「キャリアアップ」について知りたいことや今話題の「キャリアアップ」についての記事をチェック! (1/4)
女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」は、働く女性759名を対象に「転職活動」についてアンケートを実施しました。■転職で叶えたいこと1位は「年収を上げたい」現在転職活動中の人に、転職で叶えたいことを聞いてみると「年収を上げたい」54.5%が過半数以上という結果となりました。次いで「仕事内容を変えたい」35.8%、「スキルアップしたい」31.1%と、キャリアチェンジやキャリアアップを目的に転職活動を行っている人が多いようです。■魅力に感じるのは「リモート」「高有給取得率」「フレックス」企業を選ぶ際に魅力的に感じる制度や条件について尋ねたところ、1位「リモートワーク制度」51.1%、2位「有給取得率の高さ」37.8%、3位「フレックスタイム制度」36.4%でした。その他の中にも「家庭と両立できること」「残業がない」などのコメントが多く、「働きやすさ」に関する制度や条件がある企業に魅力を感じる人が多いことがわかります。■20代の約7割が「厳しくても成長できる会社で働きたい」と回答厳しくても成長できる会社で働きたいかどうかを尋ねたところ、「働きたい」と考えている割合が最も多いのは20代で、約7割を占めました。「働きたい派」の割合は年代が上になるほど少なくなることから、ある程度キャリアを重ねると成長よりもストレスの少ない職場を求める人が増えることがわかります。■一方で20代の約7割が「年収は大きく下がっても週休3日の職場がいい」年収が大きく下がっても週休3日がいいかという質問では、20代・30代は「思う派」が過半数を超え、特に20代が多い結果に。一方で40代は「思わない派」が63.5%となり、20代とほぼ逆転する数字でした。年齢が若い方が、週休3日を魅力的に感じる人が多い様子がうかがえます。フォローが手厚くなくてもリモートワークがしたいかを聞くと、20代・30代はそれぞれ「したい派」が73.2%、61.4%と多数派でした。一方で40代は「したい派」が47.2%と過半数を割り、「あまりそう思わない」38.2%が最も多い結果となりました。■約8割が転職サービスのアプリをインストールしたことがある転職サービスのアプリをインストールしたことがある人はどの世代でも7割を超える結果となりました。特に割合が多かったのは20代で、9割近くの人が転職サービスのアプリをインストールした経験があるようです。Q.6で転職サービスのアプリをインストールしたことが「ない」と答えた人に、その理由を聞いたところ「容量がいっぱいだから」37.3%、「必要性を感じないから」34.0%、「通知がわずらわしいから」28.8%でした。一方で「特に理由はない」と答えた人も24.8%いました。■転職を決めるときは「家族」「パートナー、恋人」の意見を参考にする転職する際に誰の意見を一番参考にするかという質問では、20代は「パートナー、恋人」27.1%、30代・40代は「家族」がそれぞれ27.8%、30.9%と1位でした。一方で、40代は「誰の意見も参考にしない」が22.8%と二番目に多い結果となりました。経験やキャリアを重ねた世代だからこそ、自分の判断で転職を決めるという人が多いのかもしれません。また20代は30代、40代と比較して「キャリアアドバイザー(転職エージェント)」を一番にあげる人が少ないこともわかりました。「誰の意見も参考にしない」が最も少ないのが20代ですが、自分に近しい人の意見を参考にする傾向があるようです。Q.8のように答えた理由など、詳しくは以下から確認できます。■調査概要第100回「教えて!転職活動の本音」/データで知る「女性と仕事」調査期間:2024年11月25日〜12月17日有効回答数:759名調査対象:女の転職type会員調査方法: Web上でのアンケート出典元:※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります※同調査は「女性」と性自認している人を対象に調査を行っています(エボル)
2025年01月24日学情はこのほど、20代の仕事観や働く意識をひも解くために、「リスキリング」に関するアンケート調査を実施しました。DXの加速や雇用の流動化により、「リスキリング」や「ポータブルスキル」の獲得への関心が高まっています。そこで今回、20代は新しいスキルの習得に関心を持っているのか調査しました。■20代の約9割「リスキリング・学び直し」に興味ありリスキリングや学び直しについて、「興味がある」と回答した20代が57.7%に上りました。「どちらかと言えば興味がある」27.7%を合わせると、約9割の20代が「リスキリングや学び直しに興味がある」としています。「習得した新しいスキルを仕事で活かし、成果に繋げたい」「いつまでも知識をアップデートし続けたい」「学び直しをすることで、自身の市場価値を高めたい」「新たなスキルを身につけることで、キャリアの選択肢を広げたい」といった声が寄せられました。■「キャリアアップのために勉強する必要性を感じる」は8割超にキャリアアップや昇進昇格、転職のために勉強する必要性を「感じることがある」と回答した20代が53.1%に上りました。「どちらかと言えば感じることがある」31.5%を合わせると、8割以上の20代が「キャリアアップのために勉強が必要」としています。「仕事の業務効率化やDX推進のためには、自発的に学ぶことが必要だと感じている」「仕事中に学べることは限界があるので、幅広いスキルを身につけるためには仕事以外の時間で学習することが不可欠だと思う」「転職活動で自分の強みとしてアピールするために、資格取得やスキル習得をしたい」といった声が上がりました。■勉強する際に、「動画を活用したい」と回答した20代は約9割仕事以外の時間を使って勉強する際に動画を「活用したい」と回答した20代が53.8%に。「どちらかと言えば活用したい」33.8%を合わせると、約9割の20代が「業務外での勉強に動画を活用したい」としています。「書籍よりもわかりやすい」「文字だけより理解しやすい」「空き時間に学ぶことができる」「通勤時間を有効活用できる」「スマホで手軽に学習ができると便利」といった声が上がりました。■調査概要「20代の仕事観・転職意識に関するアンケート調査」調査期間:2024年12月13日〜2025年1月9日調査機関:学情調査対象:20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」/Webメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)有効回答数:130件調査方法:Web上でのアンケート調査URL:※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。(エボル)
2025年01月22日AGO global株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:湯山 卓)は、子育て中の20~50代の男女200名を対象に「子育てとキャリアの両立」に関する実態調査を実施しました。本調査では、子育て世代の就業形態や働き方の見直し経験、直面する課題、理想の働き方などについて明らかになりました。<調査概要>調査期間 :2024年12月14日~12月15日調査方法 :インターネット調査調査対象 :20~50代の子育て中の男女有効回答数:200人(男性46人・女性154人)<主な調査結果>1. 子育て世代の就業形態子育て世帯の就業形態正社員 :40.9%パート・アルバイト :21.5%フリーランス・自営業:20.4%専業主婦・主夫 :9.7%契約社員・派遣社員 :7.5%2. 働き方の見直し経験働き方を見直した経験見直した経験がある:91.2%見直した経験がない:8.8%3. 子育てと仕事の両立における課題子育てと仕事との両立子どもの体調不良や行事への対応 :37.0%時間不足(家事・育児・仕事のバランス調整):31.5%職場の理解不足 :14.0%保育施設の確保 :8.5%収入減やキャリア停滞の不安 :4.5%4. 理想の働き方在宅勤務やフレックスタイムなど柔軟な就業形態の会社員:37.5%子育て期間は時短勤務やパートタイムで無理なく働く :30.0%フリーランス・自営業など自分で働き方をコントロール :20.5%専業で子育てに専念した後に復職 :8.5%<調査結果の考察>本調査から、子育て世代の多くが働き方の見直しを経験しており、柔軟な勤務形態へのニーズが高まっていることが明らかになりました。特に、子どもとの時間確保や家庭の事情に合わせた働き方を求める声が多く、在宅勤務やフレックスタイム制度の導入が重要であることがわかりました。また、フリーランスや自営業といった自由度の高い働き方への関心も高まっており、個人の働き方の選択肢を広げる制度や文化の整備が今後の課題といえます。AGO global株式会社では、この調査結果を踏まえ、子育て世代のニーズに応える柔軟な働き方の提供や、キャリア支援プログラムの充実を図ってまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年01月15日プレスリリース配信サービス「PR TIMES」などを運営するPR TIMESは2024年12月26日、社会を動かした人物とその行動をたたえる「Public of The Year 2024」授賞式を開催しました。■「企業・事業」「学術・文化」「芸能・スポーツ」の3部門から9組が受賞企業・事業部門は、関根江里子さん(小杉湯 副社長、ゆあそび 代表取締役)、中田哲也さん(のと鉄道 代表取締役社長)、松田崇弥さん・文登さん(ヘラルボニー 代表取締役Co-CEO)が受賞しました。関根さんは、都内でも有数の一等地と言える東急プラザ原宿「ハラカド」に、「小杉湯原宿」を開業。「何か社会に対してこう変えてやる、であったりとか、強く改革をするという、そういうことではなく、ただただ日々温かい湯を沸かして、いろんな皆さんが気持ちよくお風呂に入れるという、ただそのことだけが1番社会に対して柔らかく需要を伝えていける方向だと思っているので、明日からも変わらずに平和に銭湯を営業していくことに邁進していきたいと思っております」とコメントしています。2024年元日に起きた能登半島地震で、被害も多く残るなか、わずか3カ月余りで全線再開した「のと鉄道」。沿線の学校の入学式に間に合わせるために工事を急ぎ、「社会をつなげた」活動が評価されました。自身も被災した中で、中田さんを突き動かしたのは、多くの学生が利用する路線であることから、新年度、新学期に絶対に開通させなければという強い思い。「単に思ってるだけではなく、常に言い続けて、言い続けるものは みんなを動かす力になると思いました。今後も、この被災地を牽引する鉄道として役目を担っていきたいと思っております」と語りました。ヘラルボニーは、toCとtoBの双方のビジネスモデル、国際アート展といったグローバルへの展開にしたことで、画期的なアートビジネスをつくり、アウトサイダー・アートを資本主義経済にうまく取り入れることを成功させました。2人の行動は、業種や産業、地域を超えて、社会を動かしています。代理で登壇した同社の広報PR部門 シニアマネージャー 小野静香さんは「障害のあるアーティストの皆さまや、そのご家族・福祉施設の皆さまの存在なしには活動できません。この場をお借りして受賞の喜びを伝えたい」とコメントしました。学術・文化部門には、19年ぶりの世界タイトルをもたらした囲碁棋士の一力遼さん、ウィーログ代表理事で、PADM(遠位型ミオパチー患者会)代表の織田友理子さん、絶滅動物「ニホンオオカミ」の研究者である小森日菜子さんが選ばれました。2つ目の世界タイトルを獲得するべく、中国で対局を控える一力遼さんは「この受賞をきっかけに、囲碁にさらに興味を持ってくださる方が増えてくれたら嬉しい」とコメント。織田友理子さんは、体の筋力が徐々に低下していく指定難病「遠位型ミオパチー」に罹患していますが、2008年に患者38人と患者会を発足させ、薬の必要性を訴えてきました。車椅子生活の当事者目線からバリアフリー情報を共有できるアプリの考案・運営もしています。「遠位型ミオパチーの治療薬が今年3月、国から承認されました。メディアを介して多くの方々に知っていただくということが非常に大切なことだと思っております」と話しました。ニホンオオカミの剥製に着目し、自由研究を学術論文へと発展させた小森日菜子さんは、2010年9月生まれの中学二年生。「二ホンオオカミではないか」という素朴な気づきが大人たちを動かし、論文発表にまで至りました。「大好きなニホンオオカミを研究することで、こんなに素敵な賞をいただけてとても嬉しい」と小森さんはコメントしています。芸能・スポーツ部門は、プロ車いすテニス選手で、18歳で男子車いすテニス・史上最年少のパラリンピック金メダリストとなった小田凱人さん、陸上女子やり投選手の北口榛花さん、”Bling-Bang-Bang-Born”がオリコン年間ランキング 2024の作品別売上数部門で3冠を達成したアーティストのCreepy Nutsが受賞しました。(フォルサ)
2025年01月12日働く女性のためのコミュニティSNS「CORE」を展開する 株式会社COREは、2024年12月21日、働く女性たちのキャリア形成や成長を支援することを目的としたカンファレンス「Women’s Career Conference」を開催しました。■女性のキャリアに焦点を当てた3つのトークセッションを開催イベントのテーマは「人生を自由に」。イベント当日は、多様な分野で活躍する女性リーダーや専門家を招き、ライフステージ/起業/ジェンダー課題など、さまざまな視点から女性のキャリアに焦点を当てたセッションをメインコンテンツとして開催しました。当日は満員で立ち見席が用意されるほど大盛況となりました。トークセッション「ライフステージの変化を切り抜けるマネジメントスキル」には、NewsPicks premium事業ディレクターの佐藤裕美さん、Waris共同代表の田中美和さん、SHE プロジェクト推進室室長の松尾真里さんが登壇。キャリア戦略を描きながら進んできた3人に、自分らしさを実現するキャリアやマネジメントに就任したからこそ得られる自由度について話を聞きました。フォースタートアップスの鈴木聡子さん、Josan-she’sのCEO渡邊愛子さん、POLA ORBIS CAPITALの前澤早紀さんなど、実際に起業を経験した女性や、女性起業家の支援に携わってきた登壇者によるトークセッション「社会変革の最前線 起業した女性の生き方」も開催。3番目のセッション「ジェンダーギャップを超えて~女性が切り開くキャリアの未来~」には、山田進太郎D&I財団の石倉秀明さん、Ms.Engineerのやまざき ひとみさん、NewsPicks for WE 編集長の川口あいさんが登壇しました。イベントの参加者アンケートでは、93%が「満足」(※)と答えました。「パネリスト、モデレーターの皆様全員が輝いていて、かなり刺激されました」「こんなに熱量高く、ポジティブなエネルギーが流れていた会場はあまりない」「セッションの内容に背中を押していただき、起業の一歩を踏み出す勇気が出ました」などの感想が寄せられています。同社では2025年3月9日にも、国際女性デーを記念したイベント開催を予定です。■半数以上が「今の職場は、女性の活躍しやすい組織」と回答イベントでは、女性の働きやすさに関する調査も実施しました。いま所属している会社における女性の活躍しやすさに関して聞くと、57.1%が「活躍しやすい組織だと感じている」と答えています。いま所属している会社で、女性がもっと活躍できるようになるために、改善すべきことはあるか尋ねると、85.7%が「はい」と回答しました。「女性管理職のモデルをつくる」「女性特有のライフイベントに対応する福利厚生を充実させるべきと思う」といった意見が寄せられています。※「満足」「とても満足」を満足と評価、回答数=28(2024年12月24日時点)◇調査概要調査期間:2024年12月21日〜12月24日調査主体:自社調査調査対象:Women’s Career Conference来場者有効回答数:28名調査方法:記名式のWebアンケートによる回答■株式会社CORE代表取締役 尾崎莉緒氏コメントCOREでオフラインイベントを初めて開催したのは、1年ほど前。初めは小さいレンタルスペースを借りて、スタッフみんなで名札や飾りつけの準備をするなど、手作り感たっぷりのイベントから始まりました。今回のカンファレンスの参加者様からは、「こんな場所がほしかった!」「もっと早く来たかった」などの嬉しいお言葉をいただきました。イベントに参加してくれる方々の帰り際の満足そうな顔を見て、女性たちでこんなにも熱いエネルギーが生まれる空間が作れることに毎回感動しています。COREのイベントは主に口コミによって成長してきました。過去参加してくださった方がリピートしてくれたり、友達を連れてきてくれたり…。参加者様の口コミの力によってコミュニティが大きくなり、国内最大級のカンファレンスイベントの開催に至りました。このようなイベントは、私たちCOREの力のみで実現できたわけではありません。最前線で活躍されているご登壇者の皆様、同じ志を持つコミュニティパートナーの皆様、女性をエンパワーメントする商品を協賛してくださった協賛企業の皆様、そして何よりこれまでCOREを使い、COREの良さをいろんな方に広めてきてくださった皆様のおかげです。これからもCOREは、働く女性にキャリアの事例やヒントを届け、新しい選択肢を見つける。そんなコンセプトをもとに、働く女性の居場所を作り続けます。2025年3月9日には、国際女性デーを記念したイベント開催を予定しております。ぜひ今後のCOREのイベントにも注目していただけたら嬉しいです。CORE:(フォルサ)
