期待を裏切りたくない。キングジム・HITOTOKIブランド開発担当 が「文房具」に込める想い
入社してから書き溜めている“アイディアノート”はもう何十冊もたまりました(笑)。
すごい……!アイディアを出すうえで大切にしていることは何かありますか?
絶対に自分が欲しいものしか作っちゃいけないと思っています。どうしても企画件数の目標値みたいなものが毎年あるのですが、ブランドとして商品を出すってユーザーさんとの約束みたいなところがあるので、ブランドコンセプトに沿っていて、自分も欲しくて、絶対におすすめできるものを作るというのを必ず守りながら新しいものを企画しないといけないと思っています。
ユーザーさんの期待を裏切らないという、強い信念を感じます。最後に、望月さんの今後のビジョンをお聞きしたいです。
私たちが作っているスタンプやシールなどの文房具は、毎日仕事で使うような“必需品”ではなくてある意味“娯楽品”側の商品なんですよね。必要不可欠ではないんです。けれど、それが仕事をするうえでの活力になったり、それがあるから日々が楽しくなったりする。そういう意味での“必需品”としての立ち位置になる文房具を作り続けたいと思っています。
「HITOTOKI」ブランドとしては、最近は雑貨屋さんに並ぶようなトートバッグやピンバッチ、レジャーシートといったものをオンラインストア限定で販売するなどアイテムの幅を広げて展開をしています。