愛情を押しつけることは決して愛ではなく、相手が求めているものを知ろうと努力し、与えることが本当の愛。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.