2025年01月11日学ぶから働くまでを支援する女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営するSHEは1月1日より、渋谷凪咲さんをイメージキャラクターに起用した新CM「SHElikesで学んで試してキャリアアップ」篇(15秒/30秒)を放映しています。CMでは、渋谷凪咲さん演じるキャリアに悩む女性が、「SHElikes」を通して新しいスキルを学び、4つの人気の職種にキャリアアップする様子を描いています。また、新CMの放映に先駆けて、同日よりメイキングカット・ムービーを公開。同CMや渋谷凪咲さんからのメッセージが、多くの女性にとって理想の働き方を叶えるきっかけになることを祈りつつ、同社は2025年もユーザーの「自分らしい働き方」の実現に伴走していきます。■ 渋谷凪咲さん起用の背景・CM制作への想い「SHElikes」では、誰もが自分らしい働き方を叶えられるよう、時間や場所にとらわれずに働ける45以上の職種スキルを提供し、これまでの累計会員数は17万名を突破(※)しています。今回、渋谷凪咲さんは、SHElikesのイメージキャラクターとしてテレビCMの他、キャンペーンサイトなどにも出演しています。SHElikesの受講生の平均年齢は渋谷凪咲さんと同世代であり、キャリアや生き方のモヤモヤや変化に直面する時期でもあります。グループ卒業後もタレントとしてバラエティで活躍し、さらに俳優としてドラマに挑戦しながら自身のキャリアを切り拓く渋谷さんの姿や言葉は、SHElikesの受講生だけでなく、キャリアや生き方に悩む多くの女性を元気付けてくれると思い、今回の起用を決定。同社では、「本CMが、理想の働き方を叶えたいと考えている多くの女性に届き、一歩踏みだすきっかけになれば嬉しいです」とコメントしています。(※) 2024年10月時点の自社調べによる同社の累計会員数(卒業生含む無料会員登録者数)■SHElikes CM概要CMタイトル:「SHElikesで学んで試してキャリアアップ」篇(15秒/30秒)出演者:渋谷凪咲放送開始日:2025年1月1日放映エリア:関東・関西・九州◇CMストーリー同CMは、渋谷凪咲さん演じるキャリアに悩む女性が、今の働く環境や仕事内容に満足できず「わたし、このままでいいのかな……」とつぶやくシーンからスタート。その後、場面が変わり「SHElikes」で人気の職種「Webデザイナー」「編集・ライター」「動画クリエイター」「PR・マーケター」にキャリアアップする様子を描きました。誰もが知る歌に合わせて、渋谷凪咲さんがオリジナルの歌詞を口ずさみながら振り付けを交えます。CMの後半には、キャリアチェンジに成功した渋谷凪咲さんが「わたしでもできるんや!」と笑顔で喜びを表現するシーン、在宅勤務をしながら猫とじゃれ合うシーンなど、「SHElikes」で叶う自分らしい自由な働き方を表現しています。同CMを通して、新年に「今年こそは理想の働き方を叶えたい」と願う全ての女性に、新たなキャリアへの選択肢と可能性を提示しています。■CMカット◇出演者プロフィール渋谷凪咲生年月日:1996年8月25日2012年、大阪・難波を拠点に活動するアイドルグループNMB48の4期生として加入。2014年発売のシングル「高嶺の林檎」で初選抜入りを果たし、以降はグループの中心メンバーとして活動し、2023年12月NMB48を卒業。卒業後は2024年7月に『あのコはだぁれ?』で映画初主演を務め、以降も連続ドラマに2クール連続でレギュラー出演するなど、バラエティー番組のみならず様々なメディアへ活躍の場を広げている。にぼし生年月日:2013年6月17日かわいいものが好きな猫。安定感のある落ち着きで出演実績多数。■ メイキングカット・動画・SHElikes新CMメイキング動画 前編・SHElikes新CMメイキング動画 後編・メイキングカット◇渋谷凪咲さんからのコメントQ. CM撮影について、印象に残っているシーンや見どころを教えてください。撮影では4つの職業を演じたのですが、それぞれの職業のかわいい衣装を着ることができて楽しかったです。振り付けも、職種ごとに決めポーズだけちょっと変わっていたりするので、ぜひ注目してください!猫ちゃんと一緒に共演できたのも癒されました。Q. 撮影中にSHElikesを見て、感じたことを教えてください。キャリアスクールや転職サイトってお堅いイメージだったり、難しい言葉が書かれているイメージがあったのですが、SHElikesはポップで楽しそうで、ワクワクする気持ちのままスキルや職業を選べそうだと思いました。転職のように新しいことに向かうときは緊張すると思うのですが、「あ、やってみたい!」と思えるかわいらしいサイトだったので、撮影中もずっと見ていました。Q. 学んでみたいスキルや気になった職種はありますか。家族旅行に行くときは自分でカメラを回していろんな風景や家族の日常を撮って動画にまとめています。好きな曲の歌詞に合わせて編集するのが楽しいので、動画編集はやってみたいと思いました。Q. CMをご覧になる皆さんにメッセージをお願いします!挑戦したいという素直な気持ちを大事にして欲しいなと思います。私は人生で「自分の心がときめいた瞬間」を大事にしています。自分のときめきを忘れず、気持ちのままに勇気を持って踏み出して欲しいです。きっと同じような思いを持った人たちがSHElikesにも集まっているので、一緒に夢に向かう過程で不安が消えて、ワクワクした未来が待っているはずです。いつかきっと、笑顔の自分に出会えると思います。私もみなさんと一緒に心をときめかせて、いくつになっても瞳が輝いているような大人でいられるといいなと思います。(エボル)
2025年01月08日ライフアドバンスはこのほど、社会人500人を対象に「日常的な勉強」についてアンケート調査を実施しました。■8割近くが「日常的にまたは時々勉強をしている」社会人500人に「日常的に勉強はしているか」を聞いたところ、「日常的にしている」が22.8%、「時々している」が53.2%、「全くしていない」が24%と、8割近くの人が「日常的にまたは時々勉強をしている」と回答していました。社会人は仕事をしながらの勉強ということもあり、日常的というよりも仕事が落ち着いているタイミングや、資格試験のタイミングなどで、時々勉強をしている人が半数でした。■何のために勉強・学習をしているのか1位は「全くしていない」「何のために勉強・学習をしているのか」「勉強・学習をしている理由(していない人はその理由)」を聞いたところ、1位は「全くしていない(23.6%)」、2位は「趣味・教養のため(21.8%)」、3位は「仕事で必要な知識のため(19.6%)」でした。◇<1位全くしていない>・したい気持ちはあるのですが体力的にも余裕がなく日々の仕事で手一杯なためです。(40代女性年収201万円〜300万円)・何かを勉強するお金も時間も元気も無いですし、勉強したところで仕事か何かに生かせないからです。(40代男性年収201万円〜300万円)・仕事が忙しく、勉強をしたくてもする時間が取れないのでできません。(20代男性年収401万円〜500万円)・以前は勉強していたが、あまり役に立ったと思うことがないし、趣味や他のことに時間を割く方が有意義だと思うようになったから。(20代女性年収〜200万円)4割近くの人が日常的に勉強をしていないという結果になりました。勉強をしたいけれど、仕事や生活が忙しくできないという声が多かったです。また、勉強が仕事や生活に直結しない場合、する理由がないという意見もありました。◇<2位趣味・教養のため>・昔から勉強が好きで、ジャンルを問わず様々な本を読んでいます。また外国語が好きで、毎日勉強しています。理由は単に好きだからです。(30代男性年収〜200万円)・英語と韓国語を勉強している。今はただ好きだからという理由。しかし、将来的にキャリアアップにつながればラッキーぐらいの感覚で学んでいます。(40代男性年収401万円〜500万円)・知らないことを知るのが、純粋に楽しいから。へー、そうなんだ!と、ものすごく得した気分になれるから。(40代女性〜200万円)・若い頃勉強をしていなかったので、子どもの中学受験をきっかけに勉強していて楽しかったから、趣味として勉強をしています。(40代女性年収〜200万円)2位では、勉強自体が趣味として楽しんで行えているという意見がありました。その中でも特に語学は趣味として取り入れる人が多いようです。また、子どもの勉強を見ている中で自分も勉強するようになったという親の声もありました。◇<3位仕事で必要な知識のため>・海外展開する上で必須な語学とマーケティングの知識が必要だから。(30代男性年収301万円〜400万円)・ある程度の専門用語を知っておかないと業務に支障が出るため。(40代女性年収〜200万円)・法令改正など情報が常に変化しているので対応できないと仕事にならないから。(40代女性201万円〜300万円)・仕事をしていく中でスキルアップは必要になっていくから。(20代女性年収401万円〜500万円)仕事の内容やスキルアップのために勉強をしている人もいるようです。専門職や海外に関わる仕事では日々勉強や知識が必要なことが多いようです。◇<4位資格取得のため>・資格を取得して転職をしたいと考えているので、時間のある時に勉強しています。(20代女性年収〜200万円)・業務におけるスキルアップを目指したいからです。資格を取得し、いざという時は転職にも役立てたいと思います。(40代男性年収401万円〜500万円)・資格取得をすると会社から賞与が与えられるため。また、その資格を取得していないと、できない仕事があるため。(20代女性年収401万円〜500万円)・会社から手当の出る資格を取るため、手当が出る資格に絞って勉強している。(30代男性年収501万円〜600万円)仕事で手当や賞与が出るから資格を取るという人も多くいました。また、資格をとって転職を考えるという意見もあります。◇<5位副業/副収入を得るため>・副業としてのWebデザイナーのスキルを上げるために勉強しています。(40代男性年収401万円〜500万円)・時代の流れに乗った知識を得ることで副業として収入源になると考えて、将来のための貯金を増やせると思ったため。(30代男性年収501万円〜600万円)・副業で仕事の幅を広げたり、質を高めたりしていきたいから。(20代女性年収201万円〜300万円)・結婚して子ども、住宅を購入して将来のお金で不安を感じているから。(20代男性年収501万円〜600万円)勉強をするのは副業やお金のためという人もいるようです。最近ではweb関連の仕事が増えているため、その方面の勉強をする人も多いようです。◇<6位将来のキャリアアップのため>・将来、仕事関係などで役に立つかもしれないので勉強をしています。(40代女性年収401万円〜500万円)・将来的に自分が上に立つ立場になると思っているので、そのために勉強をしている。(30代男性年収501万円)全体を通して多いのが、将来や仕事のためという意見でした。生活の中心に仕事がある場合、やはりキャリアアップのために勉強が必要と考えるようです。■どんな勉強をしているのか1位は「全くしていない」「どんな勉強をしているのか」「具体的にどんな勉強をしているのか(していない方は今後取り組みたい内容)」を聞いたところ、1位は「全くしていない(26.0%)」、2位は「英語・語学(22.2%)」、3位は「資格(21.6%)」でした。◇<1位全くしていない>・職場に外国の方がいるので、英語を学んでみたいと思います。(50代女性年収〜200万円)・今後の副業に役立つようなライティングの勉強などは取り組む価値がありそうだと感じます。(30代女性年収〜200万円)・いつか韓国に行ってみたいと思っているので、ハングルの勉強をしたい気持ちはある。(40代男性年収401万円〜500万円)・セールスライティングは興味があるので、SEOやAIライティング系は勉強してみたい。(30代女性年収201万円〜300万円)勉強をしていないが、語学やライティングについて学びたいという意見がかなり多くありました。特に語学に関しては仕事だけでなく、旅行や趣味など多方面の人から人気のようです。◇<2位英語・語学>・英字新聞を読んで、音読する。英語ニュースや洋画、ドラマなどを見る。(30代男性年収〜200万円)・オンライン英会話でのレッスンを週に2回受講。TOEICスコア向上のため教材で自宅にて勉強。(20代男性年収401万円〜500万円)・アプリを使って毎日リスニングや文章題に取り組んでいる。(30代女性年収〜200万円)・アプリを使って勉強。効果的な英語学習方法をSNSで調べて独学で学ぶ。(30代女性年収〜200万円)実際に対面のスクールに通う人よりも、オンラインスクールやアプリなど、隙間時間に勉強ができる方法を選ぶ人が多いようです。◇<3位資格>・看護師の資格を活かして、レベルアップできたらなと思い、ケアマネージャーの資格を取得したいと思っています。(30代女性年収201万円〜300万円)・司法書士の資格取得に向けて、問題を解いてテキストなどで確認するのがメインです。(40代女性年収〜200万円)・現在働いている部署が、観光に関わる部署なので、観光や旅行に関わる資格の勉強をしている。(30代男性年収501万円〜600万円)・カフェの店舗を作り運営をするためのカフェオーナー資格を勉強している。(60代男性年収301万円〜400万円)看護師、司法書士、保育士などの国家資格を取る人や、仕事のキャリアアップのために新しい資格を得る人がいます。◇<4位ライティング・文章力>・大手WEBメディア・ニュース記事など、日々とにかく多くの記事を読み、さまざまな文章の書き方を知って、良い点を参考にしています。(30代女性年収〜200万円)・文字入力を早くすることを目的にインターネット文字入力検定3級を目指し練習している。(70代〜男性年収201万円〜300万円)・特に海外文学の古典を中心に毎日小説を読んでいます。(40代女性年収201万円〜300万円)・大学の法律の勉強。レポートなど取り組んでいます。書くことを通じて読みやすくできるだけわかりやすくを心がけている。(50代女性年収201万円〜300万円)様々な本や記事などを読んで教養を高めている人が多いようです。また、年配者だとインターネットの使用に不慣れなことから、タイピングなどの勉強を始める人もいました。◇<5位プログラミング・IT関連>・IT関連の仕事に転職したいと考えているので、簡単なプログラミングや業務用ソフトの基本的な使い方などを少しずつ独学で勉強している。(50代男性年収201万円〜300万円)・YouTubeや本をみながら独学で動画編集の勉強をしています。(20代男性年収501万円〜600万円)・書籍やオンラインスクール(動画を見て学ぶ)などでプログラミングやitパスポートの資格取得を目指しています。(30代女性年収301万円〜400万円)プログラミングやITに関しては、ほとんどの人が独学で勉強をしているようです。また、最近では需要のある動画編集なども人気でした。◇<6位FP/金融>・金融のユーチューブなどを見て、今後円高になるのか円安になるのかなど指標の勉強をしています。(20代男性年収201万円〜300万円)・経理を担当しているのでより知識を得るためにFP資格を取得しようと思い、通信学習で学んでいる。(40代女性年収301万円〜400万円)・投資の勉強。デイトレーダーや社会の変化のニュースを見るようにしている。(50代男性年収801万円〜900万円)ニュースや動画サイトなどから知識を得て、その結果資格取得を目指すという人も。また、投資などに興味のある人は、特に金融関連の勉強に力を入れているようです。◇<7位OAスキル(Microsoft Office関連)>・MOS資格を取得するためにテキストを買って、パソコンで実践しながら勉強しています。(20代女性年収〜200万円)・Googleの公式サイト(eラーニング)でGoogleAnalytics4について学んでいます。また、英語の勉強も始める予定です。(40代女性年収301万円〜400万円)■まとめ4割近くの人が「日常的に勉強をしていない」という結果になりました。していないという結果が多い中で、勉強をしたいが時間に余裕がないという意見がかなり多くありました。また、どんな勉強をしているのか1位は「全くしていない」、2位は「英語・語学」、3位は「資格」でした。日常的な勉強をしている人は、仕事で必要があったり、昇給に関係したり、キャリアアップのために行なっているという回答が多くありました。みなさんもこの機会に、新しい勉強を始めてみてはいかがでしょうか。■調査概要調査対象:社会人で日常的に勉強をしている人調査期間:2024年10月13日〜20日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:500人(女性294人/男性206人)回答者の年代:10代 0.4%/20代 18.4%/30代 33.2%/40代 30.2%/50代 13.6%/60代以上 4.2%引用元:(エボル)
2024年12月29日TAG STUDIOが運営するプログラミング学習者向けWebメディア「プロリア プログラミング」は、働きながらプログラミングを学ぶ人を対象に「プログラミングスクールの受講方法」に関するアンケートを実施しました。■88%の受講者が働きながらプログラミングを学習調査の結果、88%の受講者が仕事と学習を両立していることが明らかになりました。これは、多くの社会人がキャリアチェンジやスキルアップを目指し、限られた時間を活用してプログラミング学習に取り組んでいることを示しています。■学習時間帯は「夜」と「休日」が多数学習時間帯については、「夜」(47%)と「休日」(20%)が主流であり、仕事終わりや週末を活用している人が多いことがわかりました。■学習時間確保やモチベーション維持のため工夫した点は?限られた時間を活用するうえで、学習時間の確保やモチベーションを維持する方法を大別すると、以下のような傾向がありました。・時間管理とスケジュール調整・スキマ時間の有効活用・自己報酬の設定やキャリア・収入アップを意識・周囲からのサポート活用・学習環境の整備・強い意志とコミットメント・学習内容の応用と自己成長■プログラミングスクール利用の目的は「転職」が最多学習の目的としては、「転職」(47%)が最も多く、次いで「副業」(27%)、「教養・スキルアップ」(17%)が続いています。これは、プログラミングスキルが新たなキャリアや収入源として注目されていることを反映しています。■働きながらの学習者の67%が目的を達成または予定以上に達成目的の達成度に関しては、働きながら学習した受講者の67%が「達成できた」または「予定以上に達成できた」と回答しており、高い成功率が示されています。■目的達成までの期間は「1年以上1年6ヶ月未満」が最多一方で、目的達成までの期間は「1年以上1年6ヶ月未満」(33%)が最も多く、働きながらの学習には時間がかかる傾向が見られました。■スクールへの通学期間は「4ヶ月以上9ヶ月未満」が多数プログラミングスクールへの通学期間については、「4ヶ月以上6ヶ月未満」(33%)と「7ヶ月以上9ヶ月未満」(31%)が多く、学習期間が長期化する傾向が見られます。これは、働きながらの学習では一度に確保できる時間が限られているため、学習期間が延びることが要因と考えられます。■1日の平均学習時間は「1時間以上3時間未満」が最多に1日の平均学習時間では、「1時間以上2時間未満」(37%)と「2時間以上3時間未満」(38%)が多数を占めています。これは、忙しい日常の中でもコツコツと学習を続けている様子がうかがえます。◇調査結果からの考察今回の調査で、働きながらプログラミングを学ぶ人が多いことがわかりました。特に、夜間や休日を活用し、平均1〜3時間という限られた時間で継続的に取り組んでいる姿勢がうかがえます。学習の目的としては「転職」や「副業」を挙げる人が多く、プログラミングスキルがキャリアアップや新たな収入源として重要視されていることがわかります。また、高い目的達成率からも、努力が実を結んでいることが示されています。一方で、働きながらの学習には時間の制約があり、学習期間が長期化する傾向があります。これに対し、プログラミングスクールやオンライン学習サービスは、より柔軟なカリキュラムや学習サポートの充実を図ることで、学習者の負担を軽減し、効率的な学習を支援することが求められます。今後も働きながら学ぶ人の増加が予想される中で、学習環境の整備や支援体制の強化が重要な課題となるでしょう。■調査概要総回答数:59票(男性:36人 / 女性:22人 / 未回答:1人)調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)調査エリア:全国調査対象:18歳以上のプログラミングスクール受講経験者(20代:24%、30代:61%、40代:12%、50代:3%)調査期間:2024年11月18日〜12月3日調査・分析:プロリア プログラミング 編集部出典元:(エボル)
2024年12月26日インプレスは11月7日、書籍『ポートフォリオ型キャリアの作り方 「複業力」で変わる働き方、そしてお金と自由』を発売しました。■1社に頼らずに稼げる独自のポートフォリオを準備し、収入源を分散昭和・平成の働き方と令和の時代の働き方は、ガラリとその様相を変えました。「VUCAの時代」と呼ばれるように、予期せぬ経済危機や自然災害の発生、テクノロジーの急速な進化により、私たちの働く環境も変化への適応を求められる機会が多くなっています。そうした時代に適しているのは、「1社に頼らずに稼げる、独自のポートフォリオを準備し、収入源を分散しておく」という、前時代とは異なる働き方です。同書は、メディア運営、コミュニティ運営、書籍執筆・プロデュース、企業や地方自治体のアドバイザー、講演活動など、複数の業務に取り組むポートフォリオワーカーとして10年以上の経歴を持つ染谷昌利氏が、今の時代に即した新しい働き方を「ポートフォリオ型キャリア」と命名し、詳説したものです。キャリアの棚卸し、仕事に直結する各スキルの獲得方法、情報発信、セルフプロモーション、商業出版ノウハウ、コミュニティ構築法、継続するためのコツなど、さまざまな観点から「独自のポートフォリオ」を作り、収入源を分散する方法を解説しています。■6つの力を伸ばし、自分ならではの「稼ぐ力」を発見同書では、「言語化力」「セルフプロモーション力」「発信力」「複業力」「コミュニティ構築力」「継続力」という6つの力を伸ばす方法を具体的に解説。これらの能力を磨くことで、趣味や好きなことといった身近な事柄が、何らかの収入源に転換されることがあるからです。同書の考え方やノウハウを実践することで、当初は思いもしなかった、自分ならではの「稼ぐ力」を発見することができるでしょう。■紙面イメージ■同書の構成第1章ポートフォリオ型キャリアが求められる理由第2章言語化力第3章セルフプロモーション力第4章発信力第5章複業力第6章コミュニティ構築力第7章継続力※各章末には、コラムとして新しい働き方を実践する著名人のインタビューも掲載しています。・田中みどり氏(パーソルイノベーション「lotsful」代表)・澤円氏(圓窓代表取締役)・森本千賀子氏(morich代表取締役)・亀山ルカ氏(フリーランス・作家)・大林尚朝氏(AnotherWorks代表取締役)・永井敦氏(Hakuhodo DY ONE取締役副社長執行役員)・井上新八氏(フリーランスデザイナー/習慣家)■同書は以下のような人におすすめです!・副業と複業の違いを知りたい人・副業や複業にチャレンジしてみたい会社員・フリーランス・起業家・キャリアのポートフォリオ化をもとに、将来の可能性を探りたい人・収入源を分散させるために身につけておくべきスキルや経験を知りたい人◇著者プロフィール染谷 昌利(そめや・まさとし)1975年生まれ。株式会社MASH代表取締役。12年間の会社員時代からさまざまな副業に取り組み、2009年にインターネット集客や収益化の専門家として独立。現在はブログメディアの運営とともに、コミュニティの運営、書籍の執筆・プロデュース、企業や地方自治体のアドバイザー、講演活動など、複数の業務に取り組むポートフォリオワーカー。CBCテレビ、読売新聞、『The 21』『広報会議』『週刊SPA』などの媒体に掲載。著書に『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』(インプレス)、『Google AdSenseマネタイズの教科書[完全版]』(日本実業出版社)、『ブログの教科書』『世界一やさしい アフィリエイトの教科書 1年生』(以上、ソーテック社)など多数。■書誌概要『ポートフォリオ型キャリアの作り方 「複業力」で変わる働き方、そしてお金と自由』著者:染谷昌利発売日:2024年11月7日定価:1,760円URL:(エボル)
2024年12月23日取材・文:瑞姫撮影:三浦晃一編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部成海璃子さんといえば、2000年に子役としてデビューし、彼女が12歳の時にドラマ初主演を務めた「瑠璃の島」の印象が、当時小学生の私にとっては衝撃的だった。同世代の女の子なのにこんなにも自分とは違うのかと思うほど大人びていたし、何よりテレビの中で放つ圧倒的な演技力と、人を惹きつけるミステリアスな雰囲気に釘付けになったのだ。しかし、そんな成海さんのイメージは出演作によって変わっていく。テレビ、映画など主演作多数だが、その度に柔らかい雰囲気をまとったり、儚げな雰囲気を漂わせたり、はつらつとした太陽のような明るさを見せたり……。20年以上にも渡る芸能人生の中で見せてきた成海さんの演技力の幅は計り知れない。止まることなく、さまざまな役柄に挑戦してきたように思う。そんな成海さんが出演する、2025年1月より放送予定のABEMAオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課MOGURA(もぐら)』は、これまでに見たことがないような“新感覚のHIPHOPエンターテインメント”だという。今回はドラマの魅力や成海さん演じる役柄の見どころ、そして長きに渡る芸能生活でさまざまなことに挑戦し続けてこれた理由について聞いた。■いまだかつて誰も見たことのない作品ABEMAオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA(もぐら)』は、ラッパーの般若さんが主演を務める。さらに、毎回人気のラッパーが登場するなど、新感覚のHIPHOPエンターテインメントとはいうものの、見ていない者にとっては正直想像がつかない。成海さんは今回のお話を聞いた時のことについて「般若さんが俳優活動もされていることは知っていたんですが、他にもたくさんラッパーの方が出るということで、どんなドラマになるんだろうという興味が一気に湧いてきました。私は昔から般若さんの曲も聴いてましたし、なかなかご一緒できる機会ってそう多くはないですし、絶対に受けたいなとすぐにお返事しました。誰もいまだ見たことのないような作品だと思います」と、胸を高鳴らせた様子で振り返る。ドラマの中で成海は警視庁・麻薬取締課の高橋舞子を演じているが、いったいどんな役柄なのか。「一筋縄ではいかない複雑な心境にある結構不思議な役です。だからそれを解釈しながら演じる作業が難しくもあり、演じていて楽しかったですね。般若さんに“ラッパーとは”と指南するまさかの役所なんですよ。ある夢に向かってまっすぐ進んでいく、とても純粋な人間です」数々の役に挑戦した成海さんでも、難しいと口にした今回の役。どういった部分に苦労したかを具体的に聞くと、「この行動はどうして?とか、なんで?とか思ってしまうような行動をとる役柄です。境遇を想像すると共感できるセリフもたくさんあったんですけど、純粋で真っ直ぐが故の危うさみたいなものがあったりして、そこを落とし込むのに少し苦労しました。現場で監督とお話ししながら作っていきました」と明かしてくれた。誰もいまだ見たことのないような作品の難しい役所でも、自分の中に落とし込んで、現場で監督と擦り合わせながら演じていく。言葉で言えば簡単なように思えるが、その難しさは計り知れない。20年以上にも渡る成海さんのキャリアのすごさを改めて感じさせられる。■大好きだったアーティストとの共演本作は俳優が本業ではなかったラッパーの方々が多数出演している。様々な役と向き合ってきた成海さんは現場でどのような役割だったのかと尋ねると、「普段の現場と同じで、変わったことは無かったです」と答えてくれた。「単純に興味があるので、自分から話しかけたりはしたんですけど、演技の話とかってそんなにしてないかもしれないです。言いたい内容が変わらなければ、多少セリフの言い回しが変わっても良いと思うんですよね。皆さん、私たちとは違う瞬発力の高さがあって、臨機応変に起こる化学反応が楽しかったです。現場の雰囲気は賑やかでした」中高生からHIPHOPが好きで、般若さんの曲も通学路で聴いていたという成海さん。今回の般若さんをはじめ、さまざまなラッパーの方との共演はうれしかったそうで、「こんなことがあるのか!と本当にうれしくて、ご褒美かなと思いました。私は口下手な方なんですけど、般若さんには撮影初日に緊張しつつ自分から『ずっと聞いてます』って話しかけました。作中でも一番一緒にいることが多い役所だったので、般若さんのいろんな一面も見れましたし、いろんなお話もさせてもらえて光栄でしたね。怖い人じゃなくてよかったです」と喜びいっぱいの様子で明かしてくれた。さらに、他のラッパーの方にも自分から話しかけたそうで、「『台詞はどうやって覚えるんですか?』って聞かれたんですけど、私は地道に毎日コツコツやるタイプなので……。昔はパッとすぐ覚えられたものが、今は時間がかかるようにもなってきたので、コツコツと。自宅でソファに座ってコーヒー飲みながらぶつぶつやってますね。シンプルです」と、役者の先輩としての一面も見せていた。■成海璃子が挑戦できる理由幼いころからお芝居を続けてきて、確かな実力を持ちながらも、本作品のように常にチャレンジングなお仕事をしている印象がある成海さん。その原動力や挑戦し続けられる理由について尋ねると、「純粋に自分がどんなことでも楽しみたいです。あまり狭めずどんなジャンルでも通用する俳優になりたいので」と真っ直ぐな瞳で話してくれた。「意思が強そうな見た目をしてるとよく言われるので、戦ってたりとか、孤独を感じたりする役柄が多い印象があるかもしれませんが(笑)、自分の視点だけだとどうしても偏りが出てしまうので、マネージャーさんと相談しながら、客観的な意見も聞きつつ、なるべく、楽しめそうなものをやろうって思ってます」挑戦することが良いことだとは分かっているが、実際には“挑戦して失敗することが怖い”と安定を求める人も多い。そんな人に向けたアドバイスを成海さんに求めると、「人生一度きりなので、自分の心の声に従っていいんじゃないかなと思います。私はわりとネガティブな思考なのでいろいろ考えちゃうんですけど。挑戦した方が後悔は無いですからね。どんなことでも、楽しめそうなのを選んでるのかもしれないです」と成海さんらしくも、シンプルな答えが返ってきた。そこで、ふと疑問に思い「芸能の仕事をやめたいと思ったことはないのでしょうか」と尋ねると、成海さんは「自信を無くして落ち込んだりもしますけど、辞めて何ができるの?って思いますし、本当にこの業界しか知らないので、辞めることはないと思います」とキッパリと宣言してくれた。そして、落ち込んだ時のリフレッシュ方法として「音楽を聞きながら歩くとスッキリしますね。HIPHOPをはじめオールジャンルの曲を聴きながら30分から1時間くらい歩く。無心で足を踏み出してるとクリアになるので、散歩をよくしてます」とのアドバイスも。さまざまな役柄に挑戦し、確かな演技力で実力をつけてきた成海さんでも、私たちと同じように自信を無くして落ち込んだりすることもあるのだと思うと、少し安心すると同時に、自分もマイナスに触れた感情をプラスに持っていくリフレッシュ方法を持っておくと、大変な日々の中でも“頑張ろう”と思えるような気がして、見習いたいなと強く思える。最後に成海さんはドラマの見どころについて聞くと、「般若さんがラップ初心者の役を演じるのが私としてはたまらなくおもしろくて見どころです。みなさんが見たことの無いようなドラマになっていると思います。とにかく多くの方に見てほしいなと思います」とメッセージを送ってくれた。“新感覚のHIPHOPエンターテインメント”という、聞いたことの無い新ジャンル。インタビューをしてもまだまだその全貌は見えないが、数々の主演作を演じ抜いてきた成海さんが難しいと感じながらも、ワクワクした気持ちの中で楽しく演じてきたことを聞くと、今回演じる役所で見せる新たな成海さんの演技の一面も含め、配信を楽しみにせずにはいられない。衣装協力・オールインワン@tarajarmon_jp・靴@sergiorossi・ネックレス/イヤリング@agete_official・ブレスレット@nojess_official『警視庁麻薬取締課 MOGURA』ラップスキルのある警察官が、覚醒剤や麻薬などの違法薬物を摘発するためにラップグループに潜入捜査を行ったという実話を基に描く、「ABEMA」オリジナルのHIPHOPエンタメドラマ。2025年1月より、放送予定。<あらすじ>大麻の使用が疑われるラップグループの一斉摘発を目的に、現役刑事である主人公・伊弉諾(いざなぎ)に突如ラップグループへの潜入捜査が命じられるー。潜入先での抗争や新しい真実に葛藤する主人公を描いたHIP HOPエンタメドラマ。キャスト:成海璃子、吉村界人、Jin Dogg、G-k.i.d、Red Eye、CYBER RUI、Jinmenusagi、ELIONE、Ashley、葛飾心板橋駿谷、Mummy-D、眞木蔵人、吹越満、風間俊介企画・プロデュース:鈴木おさむ原案:漢 a.k.a. GAMI監督:志真健太郎、南虎我脚本:ナラミハル、秋葉恋制作:BABEL LABELドラマ視聴ページURL:ドラマ公式Instagram:ドラマ公式X:
2024年12月20日ベンドはこのほど、運営する「スキルアップ研究所」にて「スキルアップを目的とした副業に関する実態調査」を行いました。■調査背景近年、終身雇用制度の崩壊と働き方改革の進展により、副業を始める人が増加。特に、本業では得られないスキルや経験を積むため、副業を通じてキャリアアップや独立の準備をする人が増えています。そこで今回、副業経験者を対象に、スキルアップを目的とした副業の実態と効果について調査を行っています。■2割以上が、スキルアップを目的とした副業の経験あり副業経験がある200人を対象に「スキルアップすることを目的に副業をした経験がありますか?」という質問では、「はい」と回答した人は22.5%でした。大半の副業経験者がスキルアップを目的とした副業の経験がなく、スキルアップを目的とした副業はまだまだ普及していないと言えます。■得たスキルは独立・フリーランスに活用したい人が多数スキルアップを目的とした副業の経験がある人を対象に「副業で培ったスキルをどのような目的で活かしたいと考えていました(います)か?」と聞くと、「独立・フリーランスとして活かすため」と回答した人が42.2%で最多となりました。この結果から、副業で得たスキルは独立やフリーランスとしてのキャリア形成に向けた準備として活用したいと考える人が多いことがわかります。また「独立・フリーランスとして活かすため」「本業で活かすため」と比較すると少ないものの、「転職して転職先で活かすため」という回答も26.7%で、一定の人が転職を想定して取り組んでいることがわかります。■大半の人が収入面の理由で副業を始めている副業の経験がある人を対象に「なぜ副業に取り組んだ・取り組んでいるのです?」と尋ねたところ、「収入を増やすため」と回答した人が87%で最も多い結果となりました。また4割以上の人が「本業以外にも収入源が欲しいから」と回答しており、収入アップや収入の維持が副業をする圧倒的な理由となっていることがわかります。つまり、副業は「収入のため」というイメージが強いと言えます。表を見てもわかるように、スキルアップを目的に副業に取り組んでいる人は少ないのが現状となっています。■課題と展望今回の調査で、スキルアップを目的とした副業に取り組んでいる人は少ないことがわかりました。副業=収入というイメージが強く、スキルアップの観点で副業を選ぶ人は少数。興味はあるものの、どの副業が適しているかを理解していない人も多いことが判明しました。今後、副業=収入という固定観念が薄れ、スキルアップを目指す人々が増えることで、副業は収入源だけでなく、キャリア形成や自己成長の手段として認識され、働き方の多様化に貢献することでしょう。■調査概要スキルアップを目的とした副業に関する実態調査対象者:副業の経験がある人対象地域:全国調査方法:インターネット調査期間:2024年11月6日〜11月12日回答数:200(男性104、女性91、無回答5)引用元:(エボル)
2024年12月15日ダイヤモンド社は11月27日、TikTokフォロワー19万人突破・ビジネススキルの情報発信で人気の“にっしー社長”こと西原亮氏の初の著書『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』を発売しました。■誰でも「仕事ができる人」になれる57の仕事術仕事ができないのは“当たり前”ができていないだけ!?新卒時、横一線でスタートしたはずの社会人人生。成果をあげる人がいれば、後輩に追い抜かれる人もいる……。時間が経つにつれ、「仕事ができる人」と「そうでもない人」に明確な差が生まれていきます。同じように頑張っているはずなのに、この差はどこで生じるのでしょうか。頭のよさ?経験値?専門的な技術?実は、これらは大きな要因ではありません。仕事のゴールを明確にし、優先順位を決め、効率的にタスクをこなし、適切なタイミングでコミュニケーションをとる--こうした「当たり前にやるべきこと」を 実行できているかどうかが、決定的な差になっているのです。しかし「当たり前」は、わざわざ教わる機会も少ないもの。 だからこそ、誰でもできるけど、できている人は意外と少ない……。同書では、そんな誰も教えてくれなかった「仕事ができる人の当たり前」を具体的に解説しています。著者は明治クッカー代表取締役の西原亮氏。父親の跡を継ぎ、同社で代表を務める西原氏ですが、そのキャリアのスタートは外資系コンサルティング会社でした。まわりは経験者ばかりという環境に社会人経験ゼロで飛び込み、当時は「最も仕事ができない人」として扱われていました。同書では、そんな苦悩したコンサル時代に超優秀な上司から教わった「仕事ができる人が当たり前にやっている行動や考え方」、さらに、自身の試行錯誤を通じて実践してきた仕事術を惜しみなく公開。業界や業種を問わず、すぐに活用できる実務に直結した内容です。基礎力を身につけたい新入社員や若手ビジネスパーソンはもちろん、さらなるスキルアップを目指すマネージャー層にも役立つ1冊となっています。■目次(一部抜粋)はじめに1章 仕事ができる人の「考え方」の当たり前・「わかったふり」をしない・「不要なもの」を削ぎ落とす・シングルタスクに切り分ける2章 仕事ができる人の「コミュニケーション」の当たり前・上司に答えを聞かない・昭和的ビジネスマナーを守る・自ら指摘を求める3章 仕事ができる人の「チームワーク」の当たり前・「悪い知らせ」を最初に伝える・頼ることを諦めない4章 仕事ができる人の「TODO」の当たり前・「今週やるべきこと」を明確にする・TODOの障害を想定する・4分間だけやってみる5章 仕事ができる人の「会議」の当たり前・無駄な会議になんとなく出ない・最初の5分は雑談する・議事録で論理的思考を鍛える6章 仕事ができる人の「ノート術」の当たり前・縦型ノートをヨコに使う・「1日1見開き」を守る・メモは1枚に収める7章 仕事ができる人の「インプット」の当たり前・本は読みきらなくていい・1時間語れるまで調べる・仕事以外でお金を稼ぐおわりに謝辞もっと仕事ができる人になるための読書リスト◇著者プロフィール西原 亮(にしはら・りょう)明治クッカー代表取締役。慶應義塾大学卒業後、アメリカ・ニューヨークに拠点を置く投資ファンドと大手総合商社の合弁にて設立された経営コンサルティング会社に入社。主に全社組織改革、新規事業立案、新興国への海外事業展開戦略などのプロジェクトに参加。担当企業はグローバル大手印刷機器会社、イスラエル大手製薬会社、国内大手通信会社など多数。同社で5年の勤務を経て30歳を迎えた2013年、父親の跡を継ぐために明治クッカーに参画、同年8月より代表取締役に就任。万年赤字、廃業加速、低賃金、採用難、超アナログの産業において、売り上げ、従業員数ともに10年で700%の成長を実現。2019年より「にっしー社長」として、YouTubeおよびTikTok にてビジネススキルの情報発信を開始。「コンサル時代に教わった最強のノートの使い方。 TODOをゴリゴリ進めるノート術。」が60万回以上再生される。YouTubeのチャンネル登録者数は8万人、TikTokフォロワーは18万人を超える。本書が初の著書となる。■書誌概要『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』著者:西原 亮定価:1,760円発売日:2024年11月27日発行:ダイヤモンド社判型:四六並製・280ページ(エボル)
2024年12月11日11月18日、女性ひとり一人の“Well-living”をデザインするプロジェクト『W society』が、今年から女性をサポートする取り組みをスタートさせた、ベル ジャポン株式会社の「キリ」とコラボレーションし「私らしいキャリアの作り方」を考えるウェビナーを開催。転職サービス『doda』の副編集長・川嶋さんと、ベルジャポン株式会社のマーケティングコミュニケーションマネージャー・畠中さんが登壇し、参加者とともにこれからの時代のキャリアオーナーシップについて考えました。キャリアオーナーシップとは、個人が自分のキャリアに対して主体的に取り組む意識と行動のこと。終身雇用制度や年功序列制度が崩壊し始めている現代では、それぞれが主体的に自分のキャリアやスキルアップに向き合っていく必要性があります。だけど、自分だけでは「今後のキャリアの考え方」が分からない人も多いはず。キャリア迷子のマイナビウーマンの編集部員がウェビナーに参加し、これからの自分のキャリアについて考えてみました。■自己分析ワークで「価値観に合ったキャリア」を考える「今の仕事をいつまで続けよう?」と考えたことがある人は少なくないはず。同じ職場、同じ環境で働いていると、見知ったメンバーと働くことができ、仕事の効率が良くなるなどのメリットもありますが、新しいスキルが養いづらいというデメリットもあります。doda副編集長・川嶋さんのお話によれば、自らのキャリアを主体的に考えるためには「世の中と自分を知ること」が大切なのだといいます。まずは「社会の現状」について、データを参照しながら学んでいきます。「仕事内容も働き方も自分で意思決定を行ってきた方は、データで見ても仕事への満足度が高いです。そして近年、転職意欲を持つ女性はどんどん増えてきています。仕事における選択肢を見てみることを、前向きに考えている女性の数は増えてきています。転職後の平均年収もこの4年で増加傾向となっており、この先も上がっていく傾向だと考えられます」現在、転職市場で人気なのは「リモートワーク可」の企業。しかし、家事や育児を並行しながら仕事を続けたい女性の数は増えており、倍率も高くなっているそう。一方で副業に関しては、まだ行動に起こしている人が少ないといいます。こういった社会の現状を考えながら、自分の価値観の棚卸しを行うことで今後のキャリアについて主体的に考えてみようというのが、ウェビナーの趣旨でもあります。後半はワークを行い、今までの仕事内容から培った自分のスキルや経験、そして生活における比重がどこにあったのかを考えていきます。ポイントは、仕事や生活を通して何を快・不快に感じたかに目を向けること。それこそが自分の価値観であり、価値観に沿った働き方や仕事内容を考えることで、今の自分が養っていくべきスキルや、どんな会社が合っているのかが見えてくるのだそうです。どんな人から仕事を頼まれやすかったのか、どんな人と働くのが楽しかったか、チームの中で自分はどんな立ち位置だったか……自己分析がしっかりできると、現状自分がいる場所が合っているかなども見えてきます。今の自分の価値観と、現在の職種が合っていないなら、転職や異動を考えてみたり、そのために新しいスキルについて学んでみるのもひとつの手。このように、自分を知ることによって、今の自分に必要なもの、今の自分が楽しいと思える仕事や職場環境を考えていくことで、キャリアの手綱を自分で握れるようになっていきます。女性は自分の価値を過小評価する人が多く、スキルを自己申告するのが苦手な人も多いといいます。ワークを行うことで、自分の能力を自覚するきっかけにもなるのだそう。しかしデータを見ると、キャリアオーナーシップが芽生えてくる年代は、男女ともに40代くらいから。20〜30代は周囲の目を気にしてしまったり、ライフステージが激しく転換しやすいことから、なかなかキャリアオーナーシップを発揮できない女性が多いのだそうです。今後結婚するか、出産したいかなど、仕事だけでなく人生全体の価値観が定まっていないと、キャリアオーナーシップも発揮しづらくなります。しかし、「今後の人生をどうしたいかを含めて、主体性を持つことが大切」と川嶋さん。「思考が“仕事か、人生か”で分別されてしまうと悩んでしまうかもしれませんが、仕事と人生は繋がりがあるものです。大切なのは、自分の仕事や人生を、自分で意思決定していくこと。将来的に家庭や子育てに重点を置くのか、それとも仕事に注力したいのかを決めることも、意思決定としては重要なポイントです。結婚や出産は一人でするものではないので計画は立てづらいかもしれませんが、迷いがあるのであれば、いざという時にどちらも両立できるような仕事を選んでおくのも一つの手です。ただ、未定だからという理由でその場にとどまり続けなくてもいいのかなとも思います」30代から外資系企業に関わるキャリアを積んできたベルジャポン・畠中さんも、川嶋さんの話を聞いて、今までの自分を振り返るきっかけができたといいます。「自分がどの会社、どの仕事を選ぶかで、養えるスキルや経験は大きく変わってくると思います。行きたい業界が見つかったら、できるだけ早く行動しておくことが大切です。私も今回のワークを行ってみて、3年後の自分から逆算した時に、今どんな仕事をしておくべきなのかを考えることができました。おぼろげでも未定でもいい。とにかく、人生に目標を持って進んでいくことが大切だと思います」毎日働いていると、働くことそのもので目的が完結してしまいがち。3年後、10年後の自分がどんな仕事をしているか、どんな働き方ができるかまで考えて、毎日の仕事をこなせていない自分にも気が付きました。自分の価値観を知り、目標ができると、自分の行動ひとつに責任感が生まれる実感がありました。毎日こなす仕事にも意味を感じるようになり、本当はやってみたい仕事に向かって、小さな目標を設定できるようになりました。未経験の目標を達成するのは簡単なことではないかもしれませんが、かなえたい目標があるからこそ、毎日にハリが出ます。人生は「なんとなく」過ごしていくよりも、自分が行きたい方向に進んでいく方が、きっと楽しいはず!(取材・文:ミクニシオリ)
2024年12月08日大和書房は11月23日、『30代から、どう働くか お金、やりがい、自由――何もあきらめない人生戦略』(伊庭正康 :著)を発売しました。お金も、自由も、やりがいもあきらめない、キャリアアップ戦略本の登場です。■「30代の8割がキャリアに不安」!令和の30代事情慣れないマネジメント、上がらない年収、次々と転職・独立していく友人や同僚たち……。仕事でもプライベートでも、悩みが尽きないのが令和の30代。「30代の8割」が今後のキャリアに不安を抱いているという調査もあります(ライボ、2022年)。同書は、そんな30代の不安を正面から受け止め、解決する方法論を紹介しています。・もうすこし年収を上げたいけど、スキルに自信がない・今の会社でキャリアが停滞している・他の会社でやっていけるのか不安・家族もいるし、今さら転職・独立なんてできないもんもんと悩み、不安を抱えながらも、やむなく現状維持を続ける30代が、「今の自分」でキャリアアップするための戦略バイブルです!■著者は「ビジネスパーソン支援」プロ中のプロ!著者は、リーディングカンパニーから中小企業まで、悩めるビジネスパーソン25万人を支援してきた伊庭正康氏(ベストセラー『できるリーダーは、これしかやらない』(PHP)著者)。自分では気づかなかった「隠れた強み」を引き出し、市場価値を高めるテクニックを伝授します。同書のノウハウを実行すれば、年収を倍にするキャリアアップも夢ではないかも!■目次第1章40代から活躍する人が、30代でやったこと第2章あなたは「会社依存症」になっていないか?第3章30代を「人生のターニングポイント」にする方法第4章できる30代が絶対身につけている「考え方」と「スキル」第5章好きなように生きるためのぶっちゃけ話◇著者略歴◎伊庭正康(いば・まさやす)株式会社らしさラボ代表取締役。リクルートグループでは、20年以上求人メディア事業に携わる。最初は、夜のお店への「求人広告の飛び込み営業」に従事。ママさんに断られる日々に悩みながらも、仕事を「面白くする」セオリーを会得し、モチベーションが向上。その後は、「自分らしさ」を活かす営業手法を開発。様々な部門の営業で、プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰を4回受賞。累計40回以上の社内表彰を受け、営業部長、社内ベンチャーの代表取締役を歴任。2011年、研修会社(株)らしさラボを設立。リーディングカンパニーを中心に年間200回を超えるセッション(リーダー研修、キャリア研修、営業研修、コーチング、講演)を行っている(リピート率は9割を超え、全受講者数は約25万人)。「自分らしさ」を活かす実践的なプログラムが好評で、その活動は『日本経済新聞』『日経ビジネス』『THE21』など多数のメディアで紹介されている。オンライン学習「Udemy」をはじめ、「Youtube(登録者約20万人)」、「Voicy」、メルマガでも、時間管理、リーダーシップ、営業スキルなどの講座を提供し、ベストセラーコンテンツとなっている。■書誌概要『30代から、どう働くか お金、やりがい、自由――何もあきらめない人生戦略』著者:伊庭正康発売日:2024年11月23日定価:1,760円発行元:大和書房URL:(エボル)
2024年12月02日エミリスは、第二新卒で転職した経験がある158人を対象に「第二新卒の転職に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。■職歴が浅いうちの転職、実際はどんな感じ?厚生労働省によると、入社から3年以内に離職する新卒者は毎年3割以上にのぼります。そのため、社会人経験が3年未満の「第二新卒」で転職することは、決して珍しいことではありません。とはいえ、職歴が浅いうちの転職について「実際どうなんだろう」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。そこで実施された今回の調査。どのような実態が明らかとなったでしょうか。■第二新卒で転職に踏み切ったきっかけは「仕事内容が合わない」第二新卒で転職に踏み切ったきっかけの1位は「仕事内容が合わない(27.2%)」でした。2位、3位は僅差で「過重労働や休日出勤(24.7%)」「収入への不満(23.4%)」となっています。前向きな理由で転職を決意した人は少数。大半の人が、現職での仕事内容や労働環境、給与、人間関係に対する不満から脱却したいという理由を挙げていました。◇<1位仕事内容が合わない>・入社当初は、専門的なスキルを活かした業務ができると思っていたのですが、実際にはルーチンワークが多く、成長を感じられない日々が続いたため(30代 男性)・選んだ業種が自分の期待と異なると感じたため(20代 女性)・想像していた仕事よりも雑務作業が多かったから(20代 女性)・新卒で入った会社が自分のやりたい分野の業種ではなかったので、希望外の勤務地に配属されたのをきっかけに退社しました(20代 男性)・仕事内容が自分に向いていなかったから(30代 男性)「仕事内容が合わない」と回答した人の理由は大きく3つに分けられます。1つ目は、「思っていたような仕事ではなかった」など、入社前に想像していた仕事内容と実際の仕事内容が異なっていたケース。2つ目は、「希望していない部署に配属された」「雑用ばかりさせられる」など、やりたいと思っていた仕事に携われなかったケース。そして3つ目は、希望していた仕事に就いたものの、実際に働いてみると自分には向いていないことがわかったケースです。第二新卒で転職に踏み切ったきっかけとして、理想と現実のギャップが大きな原因であるとわかりました。◇<2位過重労働や休日出勤>・思っていたよりも残業や休日出勤が多く辛かったから(20代 女性)・勤務時間や労働内容が過酷で体調を崩してしまい、心身ともに疲弊してしまったから(20代 男性)・激務で未来が見えなかったため。体力的に厳しいと思った(20代 女性)「激務すぎる」「残業が多い」「休みの日にも頻繁に仕事が入る」など、過重労働や休日出勤の多さがきっかけで、転職に踏み切った人も。なかには、「サービス残業ばかりだった」「体調を崩してしまった」など、辛抱して続けるべきではないケースもありました。◇<3位収入への不満>・思っていたよりも給与が良くなかったから(20代 女性)・給与が低く生活が成り立たなかったから(30代 女性)・ボーナスについて入社前に聞いていた内容と違う部分があり、結果的に想定年収が大幅に下がってしまったため(20代 女性)収入への不満が転職のきっかけになった人も2割を超えました。とくに「思っていたよりも少なかった」と回答した人が多くなっています。職務経験が浅い新卒者は、初任給やボーナスが低く設定されることが一般的です。また業界や企業によって給与には大きな差があります。そのため、「入社時に聞いていた給料よりも少ない」「友人や知人と比べて自分の給料は少ない」と、不満を募らせるケースも多いと推測できます。◇<4位職場の人間関係>・人間関係が悪く、考えるだけで精神的に辛かったから(20代 女性)・上司との相性が悪かったから(20代 女性)・パワハラがすごく、事務所内に怒号が飛び交っていたりしていたので、精神衛生上良くないと思った(20代 女性)会社は働く場所ですから、「気の合う人とでなければ仕事ができない」というのはあまり望ましくありません。とはいえ、上司や同僚の存在は、仕事のモチベーションや精神面に大きな影響を与えます。そのため、職場での人間関係が悪化すると、仕事への意欲が低下したり、会社にいる時間が苦痛になったりすることも。今回のアンケートでは、「職場の人間関係」が転職のきっかけになったと答えた人の4割以上が、パワハラなどのハラスメントを受けた経験があると回答しています。職場の人間関係が転職理由となる背景には、単なる相性の問題だけでなく、深刻な要因が潜んでいることがわかります。◇<5位スキルアップしたい>・営業として慣れてきたタイミングで、さらに難しい業界や媒体の営業に挑戦したいと感じ行動した(20代 男性)・新しい環境で挑戦し、自分のスキルを活かしたいと思いました(20代 男性)・業務を通じて得られる成長や経験が思っていたよりも限定的で、自分がもっと成長できる環境を求めるようになりました(20代 女性)前向きな転職理由である「スキルアップしたい」が5位にランクインしました。「より難易度の高い仕事に挑戦したい」「もっと成長したい」など、さらなるスキルの習得や自己成長の機会を求めて転職を決意した人もいるようです。とくに、「現職の環境や仕事内容ではスキルアップが難しいため転職を決意した」という声が目立ちました。■第二新卒での転職をしたほうがいいと思う人は約9割に「第二新卒での転職はしたほうがいいと思うか」という質問に対し、「したほうがいい」と答えた人は86.7%にのぼりました。実際に第二新卒のタイミングで転職した人の多くが、転職によるメリットを実感しているとわかります。では「なぜ第二新卒で転職したほうがいいと思うのか」、その理由を聞いてみました。■転職をした方がいい理由1位は「需要が高い」第二新卒で転職をしたほうがいい理由を聞いたところ、もっとも多かった回答は「第二新卒は需要が高い(15.2%)」でした。2位「合わない職場に居続ける必要はない(13.9%)」、3位「早めに転職するほうがメリットが多い(12.0%)」と続きます。ランキング全体から、第二新卒として早めに行動を起こすことが、将来のキャリアを広げたり、自分らしく前向きに働ける環境を見つけるうえで役立つと考えられていることがうかがえます。◇<1位第二新卒は需要が高い>・社会人としてのマナーはある程度ありつつ、若くて伸び代がある第二新卒は需要があり、希望の企業に転職しやすいと感じるから(30代 女性)・年齢を武器として使える転職時期が、第二新卒だから(20代 男性)・若いというのが何より武器になって、ポテンシャル採用で結構大手とかも狙えるので(20代 男性)1位は「第二新卒は需要が高い」でした。転職経験者が実感しているとおり、第二新卒を歓迎する企業は多くあります。主な理由は次の3つです。・基本的なビジネスマナーが身についており、教育コストがかかりにくい・若いため、将来の成長を期待できる「ポテンシャル採用」が可能・社会人経験が浅く、前職の慣習に染まっていないため、新しい環境や仕事に柔軟に対応できる新卒でも職務経験が長いわけでもない「第二新卒」ならではのポテンシャルや柔軟性に、多くの企業が価値を見出しています。また近年は、企業が新卒の必要採用数を確保できなかったり、早期退職した新卒者の補充が必要になったりすることから、第二新卒の採用を積極的に行っているケースも少なくありません。◇<2位合わない職場に居続ける必要はない>・我慢して仕事を続けるよりも思い切って環境を変えたほうが良いと思うから(30代 男性)・人生は一度きり、不満を抱いたままで会社にとどまるのは損をしている(40代 男性)・嫌なことをずっと耐えて日々生活するのであれば、すぐに見切りをつけて自分の輝ける場を新たに探したほうがよい(50代以上 男性)「つらい状況や納得いかない状況に耐えて、新卒で入った会社にしがみつく必要はない」と考える人も多くなりました。ひと昔前と違い、今は転職がデメリットとはならない時代。社会の変化に伴って働き方やキャリアの選択肢が多様化し、自分に合った環境を求めて転職を選ぶことが一般的になりつつあるからです。さらに、第二新卒を歓迎する企業も増えているため、第二新卒での転職が不利になることが少ないことも理由と言えるでしょう。◇<3位早めに転職するほうがメリットが多い>・違うなと思ったら行動は早い方が良い。ダラダラと残ると辞めにくくなってしまうから(30代 女性)・自分に合わないと感じたり、続けていく自信が無くなったら早めに決断して次に進んだほうがいい(30代 男性)・新しいことを始めたいなら早い方がいいので(30代 女性)ダメだと思ったら、できるだけ早く転職したほうがメリットが大きいと考えている人も。年齢を経るほど、即戦力としての経験やスキルを問われることも多くなります。一方、第二新卒の時期であれば意欲や将来性を評価される「ポテンシャル採用」があるので、未経験の分野にも挑戦しやすくなります。また前職での経験が長くなると、新しい職場や仕事への順応が難しくなるケースも。職歴が浅いうちにであれば、新しい環境にもスムーズに適応しやすいと言えます。◇<4位ストレスを減らせる>・結果的にいい会社に就職できれば精神的ストレスがなくなる(20代 女性)・仕事内容や人間関係などが明らかに自分と合わないなと思ったらそのまま働き続けるのはストレスになるだけで自分のためにはならないと思うから。それなら若いうちに早めに見切りを付けて自分に合う会社を見つける方がいいと思う(20代 男性)・向いてないものを頑張って続けて精神を病んでしまう方も多いのではないかと思う。そうなるとこれからの人生、生きづらくなってしまいます。長く続けることばかりが大切ではなく、身体を壊さずに無理なくやっていけることが重要だと思う(30代 女性)「適性にあった仕事」や「良好な人間関係を築ける職場」に転職することで、ストレスを減らすことができます。自分に向いていない仕事を続けたり、人間関係の悪い職場にいることはつらいもの。毎日のストレスがボディーブローのように効いてきて、心身に負担が蓄積すると健康を害してしまうことさえあります。心身を壊してまで新卒の就職先に居続ける必要はないと考える人も多くなりました。◇<5位キャリアの再構築がしやすい>・早期に軌道修正することでその後のキャリアの満足度を高めることができるから(20代 女性)・早いうちに転職してデメリットはほとんどない。これからは自分でキャリアを作っていく時代だから、納得いく職が見つかるまで転職していいと思う(20代 女性)・まだ若いのでもし他に行って違うなと思った時に修正しやすいから(40代 女性)現在の仕事やキャリアの方向性を見直すことが、第二新卒のタイミングであれば比較的しやすいと考える人も多くなりました。職歴の浅い第二新卒の時期は、特定の職種や業種・仕事内容などにこだわりをもっていないケースが多く、新しい道を選びやすい傾向にあります。また、第二新卒には今後の成長やポテンシャルを期待して採用する企業も多いため、未経験でも採用のハードルは比較的低めです。そのため第二新卒の時期は、キャリアの方向転換をするには良いタイミングだと言えるでしょう。◇<同率5位経験を積み視野を広げられる>・何に向いているかを知るには様々な経験が必要だと思う(30代 女性)・失敗できるうちに色々な業種を試しておいた方が、その後、自分にとって良い選択を選び取りやすくなるため(20代 女性)・一つの場所にとどまる必要はないと思うから。経験は多い方がいい(30代 女性)「自分にどんな仕事が向いているかを知るには、いろいろな経験をしてみることが必要」と考えている人もいました。一つの会社で働いただけでは、自分の適性を知ることは難しいかもしれません。失敗が大きな痛手にならない若いうちに様々な仕事を経験することが、今後のキャリア選択に役立つのではないでしょうか。■まとめ職歴が浅い第二新卒での転職について、不安を感じる人は多いかもしれません。しかし、転職経験者の8割以上が「第二新卒での転職はしたほうがいい」と回答しているとおり、第二新卒のうちに早めに行動することは、将来のキャリア形成や自分に合った働き方を見つけるうえで大きなメリットがあります。さらに近年は、第二新卒を積極的に採用したいと考えている企業も増えています。現職に不満がある第二新卒の方は、自分に合った環境を見つけるために転職も視野に入れて一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。■調査概要「第二新卒の転職に関する意識調査」調査対象:第二新卒で転職した経験がある人調査期間:2024年10月31日〜11月14日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:158人(女性94人/男性64人)回答者の年代:20代 44.3%/30代 35.4%/40代 13.3%/50代以上 7.0%引用元:(エボル)
2024年12月01日Personalは、20代向け就職・転職支援サービス「パーソナルファイル【相性転職・就職】」の会員ユーザー264名を対象に、「仕事と学歴に対する意識調査」を実施しました。■約半数が、就職・転職活動で自身の学歴を「気にしている」学歴の気になる割合は50.7%と過半数に。一方、気にならない割合は37.9%、「どちらでもない」と回答した人は11.4%という結果になりました。■学歴が気になる理由は「選択できる幅が狭い」が最多学歴が気になる理由として最も多かったのは、「選択できる幅が狭い」で、26.25%を占めました。続いて、「就職・転職活動がうまく進まない」が18.29%という結果に。キャリアの選択肢が狭まることへの不安や、就職活動における不利を感じるなど、現実的な問題が上位に上がってきました。■自身のキャリアに、学歴が「影響あり」は4割超に学歴が自身のキャリアに影響を与えているかという質問に対し、「影響している」と回答した人が全体の44.3%と最も多く、学歴がキャリアに少なからず影響を与えているという意識がうかがえます。■学歴コンプレックス、過半数が「ない」と回答学歴コンプレックスを感じたことがあるかという質問に対し、約半数の人が「全くない」または「あまりない」と回答し、54.9%と過半数を占めました。学歴が自己評価に大きな影響を与えていないことがわかりました。■「学歴が高いほど、仕事の成功につながる」は4割超学歴が高いほど、仕事の成功につながると考える人は、全体の43.7%に。しかし、学歴以外の要素も重要だと考える人も多く、意見は二分する結果となりました。■「能力・スキル」や「経験」を重要視する人が圧倒的多数学歴よりも、実務経験やスキルの方が重要だと考えるかという質問に対し、89%の人が「そう思う」と回答。学歴が全てではないという考えが若年層の間で広まっていることがうかがえます。■学歴は「仕事の成功には直結しない」が多数派に仕事で成功するために最も重要な要素として、「能力・スキル」が54.9%と最も多く挙げられました。さまざまな知識・経験や専門的な技術が仕事の成功に不可欠であるという認識がうかがえます。■調査結果から見えてくること今回の調査結果から、20代の若年層は、学歴が就職・転職活動に影響を与えることを意識している一方で、学歴よりも実務経験やスキルを重視しているということが明らかになりました。新卒採用においては高学歴が有利になるケースが多いですが、転職者にとっては、学歴よりも能力やスキルが評価されるケースも少なくありません。特に近年は、ポテンシャル採用を行う企業が増加しており、未経験からでも活躍できるチャンスが広がっているといえます。■調査概要調査対象:20代の会員ユーザー調査期間:2024年6月12日〜7月1日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによるアンケート回答有効回答数:264名引用元:(エボル)
2024年11月27日取材・文:ミクニシオリ撮影:大嶋千尋編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部隣の芝は青く見えるとよく言いますが、隣の部署も青く見えるもの。リモートワークがしやすい部署、働く姿がキラキラ輝いて見える部署……今の自分は感じることができない魅力がある、そんな気がしてしまいますよね。しかし、新卒でカンロ株式会社に入社し、ジョブローテーション制度で7年目にしてすでに3部署を経験している高橋舞さんは「どの部署にいてもキャリアの軸は変わらない」と言います。同じ会社の中でも、職種が変わると働き方も仕事内容も変わるもの。ですが彼女には、自分が関わっている「商品が好き」という、ブレない軸があるのです。■7年間で3部署を経験。各所でのスキルを生かして再度営業職にではさっそく、高橋さんのこれまでのご経歴から教えてください!新卒でカンロ株式会社に入社して、現在7年目になります。私が入社した時にはジョブローテーション制度があり、今までに三度の異動を経験しています。入社から3年半は営業として東北の支社に勤務し、その後本社に異動となり、商品企画として2年、現在はまた営業として、コンビニエンスストアを担当させていただいております。それぞれ、どんなお仕事をされていたのでしょうか。東北では営業として、地域の小売店に対しての商談から、売り出し時の商品展開までを一貫して担当していました。横のつながりが強いエリアだったので、得意先との飲み会にも積極的に参加し、徐々に交友を深めていきました。慣れない土地での社会人デビューは不安だったのですが、周囲の人にも恵まれて、最後は離れがたい思いから泣きながら東京に戻ってきました。高橋さんのお人柄ゆえでしょうか。明るくて親しみやすいと言われませんか?本当ですか?そう思っていただけるととても嬉しいです……!笑顔もステキ!では、次は商品企画時代のことも教えてください。異動先の部署は新商品の企画を担う部署でした。もともとグミが大好きでカンロへの入社を決めたので、企画部への異動は不安もありましたが直接商品に携われるという点で胸が躍りました。私が担当した商品の一つに「マロッシュ」という商品があるのですが、企画を考えるところから売り出し時のプロモーションなど、商品が世に出るまでの全てに携わっていたので、担当商品は我が子のようにかわいく見えてしまいます(笑)。マロッシュといえば、今やどのコンビニでも目にしないことはないほど人気の商品ですよね。初めて食べた時は、あのふわふわ食感に驚きました。マロッシュはその「新食感」にとにかくこだわって作られた商品なので、そう言っていただけると嬉しいです!でも、営業と企画だと、お仕事の内容もかなり変わると思うのですが……異動時は大変だったのでは?営業時代は社会人デビューの時だったこともあり、とにかくタスクをこなしていく働き方でした。企画への異動時は社会人としての経験があり、自分で考えながら働くことを求められることも増えたので、慣れるまでに時間がかかりました。でもやっぱり、企画職はとにかく商品に愛着が湧くので、最終的には営業の時とは違った楽しさを感じながら働くことができました。仕事が楽しくなるきっかけもあったのでしょうか?「店頭でたくさんのお菓子を見ている中で、自分が一番買いたいと思える商品を作りなさい」という上司からの一言が、担当商品に愛を持つきっかけになりました。自分が食べたいお菓子を自分の手で作れるって、夢みたいですよね!もちろん、実際はいろんな数字やデータを比較しながら、地道に作業する工程も多いです。でも、誰かがおいしく食べてくれるだろう、ではなく、まずは私が欲しいと思えるものを作るんだと思えた時、仕事が一気に自分ごとになったんですよね。企画職の頃もご活躍されていたかと思うのですが、現在はまた営業に戻られているんですよね。今は全国に店舗を持つ小売様を担当しているので、影響力も大きく責任の重さを感じています。10年前と比べてもグミの市場がかなり大きくなってきているので、商談時の手応えもまったく違います。特にコンビニはトレンド意識が強いので、商品説明会の熱量も高く、前の2部署とはまた違う楽しさがありますね。色々な部署で異なるスキルを研鑽されたと思うのですが、現在のキャリアにも生きていると感じますか?そう思います。たとえば東北での営業時には、市場データの分析を強みに商談を行っていましたが、今は企画職を経験したことで、商品に強い愛情を持てるようになりました。商品説明にも熱が入りますし、その思いは得意先にも伝わっていると感じます。■コアタイム×フレックス制度でプライベートのライフイベントも両立作り手の気持ちが分かると、販売にもより力が入りますよね。そうなんです。今は入社時より大きな市場で、トレンドを捉えている取引先と話す機会も増えているので、今後この経験を生かして、また企画職に戻れたらいいなと思っています。今後の異動は希望制なのでしょうか?ジョブローテーションの期間は終わったので、ここからは上司や会社と相談して、自分のキャリアを決めていくことになりますね。営業もやりがいはあるのですが、大好きなグミのことを考えている時間がやっぱりいちばんワクワクするんです。高橋さんは今後も、お仕事に力を入れていきたいというお考えですか?仕事はもちろん、プライベートともしっかり両立していきたいです。部署や時期によって波はありますが、個人的にはとても働きやすい会社だと思っています。今は趣味でよさこいをしているのですが、お祭りシーズンや大会がある時は、普段より多めに有給を取らせていただいています。ワークライフバランスの整った生活ができていそうですね。現在は出社されることが多いですか?営業は得意先に訪問することも多いので、週に2回ほどは出社しています。でも、それぞれのワークライフバランスは実現しやすいと思います。実は、企画職時代に母の介護を経験しているのですが、その時はほぼフルリモートでした。訪問診察もあったので、コアタイム以外はフレックス制度を利用し、早朝や夜に仕事をしながらうまく働くことができました。それは大変でしたね。でも、その時期もフルタイムで働いていたんですか?はい、フルタイムでした。長くお休みせずに乗り越えられたのは、理解ある職場のおかげです。急に働けない時間ができても大丈夫なように、進捗は細かめに上司へ報告していました。なんだか、チームにも優しくてすてきな方が多そうですね。そうなんです。東北時代も本社に来てからもそうですが、カンロは本当に優しい人が多くて、いつも頭が上がりません。■どの部署でも「グミ愛」は変わらない高橋さんの、働く上での一番のやりがいはなんですか?やはり、大好きなグミに関われていることですね。今でも商談時はマロッシュに熱が入りやすいのですが、それ以外の商品も大好きなものばかりなので、商談がうまくまとまった時は、そのたびに新鮮な嬉しさを感じます。高橋さんの熱いグミ愛が伝わってきました(笑)。ちなみに今のグミトレンドはどうなっているんですか?そうですね……グミってお菓子の中でもすごく自由度が高くて、食感や形を自由に考えやすいんです。私自身、業界研究も兼ねて他社さんのものも含めて色々なお菓子を食べているのですが、やはり今は「今までにない食感」が求められていると感じます。高橋さんの一番好きなグミも聞いてみたいですね。ピュレグミも捨てがたいですが、やっぱりマロッシュです。仕事で携わったからというだけでなく、あのもちもち感と弾力の組み合わせが、歯に当たる時の感覚がたまらないんですよね……!今年の2月にはパッケージもリニューアルしてかわいくなったので、まだ食べたことがない方にもぜひ食べてみてほしいです。ここまでの取材を通して、高橋さんの仕事に対する実直な姿勢や明るさがとても印象的だと思いました。最後に、高橋さんのモチベーションがどこからやってくるのかも教えてください。働いている間も、できるだけキラキラしていたいと思っているんです。自分に自信がない時って、どうしてもキラキラできないから、自信を持ち続けるためにも努力は必要だと思います。すべての仕事が楽しいわけではなくても、その時の頑張り次第で、新しいスキルが身につくかもしれない。そうすれば、つらかった時の自分にも「ありがとう」って言えると思うんです。未来の自分が輝けるように……それが、私の働くモチベーションです。ポジティブな価値観に、元気をもらっちゃいました!その上で、大好きなグミをもっとたくさんの人に届けたいです。今後、営業を長く続けるのか、企画の部署に戻れるのかはまだ分かりませんが、どの部署でも私が「グミづくり」の一端を担っていることには変わりませんから。今後も大好きなグミを軸に、輝くキャリアを築いていきたいです。
2024年11月08日コワーキングスペース・レンタルオフィスの「BIZcomfort(ビズコンフォート)」を運営する「WOOC(ウォーク)」は、全国20代〜50代の男女300名を対象に「リスキリング・自習に関するアンケート調査」を実施しました。■リスキリング・自習に関するアンケートについてキャリアの多様化が進んでいる現代では終身雇用ではなく、転職やキャリアチェンジが一般的になっています。また、近年のテクノロジーの進化によって、AI活用・デジタル化・自動化などが企業でも求められるようになり、これに対応できる人材を求める傾向が高まりました。2020年頃からはテレワークやハイブリッドワークなどの新たな働き方が浸透し、多くの企業がリモートワークやデジタル化を加速させたことで、ITスキルを必須とする企業も増えたと推察されます。同時に、企業だけでなく、国も急速に変化する市場や世界情勢に適応するために、リスキリング支援事業を活発化させるなど、個人のスキルアップやキャリア形成の促進を行っています。リスキリングは一時的なブームに留まらず、今後も長期的な傾向として定着していくと考えられます。そこで今回は、リスキリングやスキルアップの必要性を感じたことがある全国の社会人300名を対象に、リスキリングを意識した自習経験や実施場所などの実態調査を行っています。■大半が「リスキリングやスキルアップのための自習経験あり」スキリングやスキルアップを目的として自習をしたことがあるかという質問に対し、「はい」(53.0%)、「いいえ」(34.3%)、「今後したい・行う予定」(12.7%)と、大半が自習経験や希望があると回答しました。■自習を行った場所は、約8割が「自宅」と回答実際に自習を行った場所としては、「自宅」(78.6%)、「職場」(10.7%)、「シェアオフィス、コワーキングスぺース」(6.9%)が上位となりました。■自宅のメリットは「利用代がかからない」が約8割に自宅で自習を行った約8割の人は、自宅で自習をするメリットとして「施設利用代がかからない」(33.6%)、「移動時間がかからない」(18.4%)、「オンオフの切り替えができる」(15.2%)を上位に挙げています。■デメリットは、「オンオフの切り替えができない」が約半数自宅で自習を行うデメリットとしては「オンオフの切り替えができない」(50.4%)、「電気代や消耗品代がかかる」(19.2%)、「集中できない」(15.2%)が上位となりました。■シェアオフィス/コワーキングスペースの利用経験者は2割強同調査の対象者において、シェアオフィスやコワーキングスペースの利用経験がある人は(23.7%)、ない人は(76.3%)でした。■8割以上が、シェアオフィス/コワーキングスペースには「価値がある」シェアオフィスやコワーキングスペースの利用経験がある人の8割以上が、日常でそのような施設を活用することに価値を感じています。■利用価値を感じている理由、約4割が「仕事に集中できる」と回答シェアオフィスやコワーキングスペースの利用経験がある人に、利用価値を聞いたところ「仕事に集中できるから」(39.0%)、「時間の使い方にメリハリがつくから」(28.8%)、「作業スペースが充実しているから」(25.4%)が上位となりました。■調査概要「リスキリング・自習に関するアンケート調査」調査期間:2024年8月26日〜8月27日調査対象:全国20代〜50代のリスキリングやスキルアップの必要性を感じたことがある社会人300名調査方法:インターネットによるアンケート調査※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。(エボル)
2024年10月26日一般社団法人日本テレワーク協会(JTA)はこのほど、「ICTを活用した時間や場所にとらわれない働き方」がうまくいくための、本質的な“ワークスキル”をまとめた「テレワークスキル標準」を策定しました。また、同標準に基づく研修(「テレワークスキル標準研修」)も開始。日本初となる受講は、長野県安曇野市および、標準策定メンバーのキャリア・マムとの連携により、安曇野市内の企業を予定しています。■テレワークもオフィスワークも!働き方の新標準「ハイブリッドワーク※1に移行したけど課題がある」「テレワークは関心があるが非効率かも」「社員の自律性を高めたい」といった、働き方についての尽きない悩みを抱える企業・団体に、JTAではこの研修受講を推奨しています。不確実性の時代に、事業の創出や人材の成長により企業の価値を高めるためには、多様な能力を持つ人材を「惹きつけ」「活躍できる」職場づくりが必要です。人材を「惹きつける」には、経営者が経営理念、ミッション、ビジョン、バリュー(MVV)を明示し、働きがいがあり働きやすい人事管理制度を整備することが重要といえます。一方で人材が「活躍できる」ようにするには、現場の管理職と人材の双方が、コミュニケーション・すり合わせ、人事評価、労務・健康管理、作業・IT環境、リスキリング等において、求められる行動について腹落ちし、納得感をもって取り組む必要があります。ここが非常に重要なポイントで、かつ難易度が高いと考えられます。「テレワークスキル標準」はMVVを源とする求められる行動、働き方が、現場の管理職と従業員に浸透するための、本質的な“ワークスキル”や工夫、事例をまとめたものです。テレワークであっても管理職と従業員等が上手にコミュニケーションをしながら、自律して働き、進捗管理が滞りなく可能となるための内容。またテレワークだけでなく、オフィスワークにも必要であり役に立つ、現場の管理職と従業員の力強い味方となるスキルをまとめています。※1:通常のオフィスでの勤務と同オフィス外での勤務を組み合わせた働き方■テレワークスキル標準の概要【内容】テレワークに必要な雇用管理やセキュリティ、「時間や場所にとらわれない働き方を進めるための取組」に関する政府のガイドライン、報告書をもとに、現場で実施するための具体的なスキル、工夫、事例をJTAがまとめたもの。コミュニケーション・すり合わせ、人事評価、労務・健康管理、作業・IT環境、セキュリティ、リスキリング、キャリアアップなどで構成。非公開。【策定体制】JTAに「テレワークスキル標準策定・研修検定委員会」を設置し策定。委員会メンバー:キャリア・マム 堤香苗、パーソルテンプスタッフ 古澤一樹、ANA総合研究所 森孝司、シーエーシー 齋藤学事務局:JTA■テレワークスキル標準研修の概要【内容】テレワークスキル標準に沿って、JTAがカリキュラムとシラバス、および教材をまとめ、研修として提供するもの。7.5時間から10時間程度の座学と演習、および受講終了後の検定で構成される。【受講対象】・次のような課題を抱える企業や団体‐ 時代にあった効率的・効果的働き方を現場の管理職や従業員等に学ばせたい‐ テレワークやハイブリッドワークがうまくいかない‐ MVVを従業員の行動と働き方に浸透させたい、等・テレワークで派遣社員として就業したい、業務を受託して働きたい個人等【講師】・JTA会員の働き方に関する人材教育の専門企業、専門家【検定】・2時間で50問の選択回答方式。すべてテレワークスキル標準教本から出題される(予定)【提供開始時期】・2024年11月(エボル)
2024年10月01日取材・文:ミクニシオリ撮影:大嶋千尋編集:中納俊/マイナビウーマン編集部「飛び込んでみて初めて見える景色がある」。そう話してくれたのは、日本HPのプリンティング事業本部長で女性リーダーとして活躍する、沼田綾子さん。二児の子育てと両立しながらキャリアを構築する中、仕事に全力を注ぎきれなかった時期もありましたが、自分自身へのもどかしさや歯がゆさ、コミュニケーションの苦労にも向き合い、逃げずにひとつひとつ問題を解きほぐしたことで活路を見出したそう。現在は国内外の様々なチームと連携してビジネスを推進しています。2019年から2023年まで 4 年にわたり日経産業新聞「女性管理職が語る」に寄稿するなど、自身の経験をもとにした次世代や女性リーダーの育成に尽力している沼田さんですが、当初は「リーダーとしての自信は全くなかった」のだそう。今はみんなに慕われる女性リーダーである沼田さんに、その半生を振り返っていただきました。沼田綾子さん日本HPのプリンティング事業本部長、日本HPリーダーシップチームの一員。2001年に日本HPの前身であるコンパックコンピュータに入社。以降、一貫してマーケティングを担当し、2017年から2023年までパーソナルシステムズ事業本部でコンシューマーPCの責任者を7年間務め、2024年より現職。現職ではインクジェットプリンターおよびレーザープリンター製品を担当し、ビジネス全体の責任を負う。ペーパーレス化が進む世の中で、デジタルとアナログを最適なバランスで組み合わせることを提案。■「ずっと続けられる仕事」を軸に、PC業界へQ.1 幼少期はどんな性格でしたか?外で遊ぶのが好きで、木登りなどやんちゃな遊び方にハマっていた覚えもあるのですが、それと同じくらい読書が好きでした。図書館にもよく籠もっていましたね。裕福な家庭ではありませんでしたが、本は欲しいだけ買ってくれたので、学習雑誌などを毎月買ってもらって読むのが楽しみでした。Q.2 どのようなご家庭で育ちましたか?父はサラリーマンで、母は専業主婦の家庭です。だけど母は、本当は仕事を続けたい人だったと思います。小さい頃から「女の子でも、家庭を持っても仕事を続けなさい」と言い聞かされていたので、自分もなんとなく仕事をはじめたら、その生活をずっと続けるのだろうと思っていました。Q.3 思春期は学校でどんな存在でしたか?中学校の時に入っていたバスケ部は厳しくて、運動だけでなく成績の維持も求められました。そのおかげもあって、中学校では優等生的な立ち位置だったのですが、高校で進学校に入ると、周囲に優秀な子が増えて。途端に自信をなくしました。勉強も好きではなかったので吹奏楽部に入って、他の子と同じようにただ和気あいあいとしていたと思います。しかし高3になって、母から急きょ「大学は自宅から通える国公立しか行かせられない」と言われ、最後はがむしゃらに勉強に打ち込みました。その時、集中力の高さという自分の強みを発見できました。Q.4 学生時代に注力したことはなんですか。なんとか大学には受かったのですが、大学の授業が社会に出てどう役立つのかピンとこず、大学時代はバイトに明け暮れていました。家庭教師や飲食のバイトも楽しかったですが、一番長く続いたのは結婚式場でしたね。チームが一丸となってお客様の人生の大切な一日を作り上げることに、やりがいを感じていました。Q.5 これまでのキャリア変遷を教えて下さい。母に言われたことが心に残っていたので、就活の軸は「女性でも活躍でき、長く働ける会社に入ること」でした。最初に入社したのがソフトウェア関係の会社で、4年営業を経験した後、マーケティング職を志して転職活動を行い、PCメーカーであるコンパックコンピュータに転職しました。ECチームに配属され、広告戦略や販促など、幅広く携わることができました。途中で現在の日本HPと合併しましたが、そのままPC関係の事業に長く関わり、今年の1月にプリント事業部に異動しました。■リーダーとして目指すのは「対話重視のマネジメント」Q.6 リーダー職に就いた時の心境を教えてください。最初に部下を持ったのは2017年頃だったのですが、その頃には、上の子の受験も考えていたので、両立できる自信は全くなかったです。現に一度は、昇進をお断りしていました。子供の体調で急に休むこともありましたし、一日一日が精いっぱいで正直自分のキャリアなんて考えていられなかったんです。頭の片隅にはずっと、無理だったら辞めようという選択肢もありました。ですが、その頃たまたま女性向けのキャリアトレーニングを受講していて、社外の女性管理職の方とお話する機会をいただきました。その方が「できると思って声をかけられたのだから、完璧に出来なくてもあなたのせいじゃないよ」と背中を押してくれて、マネージャー職も無理だったらその時にまた考えればいいと気楽に捉えることにしたんです。ですが、最初は本当に自信がなかったですね。Q.7 リーダー職についてから大変だったことは?色々ありますが、当初は女性リーダーも少なくて、ロールモデルがおらず悩むことが多かったです。周りで活躍しているのは強いリーダーシップを持っている方や、自分とはタイプが違う方ばかり。尊敬できる部分はあっても、自分からは遠すぎて……。肩の力が入りすぎていて、自分ひとりで抱え込んでしまって爆発したこともありました。しかし、キャリアトレーニングを通じて他企業で活躍する女性リーダーに話を聞くうちに「どんなスーパーウーマンにも迷いはあるし、飛び込んでみて初めて見える景色がある」ことを知ったんです。だから、これからの日本を作っていく方々には、大変なことは色々あっても、やってみればなんとかなるよと伝えたいです。Q.8 リーダー職として気をつけていることはありますか。自分は「みんな私について来て!」と先頭に立って引っ張るタイプではないので、メンバーとの対話を重要視しています。なるべくみんなが納得感を持って前に進めるよう、自分の中で決めていることも、みんなと話し合ってチームの目標として共有するようにしています。あとは、トラブルでしんどい時や大変な時ほど逃げ出さずに向き合うこと。そうした経験を経て、リーダーとしての胆力や自信が培われるし、周りからの信頼を得ることができると感じます。それと、メンバーのやっていることに手を出しすぎないことも気をつけています。一応バックアッププランも考えておいて、間に合わなかった時だけサポートできるよう意識しています。Q.9 仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?マネージャーとしては、自分のチームメンバーの成長の瞬間を感じる時に、やりがいを感じます。目標は低すぎると成長している感じがしないし、高すぎる目標だと心が折れてしまうので、つま先立ちしたら手が届くくらいに設定するのがコツだと思っています。そうすると、もうちょっと高いところにも手が届く気がしますし、新しい景色を見たくて頑張っているメンバーを応援したくなるんですよね。Q.10 仕事終わりやお休みの日は何をされていますか?プレイヤー時代も長かったので、マネージャーになってすぐは抱え込みすぎて、必然的に働く時間も長くなってしまっていたのですが、今はメンバーのみんなにもしっかり頼りながら、上手に働けるよう工夫しています。自宅ではPodcastなどでラジオを楽しみながら、家事をこなしています。仕事と子育ての両立には体力も重要なので、数年前からパーソナルトレーニングにも通っています。■家庭用プリンターで「アナログとデジタル」2つの選択肢を持つ暮らしを実現するQ.11 メンバーとはどんな関係ですか?リモートワークが中心ですが、週に1日はメンバー全員で出社する日を決めて、リアルでもコミュニケーションするようにしています。会社としても全体で集まる機会を定期的に作ってくれているので、働きやすさと交流量のバランスがちょうどいいです。Q.12 ストレス発散の方法を教えてください。子育て中心できたので趣味らしい趣味はないのですが、映画を見るのが好きで、子育て中もよく映画館には行っていました。最近は毎週1本は気になるものを観に行きますね。配信サービスもよく利用するのですが、色々入りすぎているのでちょっともったいない気もしています……(笑)。Q.13 どんなところに住んでいますか?子育てと仕事の両立ができることを軸に家を購入したので、狭くても便のいい土地を選びました。学校や学童が近く、図書館や公園もあって子育て中も助けられました。Q.14 マイブームはありますか?プリンティング事業本部に来てからは、自宅でプリンターを使うのにハマっています。HP Smart Tankというシリーズを使っているのですが、ボトルでインクを補充できるので、カラープリントも気兼ねなく楽しめますし、写真もキレイに印刷できるので、アルバムを作って楽しんでいます。子供たちも学校でもらってくるスケジュール表などをプリントして、上手く利用しています。Q.15 今後の展望を教えてください。チームに来て間もないですが、生活の中でその便利さを思い知っています。自宅にプリンターがあることで暮らしがどう変わるのか、もっと積極的に発信していきたいと思っています。タンク型のプリンターが世の中にもっと広まれば、仕事もプライベートもさらに便利で豊かになると思っています。世の中はデジタル化が進んでいますが、これからの時代は「アナログとデジタルの共存」が求められていくと思います。アナログとデジタルには別の利点がありますし、両方の良さを活かしながら、アウトプットの方法を考えることができるのがベストです。そんな世の中を実現できるよう、これからも尽力していきたいです。
2024年09月30日学研ホールディングスのグループ会社、ベンドが運営する「スキルアップ研究所」はこのほど、「転職に際するリスキリングに関する実態調査」を行いました。■調査背景近年、「リスキリング」という言葉をよく耳にするようになりました。キャリアチェンジやスキルアップを目指す人々にとって、リスキリングは重要な手段として注目を集めています。一方で、その実際の効果や転職にどれほど役立つのかについては、これまで明確な実態が把握されていませんでした。そこで今回、転職前にリスキリングを経験した人を対象に、リスキリングが転職活動にどのような影響を与えたかについて明らかにすべく、調査を実施しています。■3分の2以上がリスキリング後の転職で「年収アップ」を実現「リスキリングをした後に転職したことで、年収に変化はありましたか?」と質問したところ、リスキリング後の転職で年収増加を達成した人は3分の2以上にのぼっています。分野別で見ると、特にマーケティング、ITリテラシーに取り組んだ人で年収増加傾向が顕著でした。■リスキリングでスキル向上を実感した人は7割以上リスキリングをしたことによる自分の能力やそのレベルの変化をどのように評価するかについて尋ねたところ、75%の人が能力の向上を実感しており、リスキリングが個人のスキルアップに寄与していることが明らかとなりました。特に「非常に向上した」と感じる人が13%いることから、大きな効果を得た人も一定数存在していることがわかります。■リスキリングはキャリアにポジティブな影響を与えるリスキリングがキャリアにどのような影響を与えたかについてリスキリングの目的別に分析したところ、いずれの層でも給与の上昇・転職の成功・キャリアアップが主要な影響であることがわかりました。また、給与の向上のみを期待するよりも、キャリアアップやスキル習得、将来のキャリアを念頭においたほうが結果として給与向上につながりやすいことも読み取れます。■課題と展望調査結果から、リスキリングを検討する際には、自分のキャリア目標や市場の需要をしっかりと把握し、どのスキルが将来的に役立つのかを見きわめることが重要であることがうかがえました。適切なリスキリングを行うことで、自己肯定感や自信の向上につながり、結果的に転職活動にも良い影響を与えることが期待できます。今後の課題としては、リスキリングの効果を最大限に引き出すことが求められます。個々のキャリアプランに応じたリスキリング戦略を立て、効果的にスキルを習得していくことが、成功のカギとなるでしょう。市場の変化を常に把握し、自分自身の強みや興味を反映したリスキリングを行うことで、未来のキャリアの展望を最大限に広げることができるはずです。■調査概要「転職活動におけるリスキリングに関する調査」対象者:転職前にリスキリング(資格取得や学び直し)を経験した人対象地域:全国調査方法:インターネット調査調査期間:2024年8月22日〜9月5日回答数:100引用元:(エボル)
2024年09月30日取材・文:ミクニシオリ撮影:洞澤佐智子編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部「世界中の月経の“不平等”をなくしたい!」そんな思いで大王製紙株式会社に就職した、一人の女性がいます。新卒で入社してからずっと生理用品に関わり続けてきた出野結香さんは、現在フェミニンケアのブランドマーケターとして、生理用品ブランド「elis(エリス)」をはじめとする商品企画やプロモーションなどを担当しています。生理用品と女性の身体、毎日の心身の健康に向き合い続けてきた彼女のキャリアはまさに「フェムキャリ」。彼女自身の生理用品へのこだわりや想いも聞きながら、フェミニンケア分野で目指す今後のキャリア形成についてもお伺いしました。■生理用品に興味を持ったきっかけは学生時代の講義はじめに、出野さんのこれまでのご経歴について教えてください。2015年に大王製紙に入社し、3年半は営業職として、生理用品に限らず当社の様々な商品の商談に参加しました。入社当初から「生理用品に関わりたい」と言い続けていたこともあり、ブランドマーケティング部に異動してからは「elis(エリス)」ブランドの「エリスショーツ」や「クリニクス(CLINICS)」などのブランドマーケティングを総括しています。ちなみに、生理用品に興味を持ったのは何かきっかけがあったんですか?大学は国際地域学部出身なのですが、1年生の時にアフリカの生理事情について講義を受けたんです。日本では当たり前にどこでもナプキンが買えるけれど、アフリカでは衛生的な生理用品が手に入らない地域もあると知りました。日本で暮らしていると、なかなか考える機会のない話ですね。そうですよね。私は生理について大きな悩みを持ったことがなかったのですが、気になって色々調べてみたら、国によっては生理中の女性を避けるような文化も残っていることを知ったんです。それってなんだか、不平等だなと思って。文化の違いなどもあるのかもしれませんが、私も驚いてしまいました。今の日本もかなり、生理用品の種類が増えていますよね。でも裏を返せば、正しい知識がないと自分に合うものを選べないということでもあると思うんです。もっと言えば、日本以外の国の人々も、知識があれば今と違う選択ができるかもしれない。知識や文化の違いで生まれてしまう生理の不平等をなくしたいなと思って、まずは生理用品について詳しく学ぶために大王製紙への入社を決めました。そうした経緯があったんですね。でも確かに、日本でも生理用品の選び方が分からない人は多そうです。ナプキンにタンポン、月経カップや月経ディスク、吸水ショーツ……経血量やその人の環境次第でも合うものは変わりますが、まずは使ってみないと分からないことも多いですよね。生理用品の種類が多くなっていますが、これまでのデータを見ていると、今はまだ紙ナプキンを使っている人が大半なんですよ。新しい生理用品を取り入れるのって、ちょっと勇気がいりますよね。そうですね。使い方があまり知らない商品は使うのに勇気が必要ですよね。選択肢が増えているのはいいことですが、紙の生理用ナプキンは持ち運びがラクで使い捨てができるので、衛生的だと思います。吸水ショーツをつけていてもやっぱり心配な日もあるし、紙ナプキンって手放せないですよね。そうしたお声も多いので、当社では紙ナプキンの新商品開発に力を入れています。昨年発売した「エリスショーツ」はショーツ型の生理用ナプキンになっていて、外回りなどでなかなかトイレに行けない日や、量が多い日に在宅勤務をする時など、私も重宝しています。紙ナプキンにも新商品が出ているんですね。カラーがブラックなのもいいですね!外側がブラックなので、経血の色も気にならないし、ショーツのような感覚で履けるのに使い捨てで衛生的なんです(経血を吸収する部分は白色)。■フェミニンケアブランドマーケターの「生理用品選び」出野さんは日々のお仕事の中で、何をしている時間が長いんですか?今はデータ解析に特化した働き方をしているので、調査データとにらめっこしている時間と、社内会議に出ている時間が長いです。調査データを見ていると、どんな気づきがありますか?意外にも生理に関して、お悩みが曖昧な方が多いように感じますね。例えば経血量や生理の重さって、なかなか他人と比べられないので、自分で判断しづらいじゃないですか。なので生理用品選びも、皆さん「なんとなく」で選んでいる部分も多いようなんです。言われてみるとそうかも……学生の頃、最初に手に取ったものを使い続けている人も多そうです。だからこそ、好みで選ばれていたりもするんですよ。厚みがある方が安心だという方もいれば、薄くて快適なものの方がお好きだという方もいます。ただ、ルーティンで使ってきたものを変えるのが怖いという方も一定数いるので、いいものを作ってもなかなか届かないことがあるのも、難しいポイントですね。出野さん自身は、どのように生理用品を選んでいるんですか?私はこの仕事をしていることもあって、複数の生理用品を使い分けています。例えば、1日目は意外と経血量が少ないので、摩擦があってもいいようにエリスの「素肌のきもち」を使います。保湿成分を配合したシートが、かゆみが起きづらくてお気に入りです。肌に優しい素材も、最近かなり増えてきましたよね。多い日の日中は「コンパクトガード」ですね。薄いけど吸収量が多いので、座りっぱなしの会議でも快適です。会議時間が長くて心配な時や、終わりがけで意外と経血量が少ない時は「エリスショーツ」が便利です。色々そろえているのでトイレの収納はかさばりますが、選択肢が多いと安心だし、生理の時も気分が下がりにくいですよ。お話を聞くと、せっかく簡単に手に入るのだから、生理週間を快適に過ごすためにも色々と使い分けてみたくなりますね。慣れていくと本当に必要なものが分かると思うので、一度色んな商品を手に取ってみてほしいです。日本ではまだまだ、女性同士でも生理の話題を口にしづらい雰囲気もあると思いますが、ぜひ気心知れた友人や家族とは、使い心地などをシェアし合って欲しいです。大王製紙さんはやっぱり、社内でも生理の話はしやすいんですか?うちは少し特殊なのかもしれませんが、男性社員の前でも生理の話はしやすいですし、生理休暇もあります。ちなみに男女ともに産休育休の取得率もかなり高くて、女性のライフステージにも寄り添ってくれていると感じます。めちゃめちゃいい会社ですね……!出社や在宅勤務の頻度も調整できますし、社内の人はいい人ばかりだと思っているので、かなり働きやすいと感じています。メーカーだということもあり、チームで働くことも多いですが、積極性と優しさを兼ね備える社員が多いですね。■アラサーならではの悩みも。それでも想いは変わらない出野さんは今後も、フェミニンケアブランドに関わりながらのキャリア形成を考えているのでしょうか。会社の意向もあるので難しいところですが、私個人としては今後も生理用品に関わり続けていきたいと思っています。4年ほど前から、一番関わってみたかった生理支援分野も担当しています。生理支援についても詳しくお話をお伺いしてもいいですか?「ハートサポート」というプロジェクトなのですが、日本の中学生とアフリカの女の子が一緒に生理について考える授業を行ったり、アフリカに寄付する布ナプキンの製作プロジェクトを運営したりしています。このプロジェクトをきっかけに、いつかはもっとグローバルに、生理支援活動をしていけたらという思いもあります。とてもすてきな活動ですね……! では、今後のキャリアをどのように考えていますか?これまで関わってきた業務を生かし、生理のある方の役に立つようなことをさらに極めていきたいですね。ただ、一人の女性としては、次のライフステージに進む適齢期を迎えつつあるので、色々と悩んでいます。出産かキャリアか、とは思っていませんが、何か一歩を踏み出すにはタイミングも大切なので、しっかりと考えていきたいと思っています。とても分かります。キャリアに力を入れたい年代と、妊娠・出産の適齢期が被りやすいのが、女性の人生設計の難しいところですよね……。でも学生の頃から思い描いていた「世界中の月経の“不平等”をなくしたい」という思いは変わりません。生理のある方の毎日が少しでも明るくなるような生理用品を生み出せるよう、今後のキャリアを築いていきたいです。自身のライフステージにも向き合いながら、仕事とプライベートの両立を楽しめるよう、これからも頑張ります!
2024年09月26日キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト「女の転職type」は、働く女性405名を対象に「女性の活躍」についてアンケートを実施しました。■約7割が「職場で女性は活躍している」女の転職type会員に、職場で女性は活躍しているかどうか聞いたところ「まずまず活躍している」40.5%が最も多い結果となり、「かなり活躍している」30.4%を含むと活躍していると答えたのは7割以上でした。■女性が活躍するとは「責任のある仕事を任される」が1位続いて、女性が活躍するとはどういうことかを聞いてみると「責任のある仕事を任される」73.3%、「結婚・出産後も長く働く」71.1%、「管理職になる」60.5%が上位でした。「その他」のコメントには「本人が描く未来像に近付いていると確信できる状況であること」「年齢にかかわらず働ける環境」というものがありました。「女性の活躍」は、昇給、昇格、昇進など「社会的に評価されること」に加えて「自身が望むキャリアを歩めること」と考える人が多いことがわかります。■女性の活躍を阻害する要因は「男性優位の会社が多い」が1位女性の活躍を阻害している要因を聞いたところ「男性優位の会社が多い」69.4%が最も多い結果となり、次いで「時短勤務・在宅勤務など自由な働き方ができない」57.3%、「保育所、学童などの不足」42.0%と続きました。「その他」のコメントとしては「夫の家庭への関与」「女性同士の足の引っ張り合い」などがありました。■約3割「管理職になりたい」と回答管理職になりたいかを尋ねると「できればなりたくない」30.9%が最も多い結果でした。「絶対なりたくない」9.1%を含めるとなりたくない派は40.0%であり、なりたい派30.9%より優勢となりました。管理職になりたくない理由を聞いてみると「責任が重くなる」67.9%、「残業時間が増える」63.0%、「できる自信がない」58.0%が上位を占めました。「その他」のコメントでは「家族のことを犠牲にしてまで会社で活躍したくない」「家事育児が負担な上仕事まで大変になると辛い」など、家庭と仕事を両立するために、これ以上仕事の負担を増やしたくないという内容が目立ちました。■約6割が「管理職にならないと理想の年収には届かない」将来的にどれくらいの年収を希望するかを聞いたところ、「500〜699万円以下」41.5%が最も多く、次いで「300〜499万円以下」が34.1%でした。国税庁の民間給与実態統計調査(令和4年分)によると、女性の平均給与は314万円、正社員だけに限ると407万円でした。今回の調査では6割以上の人が500万円以上を望んでいることから、将来的には平均を超えたいという希望が見て取れます。管理職にならなくても希望の年収に届くと思うかを尋ねてみると「届かないと思う」58.5%が最も多い結果となりました。「届くと思う」「おおむね届くと思う」はあわせて23.2%にとどまっています。約6割の人が管理職にならないと希望の年収には届かないと思っているものの、Q.4のように管理職になりたい人は約3割にとどまっていることから、ジレンマが感じられます。女性の活躍を推進するために職場で行われている取り組みついて聞いてみると「出産・育児をサポートする制度の充実」31.4%、「時短・リモートワークなど勤務形態の多様化」30.4%、「女性の管理職を増やす」26.9%が上位でした。一方で「女性の活躍を推進する取り組みは行われていない」31.6%が最も多い結果となっており、目立った取り組みができていない職場も多いこともわかります。■職場にロールモデルは「いない」が半数以上最後に、職場にロールモデル(キャリアや生き方のお手本)となる人がいるかを聞くと、「いない」53.1%が最多でした。「たくさんいる」「少しいる」を合わせても3割程度ということから、職場に目標となる人物がいない人が多いことがわかる結果となりました。■調査概要第94回「女性の活躍って?」/データで知る「女性と仕事」調査期間:2024年8月10日〜8月21日有効回答数:405名調査対象:女の転職type会員調査方法: Web上でのアンケート※同調査は「女性」と性自認している人を対象に調査を行っています※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります(エボル)
2024年09月24日スターツ出版は、運営する情報サイト「OZmall(オズモール)」(会員数400万人)にて、現在企業で働いている人に対し【働き方や福利厚生について】のアンケートを実施しました。約500名の回答から正社員・正規職員に絞り「会社から感謝を感じることはありますか?」のアンケート結果を集計。約半数の回答は「いいえ」、またコメントからは企業の従業員数による結果の違いも見えてきました。■アンケート:会社から感謝を感じることはありますか?最も多い回答は「いいえ。あまり感じない」30.5%全体的な回答の割合は「はい」は46.7%で、内訳として「はい、とても感じている(5.1%)」「はい、ときどき感じる(17.1%)」「はい、感じることはある(24.5%)」でした。一方で「いいえ」の回答は約半数となる51.5 %で、最も多かったのは「いいえ。あまり感じない(30.5%)」となっています。また、企業規模による違いを見てみたところ、「はい」の割合は、従業員数1,000名以上の企業が最も多く、従業員数が少なくなるにつれ、「はい」の割合が減少するのが見受けられます。■従業員数によるアンケート結果の違いを、コメントから解説!◇【従業員数1,000名以上の企業】はい49.4%。給与や福利厚生に対する期待と評価従業員数1,000名以上の企業におけるアンケート結果からは、給与や福利厚生に対する期待と評価が見えてきます。多くの従業員が昇給に高い期待を寄せており、キャリアの成長に対して前向きな姿勢を持っているようです。ボーナスや特別一時金の支給を通じて業績への貢献を実感できる仕組みが、ポジティブに捉えられたと考えられます。また、この規模の企業には、そもそも福利厚生が充実していることが多く旅行補助や従業員割引といった内容も高く評価されています。そんな中でも、上司からの感謝の言葉や評価がモチベーションを高める要素となるとのコメントもあり、全体的な満足度向上に繋がると思われます。◇【従業員数300名〜1,000名の企業】はい45.9%。感謝の気持ちや適切な評価にもポジティブなコメント従業員数300名以上1,000名未満の規模の企業の回答者のコメントを見ると、金銭的な支援や賞与が従業員のモチベーションの向上につながっているという内容が多い結果に。資格取得補助や住宅手当、特別賞与などの支援が評価されているようです。また独自の表彰や皆勤賞、永年勤続などもポジティブなコメントにつながっており、感謝の気持ちや適切な評価を積極的に伝えることで、より活気のある職場が実現できると考えられます。全体的な支援と共感を大切にし、安心して力を発揮できる環境の整備を目指すことが望まれているようです。◇【従業員数100名〜300名の企業】はい37.8%。ポジティブな体験が満足度を高める要因に従業員数100名以上から300名未満の企業では、給与や福利厚生に対する改善の余地が見受けられました。給与支給時には働きやすさを感じることができる一方で、日常的な福利厚生の充実度に対する期待が高いようだ。賃金や評価に関する不満もあるなか、カフェテリアプランや社員イベントなどポジティブな体験が満足度を高める要因と思われます。これらのよい体験をさらに充実させ、給与や福利厚生のバランスを見直すことで、従業員のモチベーションをさらに引き出すことができると考えられます。◇【従業員数100名未満の企業】はい31.3%。会社規模ならではのコミュニケーションが満足度に従業員数100名未満の企業では、福利厚生制度について前向きな意見と期待、給与に対する改善の余地が見られます。昇給やボーナスの際の特別待遇や、社長からの感謝の言葉などが高く評価されており、こうした取り組みが働きやすさに繋がっているようです。また、会社規模ならではの特徴として、スポーツ観戦チケットなど個人の好みに添ったユニークな福利厚生やちょっとしたプレゼントなどのコミュニケーションが満足度に繋がっているようですが、福利厚生が不十分とのコメントも。賃金に関する改善と合わせて、さらなる福利厚生の充実とコミュニケーションの強化を検討することで、よりよい職場環境が作り出せると考えられます。■調査概要調査名称:「働き方や福利厚生について」に関するアンケート調査対象:OZmall会員(働く人限定)調査形式:Webアンケート調査期間:2024年6月6日〜12日回答者数:494名(女性:430名、男性:43名、性別未回答:21名)(エボル)
2024年09月12日帝国データバンクはこのほど、女性登用に対する企業の見解について調査を実施しました。なお、女性登用に関する調査は、2013年以降、毎年7月に実施し、今回で12回目となります。■企業における女性活躍の推進がますます求められる時代に加速度的に進む少子高齢化による生産年齢人口の減少にともない、さらなる人手不足の深刻化が懸念されています。そこで、女性の潜在的な労働力を掘り起こすとともに女性活躍を推進させ、労働力不足が深刻化する企業の支え役になることが期待されています。政府は、女性管理職の割合が2020年代の可能な限り早期に30%程度となることを目指しています。厚生労働省は、今年2月から雇用の分野における女性活躍推進に関する検討会を重ね、「女性管理職比率については、企業の実情を踏まえつつ開示必須項目とすることが適当である」旨の報告書をまとめました。また「女性版骨太の方針2024」では、東証プライム市場に上場する企業の女性役員の割合を、それまで設けられていた目標の「2030年までに30%以上」に加え、「2025年までに19%」にする新しい成果目標が掲げられるなど、企業における女性活躍の推進がますます求められています。そこで実施された今回の調査。どのような実態が明らかとなったでしょうか。■女性管理職割合の平均は初めて10%台となり、じわり前進自社における管理職(課長相当職以上)に占める女性の割合を尋ねたところ、「30%以上」が11.4%、「20%以上 30%未満」が6.4%、「10%以上 20%未満」が9.1%、「10%未満」が25.5%でした。また、管理職が全員男性である企業は43.0%と前年から2.1ポイント低下しましたが、全項目のうち最も高い結果となりました。政府目標の「30%程度」を達成している企業の割合は前年から1.6ポイント増と、上昇幅は過去最大となり、2013年の調査開始以降で初めて10%超に。上昇スピードが加速する兆しがみられます。一方、「10%未満」(0%を含む)は68.5%となり初めて7割を下回りました。管理職に占める女性の割合の平均は10.9%と調査開始後初めて10%台に乗っています[1]。前年からの上昇幅は1.1ポイントと2021年と並び過去最大の伸びとなりました。女性管理職の割合を規模別にみると、「大企業」が平均7.6%で最も低くなっています。他方、「中小企業」は11.5%、うち「小規模企業」は14.4%となり、規模が小さい企業ほど女性管理職割合の平均は高い状況が続いています。業界別では、女性従業員が比較的多い「小売」が19.4%で全体(10.9%)を8.5ポイント上回り、トップとなりました。次いで、「不動産」(16.7%)、「サービス」(15.3%)、「農・林・水産」(12.7%)が上位に並んでいます。一方で、工場における三交代制などで生活時間が不規則になりやすい「製造」や、2024年問題など長時間労働のイメージが強い「運輸・倉庫」「建設」など、女性従業員数が比較的少ない業界は低水準にとどまりました。[1]「女性管理職割合」「役員割合」の選択肢は「100%」「70%以上」「50%以上 70%未満」「30%以上 50%未満」「20%以上 30%未満」「10%以上 20%未満」「5%以上 10%未満」「5%未満」「0%」の9段階および「わからない」。平均は、各選択肢のレンジの中間値を回答数で加重平均したもの■女性役員割合の平均は13.5%と過去最高も、「役員が全員男性」は依然50%超自社の役員(社長を含む)に占める女性の割合は平均13.5%と、前年(13.1%)から0.4ポイント増加し、過去最高となりました。一方で、役員が全員男性の企業は52.4%と依然として半数を超えています。女性役員割合の平均を規模別にみると、「大企業」が6.7%、「中小企業」が14.8%、うち「小規模企業」が19.1%となり、女性管理職と同様に規模が小さい企業ほど割合が高い結果となりました。■女性管理職、上場企業など規模が大きいほど「増加する」割合高く自社における女性管理職の割合が、現在と比較して今後どのように変わると考えているか尋ねたところ、女性管理職の割合が「増加する」と見込んでいる企業は32.7%となりました。他方、「変わらない」は42.4%でした。女性役員については、今後「増加する」と考えている企業は13.0%となった一方で、「変わらない」は57.2%と過半数を占めています。従業員数別にみると、「301人以上」では女性管理職の割合が今後「増加する」と見込む企業は65.0%と全体(32.7%)を32.3ポイント上回っており、女性役員の割合についても全体より15ポイント近く高くなっています。また、全区分のうち、従業員数「301人以上」における前年からの増加幅は管理職・役員ともに最大に。とりわけ行動計画の策定や公表が義務化されている従業員数が多い企業では、女性管理職・役員の割合が増加すると見込む企業がより多い結果となりました。2023年3月期決算の有価証券報告書から「女性管理職比率」や「男女間賃金格差」などの開示が義務化された「上場企業」では、今後女性管理職が「増加する」と考えている企業の割合が67.1%となり、全体より30ポイント以上高くなっています。また、女性役員が「増加する」とする割合も35.6%と全体を20ポイント以上上回りました。■女性活躍推進策は「公平な評価」が60%超、中小企業では停滞感も女性の活躍推進のために自社で行っていることについて聞いたところ、「性別に関わらず成果で評価」が61.2%でトップに(複数回答、以下同)。「性別に関わらず配置・配属」(50.6%)が続き、男女平等に関わる項目が上位に並びました。以下、「女性の育児・介護休業の取り組み促進」(32.8%)といった、女性が働きやすい環境づくりに関する対応策が続いています。また、「就業時間の柔軟化」(27.5%)および「時短勤務の対応」(27.1%)といった男女問わず働き手の家庭と仕事の両立への支援となる取り組みを行っている企業はおよそ4社に1社でした。規模別では、「女性の育児・介護休業の取り組み促進」や「男性の育児・介護休業の推進」で大企業が中小企業を20ポイント超上回り、働き方に関する対策に規模間で大きな格差がみられました。■要因や課題、「家庭と仕事の両立のしづらさ」が唯一50%超に日本において女性管理職の割合が上昇しない要因や課題については、「女性従業員の家庭と仕事の両立がしにくい」が54.4%でトップとなり、唯一50%を超えました(複数回答、以下同)。次いで、「日本社会の性別役割分担意識の存在」(38.5%)、「女性従業員が昇進を望まない」(36.2%)が続いています。規模別でみると、「その他」を除く13項目中「性別に関わらず成果で評価している」以外の12項目で「大企業」が「中小企業」を上回っています。とりわけ「女性従業員が昇進を望まない」は11.3ポイントの開きがありました。企業からは、「女性の妊娠や育休などにより、働けない期間が生まれ、キャリアや経験年数が不足してしまう」(医療・福祉・保健衛生)や「徐々に女性の意識改革は進んでいるが、昇進にともなう重責を好まない傾向にある」(建設)といった声が多数あがりました。◇企業からの主な声「女性活躍への取り組み」・「性別に関係なく採用、登用している。男女ともに同条件に育休も推進し、在宅勤務や働き方に自由度/選択肢を持たせて働いてもらうことが全体の向上につながると考える」(情報サービス)・「産休・育休の制度が特に充実していないと女性も長く会社に在籍しづらいため、身近な福利厚生を充実させる必要があると考える」(不動産)・「男女問わず働きやすい環境を整えている。男性の育児休業取得率の向上を図るためバックアップ体制を整えて社員の仕事と育児の両立を推進し、くるみん認定の取得を目指している」(電気機械製造)・「与えた仕事にやりがいを感じさせるようにしている。研修等キャリアアップに力を入れている」(教育サービス)◇企業からの主な声「女性活躍に関する課題」・「女性が妊娠したり、育休などを取ると働けない期間が作られ、そこがキャリアや経験年数の差となるため、明らかに不利である」(医療・福祉・保健衛生)・「子育てや親の介護は女性の仕事と捉えがちであるが、男性ももっと積極的に参加すれば女性の社会進出機会を増やせると考える」(機械・器具卸売)・「昇進昇格に野心を燃やすタイプの女性の数が男性に比して少なすぎると感じる」(鉄鋼・非鉄・鉱業製品卸売)・「当社のような中小企業では、社員が産休・育休を取ると人員を補充せざるを得ないので、コストがとてもかかる。取らせている企業に相当分の補助や助成、税額免除などの施策が必要」(建設)・「力仕事の面が強い業務のため、女性の活躍は限定的。同業他社では女性が活躍している会社は大企業や人的・経済的・設備的に余裕がある中堅企業がほとんどである」(飲食料品・飼料製造)■調査結果まとめ今回の調査によると、女性管理職割合は平均10.9%と過去最高を更新し、調査開始以来初めて10%を超えています。政府目標である「女性管理職30%」に該当する企業の割合も過去最高である11.4%となりました。依然として政府が目指す目標に対して開きはあるものの、女性管理職の割合の上昇幅は過去最大となり、じわり前進していることがわかりました。女性の活躍推進のために自社で行っていることについては、男女平等に関する項目の「性別に関わらず成果で評価」が60%を超えていました。他にも、女性にとって働きやすい環境づくりに関連する項目や就業時間の柔軟化など、男女ともに働きやすくなる対応を行う項目が上位にランクイン。他方、女性のキャリア支援となる項目は10%未満と低水準にとどまっています。女性管理職の割合が全国的に上昇しない要因や課題については、「女性従業員の家庭と仕事の両立がしにくい」が唯一50%を超えました。次いで、「日本社会の性別役割分担意識の存在」「女性従業員が昇進を望まない」「候補者がいない」が30%台で続いています。企業からは、家事や子育てにより、他の従業員と経験に差が出てしまうこと、女性従業員自身の昇進を望まないなどといった考え方、さらに管理職の登用に向けた教育が行われてきていないことなどの声が多数あがりました。生産年齢人口の減少に拍車がかかり、人手不足が深刻化することで、女性の潜在的な労働力を掘り起こし、女性活躍の推進をする重要性が年々高まっています。企業は、女性活躍の支援に取り組むことが重要であるといえます。同時に政府には、女性への昇進や求める役割に対する働きかけを積極的に行い、女性自身の意識改革を進めることが求められます。また、性別を問わない育児の分担など、女性が安心して社会進出できる環境づくりも不可欠となるでしょう。■調査概要調査期間:2024年7月18日〜31日調査対象:全国2万7,191社有効回答企業数:1万1,282社(回答率41.5%)調査機関:帝国データバンク(エボル)
2024年08月29日学ぶから働くまでを支援する女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営するSHEは、SHElikes受講生を対象に、女性の「この夏の理想の過ごし方」に関する意識調査を実施しました。■理想の夏の過ごし方、女性はどのように考えている?新型コロナウイルスが昨年5月に5類へ移行してから1年が経つ今年の夏。コロナ禍以前のような行動制限のない日々が戻ってきた一方で、歴史的円安による物価高騰やオーバーツーリズム、記録的猛暑などの新たな外的要因が、私たちの家計や夏の過ごし方に影響を与えています。このような状況の中、自分らしく楽しみながら仕事や趣味を楽しむ女性は、どのような夏の過ごし方を実践しているのでしょうか。また、理想の夏の過ごし方について、どのように考えているのでしょうか。そこで同社では、今年の夏を私らしく過ごしたいと考える女性の参考にと考え、今回の調査を実施しています。■【1.円安・物価高への意識】今年の夏、円安・物価高を「非常に意識する」「意識する」と回答した女性の割合は7割以上「物価高や円安を意識す度合いを教えてください」と聞いたところ、今回の調査では「非常に意識する」(44%)、「意識する」(29%)と、7割以上が円安・物価高を意識していると回答しています。「定額減税」の開始など国からの支援策が実施されているものの、歴史的な円安による物価高騰は夏以降も続き、今年の夏のボーナスの使途や夏の行楽へかける金額など、引き続き家計へ大きく影響することが考えられます。■【2.今年の夏の過ごし方】物価高でも、守りの「節約志向」に対し、攻めの「稼ぐ・キャリアアップ志向」が4倍、約8割が「夏の時間を活用して稼いだり、スキルアップに繋げたい」と回答「今年の夏も物価高・円安の影響が続くと予想されますが、今年の夏の過ごし方の意識についてお答えください」と聞いたところ、「夏の時間を活用して稼いだり、スキルアップに繋げたい」という回答が79%と、約8割を占めています。「節約して過ごしたい」(21%)と比べて約4倍もの回答の差があり、お財布を守る「節約志向」に対し、攻めの「稼ぐ・キャリアアップ志向」が大きく上回る結果となりました。また、「物価高・円安の影響を考え、今年の夏にお金を使わない代わりにしたいことはありますか」と聞いたところ、・副業をする・スキルを身につける時間に充てる、勉強する・投資をするなどの回答が多く集まりました。旅行控えや消費控えなどの夏の行楽の節約に関する話題も大きく報道される中、夏の余暇を通してスキルアップや副業により収入を増やすことに繋げたいという前向きな姿勢の方が多いことがわかります。■【3.今年の夏のお金の使い道】今年の夏にお金をかけたいことは夏の定番「旅行」を抜いて、スキルアップなどの「自己投資」がトップ「今年の夏に一番お金をかけたいことを教えてください」と聞いたところ、夏の定番“旅行”を抜いて「勉強やスキルアップ、キャリアアップの自己投資」が 44%とトップでした。ついで、2位が「旅行」(31%)、3位に「健康での自己投資(8%)、「美容での自己投資」(8%)という結果でした。また、「夏を楽しむために重視することを教えてください」と、具体的な夏の過ごし方の意識を聞いたところ、・今までできなかったことや新しいことに挑戦したい・自分磨きをしたい・親しい人と少人数で集まりたいという回答が、「大勢でワイワイしたい」「フェスやお祭りなど賑やかな場所やイベントを楽しみたい」という回答よりも多く集まりました。夏季休暇の分散取得や在宅ワーク・リモートワークなどの自由な働き方が増えている昨今、夏の楽しみ方も個人に合わせて多様化していることが読み取れました。■調査結果から見る「2024年夏の理想の過ごし方」トレンドとは?今回の調査により、「女性の夏の過ごし方」の特徴として顕著だったポイントは下記の通りです。1)これまでの一般的な過ごし方だった、休みを合わせて「行楽を楽しむ」「旅行に行く」から、より多様で自由な個人的な活動の増加2)経済的に厳しい状況が続く中、守りの「節約志向」から攻めの「稼ぐ・キャリアアップ志向」が大多数を占める結果にこの結果には、昨今のいくつかの要因が複合的に影響していると考えられます。◇<社会環境要因>・お盆期間中の新幹線全席指定席化・オーバーツーリズムにより、一極集中を避ける傾向◇<労働環境要因>・2019年からの有給休暇義務化・フレックス制や裁量労働制の拡大、リモートワークや在宅労働の浸透による自由な働き方の拡大・コロナ禍明けからの通勤回帰による働き方の個人格差これらの要因により、夏季休暇の分散取得・自由取得が拡大したことで、より個人に合わせた夏の過ごし方にフォーカスされていると考えられます。また、特に2)の要因として、副業人口が増えたこと、1日単位や時間単位で働けるスポットワークが若い世代で広まっていることも、よりアクティブに稼ぐ夏にしたいという意識が広まった要因になっていると考えられます。■調査概要「この夏の理想の過ごし方」に関する意識調査調査方法:SHE会員アンケート調査調査対象:20〜50代女性 (20代 42%, 30代 47%, 40代 10%, 50代 1%)回答者数:n=365調査期間:2024年5月23日〜5月30日調査内容分析:SHE※調査結果は小数点以下第2位を四捨五入しています。(エボル)
2024年08月26日学研ホールディングスのグループ会社ベンドは、運営する「スキルアップ研究所」にて、「社会人になってからのワーキングホリデー・留学に関する実態調査」を行いました。■ワーホリ・留学に行くことの金銭的・社会的なメリットとは?近年、社会人になってからのスキルアップの一つとして、ワーホリや留学が注目されています。しかし、実際にワーホリや留学は、英語力の向上や仕事での専門性の獲得といったスキルアップにつながるのでしょうか。また、現在の仕事を退職や休職してまでワーホリ・留学に行く金銭的もしくは社会的なメリットはあるのでしょうか。社会人になってからのワーホリ・留学のスキルアップへの効果、特にワーホリ・留学前後での年収変化や転職、昇進の実態を解明すべく今回、同研究所では社会人になってからのワーキングホリデー・留学の経験者を対象に調査を行っています。■社会人以降のワーホリ・留学の満足度は95%以上に「ワーホリ・留学に行ってご自身が得られた変化について、満足していますか?」との質問に対し、95.4%が「はい」と回答。社会人になってからのワーホリ・留学によるスキルアップ等の効果を実感する人の割合は、非常に高いことが明らかになりました。「ワーホリ・留学に満足している最も大きな要因はなんですか?」という質問では、31%が「仕事の幅が広がったから」と回答しました。これらの結果は、海外での経験が職業的スキルや専門知識の向上に直接的に寄与していることを示唆しています。■キャリアアップの実感率は約90%に「ワーホリ・留学に際して、意図していたような転職・昇格などのキャリアアップは得られましたか?」と聞いたところ、23.5%が「想定していた以上に得られた」、30.9%が「想定通り得られた」、35.3%が「想定していたほどではないが得られた」と回答し、合計で約90%がキャリアアップを実感していました。社会人になってからのワーホリ・留学によって、キャリアアップを実現できることが明らかになっています。■8割以上の人が年収増加を達成「ワーホリ・留学に際して、意図していたような年収の増加は得られましたか?」との質問には、18.3%が「想定していた以上に得られた」、21.7%が「想定通り得られた」、43.3%が「想定していたほどではないが得られた」と回答。社会人になってからのワーホリ・留学は年収増加に大きな効果があることが判明しました。■約8割がワーホリ・留学にあたり退職または休職を経験「ワーホリ・留学時の仕事の継続について教えてください」と尋ねたところ、57.5%が「退職した」、20.7%が「休職した」と回答しました。社会人になってからのワーホリ・留学では、日本での仕事を退職または休職するケースが多いことがわかりました。■課題と展望今回の調査で、社会人になってからのワーホリ・留学は年収増加やキャリアアップにつながることが明らかとなりました。95%の人がワーホリ・留学に行った目的を達成し、自らの得たものに満足していることから、明確にワーホリや留学で達成したい目的がある場合は行くべきだといえます。グローバル化が進む中でこうした海外経験はより重要になると考えられ、企業や政府にはこれらの機会をより多くの人が利用できるような環境整備が求められるでしょう。■調査概要調査名:社会人のワーキングホリデーおよび留学における実態調査対象者:就職後にワーキングホリデーおよび留学を経験した人対象地域:全国調査方法:インターネット調査期間:2024年6月14日〜6月21日回答数:87出典:(エボル)
2024年08月03日取材・文:ミクニシオリ撮影:大嶋千尋編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部名の知れた大企業で働いている人は、きっとすごいキャリアを持っているのだろう……そんな風に想像してしまうかもしれませんが、中には紆余曲折を経験し、キャリアアップ転職を成功させた人もいます。「転職時は自身のキャリアやスキルに自信がなく、たくさんお祈りされました」と語ってくれたのは、auコマース&ライフ株式会社のひとり広報・倉持はるかさん。学生時代からユニークな経歴を重ねてきた彼女は、新卒から4社を経験。3度の転職活動を乗り越え、現在は1児の母として、子育てと仕事を両立させています。パワフルさも感じさせる経歴を持っている彼女ですが、未経験領域の転職活動では、心が折れそうになることもあったといいます。そんな彼女に「キャリア軸」を聞いてみると、さまざまな職種を経験してみた上で、一貫した芯があったことが分かりました。■挫折と達成、パワフルでユニークなキャリアも、転職活動は難航倉持さんは色々と、ユニークなご経歴をお持ちみたいですね……!青春時代を海外で過ごしている時点で、強い(笑)。3歳からクラシックバレエを習っていたので、14~18歳の留学は、バレエ留学だったんですよ。だけど、ケガを理由に、挫折し、プロのバレエダンサーへの夢は諦めてしまって。バレエばかりで勉強もおろそかになっていたので、バレエを辞めて唯一残ったスキルといえば、英語力くらいでした。とはいえ日常会話レベルの語学力は、新卒就活では強みになりそう。語学を生かせる就職先として、就活時は客室乗務員を目指していましたが……軒並みお祈りされてしまって、新卒時はホテルに就職したんです。そうだったんですね……!ホテルではレストランのレセプションとして働いていたのですが、バレエも、客室乗務員という夢も諦めて就職したこともあり、どこかモヤモヤした日々を過ごしていました。私はいつか子どもができた時、何か教えられることがあるのだろうか?と、ふと考えてしまったんですよね。「頑張れば夢はかなう」って、自分が体現していないと伝わらないんじゃないかと思ったことがきっかけで一念発起し、転職活動をして客室乗務員として日本航空に入社することができたのが、社会人2年目のことでした。夢をかなえたんですね!逆に、どんな経緯で現在のお仕事をしているのかが気になります。客室乗務員として働く日々は本当に楽しかったのですが、結婚を機に退職を決意しました。パートナーとはもともと遠距離恋愛をしていたので、一度は専業主婦として地方移住したのですが、全く性に合わなくて……それで、ひとり東京に戻って再就職することにしたんです。かなり波乱万丈だ……!もちろん勇気は必要でしたが、それよりも「この退屈な毎日を変えたい」という気持ちが強かったです。ダメだったらその時に考えようと、半ば勢いでUターンしました。でも、再就職には成功されたんですよね。ポテンシャルを評価してくれるベンチャー企業に入社させていただきました。前職で、はじめて広報領域をご経験されたんですよね。広報職としての採用ではなく、総合職として色々なことを経験しました。ウェディングドレスや子ども服のECサイトの運営、アパレル商品の企画……ベンチャー企業だったからこそ幅広い業務に携わることができ、自身が本当にやりたいことを考えるきっかけになりました。新卒から6~7年とは思えないスピードで、色々なことをご経験されたんですね。キャリアとしてはまとまりがないので、この時は焦りもありました。社員数が少なかったので、経営者との距離も近かったのですが、憧れていた女性社長の背中を見て、何か自分の強みを見つけないと彼女のように輝けないと感じていました。強み=自分らしさと考えてしまう気持ち、とても分かります。30歳を目前に再び転職活動を始めましたが、この時の転職は大変でしたね。広報・PR職を軸に探したのですが、たくさんお祈りされました。「色々ご経験されていますけど、結局何ができるんですか」と聞かれた時、自分の強みはコミュニケーション力としか答えられなかったです。心が折れそうになっている時に、現在の会社からオファーをいただきました。■時短重視のリモートワークでも、コミュニケーションは綿密にご経歴のお話を聞いただけで、倉持さんの行動力やタフさが伝わってきますね。幼い頃から目標を立てて、達成していく癖がついていたんですよね。結婚や子どもを持つタイミングも自分の中で決めていましたし、目標通りに行動できました。お子さんもいらっしゃるんですね。現在、働き方はどんなバランスですか?弊社ではリモートワークと出社のハイブリットワークを実践していて、子育てとバランスが取りやすいので、週1出社・そのほかはリモートワークで対応しています。移動時間がない分、お迎えギリギリまで働けるので助かっています。今は広報の専任者が私しかいないので、仕事の優先順位は下げられないんです。auコマース&ライフ株式会社では、どんなお仕事をされていますか?弊社はKDDIグループの子会社として総合ショッピングサイト「au PAY マーケット」や「au PAY ふるさと納税」の企画・運営しているのですが、事業や企業に関わるプレスリリース作成や、取材案件のディレクションなどが主な業務です。auコマース&ライフ株式会社で働く中で、大変だったことはありますか?私が入社する前は広報の専任者がおらず、私自身プレスリリースを作成したこともなかったので、当時は手探りで動くことがとても多かったです。広報の存在を認知してもらえるまで、さまざまなメンバーのデスクまで足を運び、専任者であることをアピールしていました。社外のやり取りよりも、社内関係の構築の方が大変だったんですね。苦労の甲斐もあって、当時は月1件あるかないかぐらいのプレス案件の依頼が、現在は抱えきれないほど案件が舞い込んでくるようになりました。社内ディレクションでは特に、顔を見知ってもらっていない方への依頼がなかなか進まないことが多かったので、なるべく密にコミュニケーションするよう気をつけていました。現在はリモートワークが中心かと思いますが、コミュニケーション面で気をつけていることはありますか?リモートワークできるのはありがたいのですが、オンラインだけだと上手く伝わらないことも多いので、より丁寧に言葉を選んだり、情報をまとめたりするようになりましたね。相手にとってラクな交流になるよう、心掛けています。オンラインで交流できるのって便利だけど、ちゃんとデメリットもありますよね……。直接話しかけるからこそ深まる仲もありますからね。ただ、今は仕事と同じくらい、子育てにもリソースを取られてしまうので……バランスを見ながら、定期的に出社するようにしています。ひとり広報をこなしながら子育ても両立されているなんて、尊敬しちゃいます。でも、子育てから学べることもたくさんあるんですよ。子どもと向き合うようになって、自分の考えと相手の考えが全く同じであることはないんだと実感しています。どうしたら寄り添えるのか深く考えるようになりましたし、子育てを始めてからは感情を一度グッと抑えて、これまでより感情的になることが減りました。なるほど……親も子どもに育てられているなんていいますけど、本当なんですね。ほんと、そうなんですよ(笑)。子どもとの交流をきっかけに、ビジネスコミュニケーションでも、相手の立場や気持ちをより意識できるようになりました。■子育てと仕事、両立のコツは「余力がつくる笑顔」働いていて、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?広報職はECの出店者様と直接交流する機会がなかなかないのですが、オフラインイベント時など、実際のお声を聞ける時は嬉しいですね。サービス業に従事していた時期も長かったので、お客様の笑顔が見られる瞬間はやりがいを感じます。ご自身の強みを探して迷走された時期もあるとのことですが、倉持さんはとても親近感がありますし、コミュニケーションもお上手です。人との交流が、倉持さんのキャリアの軸になっているように感じます。バレエに注力していた頃も、見ている方に踊りで何かを伝えることでその人の感情を生み出せるようにと踊っていました。今も、変わらず誰かの心が動いた瞬間に立ち会えることが嬉しいです。広報活動により、多くのお客さまに認知され、ご利用いただける事で社内の関係者や出店者様の笑顔が見られた時は、報われたような気持ちになります。サービスにも興味が湧いてきました。「au PAY マーケット」のECサイトとしての強みがあれば、教えてください。「au PAY マーケット」では、「暮らしが満たされるお買い物体験」をアイデンティティに、ただ買い物するだけでなく、購買前からワクワクできて毎日サイトを見にきたくなるような楽しいお買い物体験の提供を目指しています。現在はライブコマースにも力を入れているため、吉本興業の芸人さんが出演する「生配信!よしもと市場」ではお笑いとECの融合された番組やVTuberやウェザーニュースのキャスターが出演される番組など、新たな取り組みも行っています。広報活動だけにとどまらず、色々な方法で発信しているんですね!プレスリリースやサービスのPRだけに偏らず、「au PAY マーケット」をご存じない方に「おもしろいことをしている会社だな」と知っていただくことも大切だと思っているので、そのための仕掛け作りは今後も積極的に取り組んでいこうと思っています。倉持さんのブランド愛、伝わってきました。そして、子育てと両立しながらでも楽しく働けることが分かって、なんだか安心しました……!母親になってからは、自分が無理しすぎると家族も仕事も崩れてしまうことが分かって、余力を残すことを意識しています。リフレッシュする瞬間を作ることも大切だと思うので、子どもを夫に預けて夜中に1人でサウナに行くなど、自分だけの時間を作ることも意識しています。120%は頑張れないから、どんな時も余力を残すことが毎日笑顔でいるコツです。仕事ではこれからも、困った時に助け合える関係値を作っていきたいです。
2024年06月18日取材・文:ねむみえり撮影:洞澤佐智子編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部自分の好きなものを仕事にするというのは、一種の憧れがあるのではないでしょうか。今回お話しを聞いた望月真希子さんは、小学生の時から好きだったという文房具に携わりたいという気持ちで就職活動をし、キングジムに入社されました。キングジムにとって初のブランド「HITOTOKI」を立ち上げるまでには、さまざまな苦労があったそう。その苦労を乗り越えてきた望月さんからは、文房具への大きな愛が感じられました。キングジムにとって初のブランド「HITOTOKI」を立ち上げるまでには、さまざまな苦労があったそう。その苦労を乗り越えてきた望月さんからは、文房具への大きな愛が感じられました。■小学生の時から大好きな文房具に携わりたいまず初めに、現在どのようなお仕事をされているのかお聞きしたいです。私は入社してからずっと開発一本なのですが、今は開発本部のステーショナリー開発部というところに所属をしております。ファイルやノート、スタンプといった、いわゆる文房具屋さんに売っているような商品を担当しています。入社してから開発一本とのことですが、就職活動をされていた時から開発に携わることを意識していましたか?開発職に就きたいという希望はあったのですが、もし就けなかったとしても、とにかく文房具に携わりたいという気持ちが非常に強かったです。昔から文房具が大好きだったので、就職活動をしていた時は文具業界のみを受けていました。文房具にハマった理由はなんだったんですか?小学生の時にシール手帳を作ったり、手紙の交換をやったりしていて、その時から文房具は好きだったんです。大学ではプロダクトデザインを専攻していたので、専門的な文房具にも触れる機会が多くて、文房具全般が好きになりました。■女性3人から始まった、会社初のブランド「HITOTOKI」望月さんはキングジムのブランドである「HITOTOKI」に立ち上げから携わっているとのことですが、立ち上げるまでの経緯を教えて下さい。今までも特定の商品を作りこんでいくということはあったのですが、私としては、今自分が作っている企画たちを1つにまとめてブランド化していきたいという思いがありました。当時、会社にはまだその文化がなかったので、2年ぐらいかけて、私含め開発にいる2人と、営業女性の3人チームで「HITOTOKI」というブランドを作っていきました。女性3人から始まったブランドなんですね!でも、どうしてそんなに「ブランド化」にこだわったんでしょうか?ブランドを作ると、商品群全体を知ってもらうきっかけになるんじゃないかなと思ったんです。例えば、自分が好きな洋服のブランドって、そのお店に行けば好きなものが何かしらあると思うじゃないですか。ブランドの新作や、発信する情報を楽しみにしてもらう、それを文房具でもやりたかったんです。また商品単体でPRするよりも、ブランドで括ることでこの先いつか、大きな活動につなげられるのではないかとも考えていました。なるほど。でも、ブランドを立ち上げるのはそう簡単じゃなかったのでは……?そうですね。会社として初めての取り組みだったので、“ブランドにする必要性や優位性”を上層部の人たちに納得してもらうことから始めて……。まずはその伝え方に苦労をしました。「HITOTOKI」のサイトには「いい日と。」というタイトルでブランドメッセージを載せているんですが、これには「いい日が作れる文房具を作りたい」という思いが込められています。私たちが作る文房具を使ったり眺めたりして、楽しいと思える日が積み重なることでいい人生になるんじゃないかと。そんな文房具を作り続けたいとブランド化するにあたっては、社内でこういったコンセプト側の説明も何回もしていました。新しい試みだからこそ、丁寧に説明していかなければならなかったんですね。そうなんです。ブランドを作った実績が会社になかったので、そもそもブランドってどうやって作るんだろう、というところから始まりました。ブランド化が決まったあとには、コンセプトはどのように作り上げていこうかとか、ブランドってどう発表すればいいのだろうとか。基本的なことが全く分かっていなかったので手探りでした。そんな状況だったので、今までやったことのない仕事にまで手を伸ばしてやっていました。でも、こうして年齢関係なく好きなことを提案させてもらえる環境があって、関連部署のみなさん もたくさん手助けしてくれたので、なんとかブランドの立ち上げも成功し会社にはすごく感謝しています。■ブランドとしてコンセプトに沿った商品を出すことはユーザーさんとの約束次々と新しい商品を開発されている望月さんですが、アイディアを出し続けるのは大変じゃないんですか?アイディアが煮詰まることは多々あります。そういう時は、時間を決めて外に出て色んな商品を見てとにかくインプットします。その日は必ず最後にカフェに入り、その日に思いついたアイディアをノートに書きだすということをして、アイディアをどうにか出し続けています。入社してから書き溜めている“アイディアノート”はもう何十冊もたまりました(笑)。すごい……!アイディアを出すうえで大切にしていることは何かありますか?絶対に自分が欲しいものしか作っちゃいけないと思っています。どうしても企画件数の目標値みたいなものが毎年あるのですが、ブランドとして商品を出すってユーザーさんとの約束みたいなところがあるので、ブランドコンセプトに沿っていて、自分も欲しくて、絶対におすすめできるものを作るというのを必ず守りながら新しいものを企画しないといけないと思っています。ユーザーさんの期待を裏切らないという、強い信念を感じます。最後に、望月さんの今後のビジョンをお聞きしたいです。私たちが作っているスタンプやシールなどの文房具は、毎日仕事で使うような“必需品”ではなくてある意味“娯楽品”側の商品なんですよね。必要不可欠ではないんです。けれど、それが仕事をするうえでの活力になったり、それがあるから日々が楽しくなったりする。そういう意味での“必需品”としての立ち位置になる文房具を作り続けたいと思っています。「HITOTOKI」ブランドとしては、最近は雑貨屋さんに並ぶようなトートバッグやピンバッチ、レジャーシートといったものをオンラインストア限定で販売するなどアイテムの幅を広げて展開をしています。文房具ブランドですが、ライフスタイルブランドに少しずつ広げて、より皆さんにとって身近なブランドにしていきたいなと感じています。「HITOTOKI」のこれからのアイテムがとても楽しみです。ありがとうございました!
2024年06月07日取材・文:ミクニシオリ撮影:大嶋千尋編集:中納俊/マイナビウーマン編集部都会か、地元か……アラサー女子にとってだけでなく、働く人全員にとって「永遠のテーマ」ともいえる、究極の二択です。都会は企業の数が多く、働き方や希望職種を選びやすい一方で、高い家賃や人混み、満員電車など、ストレスの溜まる生活を強いられやすいもの。一方田舎は混雑が少なく、憧れるスローライフは送りやすいものの、土地で見つけられる仕事は、都会と比べるとかなり限られてしまいます。沖縄県に本社を構えるオリオンビール株式会社で働く宮城さんは、ライフステージの変化によって、住む場所を変えざるを得なくなったと言います。就活の軸にもなった「地元である沖縄を支えたい」という思いを胸に、関東×沖縄の2拠点で「ほぼフルリモート生活」をしています。■地元でのUターン就職。花形部署への異動には驚きもあったオリオンビールと聞くと、沖縄の海をイメージしちゃいます。宮城さんはなぜ、沖縄の企業に就職しようと思ったんですか?実は私、沖縄生まれ沖縄育ちなんです。大学時代に留学で一度沖縄を出たのですが、就職活動を進めていくうちに「地元・沖縄に貢献したい」と強く感じるようになりました。語学を専攻していたので、グローバル展開している会社に絞っていて、第一志望だったオリオンビールから内定をいただくことができました。オリオンビールって、海外でも展開されているんですね。そうなんです。最初の配属は海外事業部だったので、カナダやアメリカに流通している弊社の製品の出荷や通関、物流調整などの業務を行っていました。そこからマーケティングの部署に異動されたんですね。辞令を頂いた時は、とても驚きました。海外事業部での業務も楽しんでいましたし、マーケティングは花形部署というイメージもあって、自分に務まるのかという不安もありました。飲料メーカーのマーケティングといえば、花形の中の花形ですよね。いざ部署異動してみると、日々の業務は地味で堅実な作業が多いんです。私の場合、異動してすぐから担当製品を持たせていただいて、右も左も分からない状態からスタートしましたが、今もその時と変わらずデータとにらめっこしている時間と、会議が大半を占めています。作業自体は堅実なのかもしれませんが、仕事のやりがいを感じる時もありますか?一つの案件が終わるまでに数年以上かかることもあるので、やり終えた時はひとしおです。自身がメインで担当した製品がリニューアルして、店頭に並んでいる様子を初めて見た時のことは、今でも忘れられないです。新製品を作る時や製品をリニューアルする時は、お客様の声を反映することが多いので、製品を手に取ってくださった方から嬉しい感想が届いた時も、やりがいを感じますね。現在はどんな製品を担当されているんですか?今年の春にリニューアルされたうちの看板製品でもある『オリオン ザ・ドラフト』は、私がマーケティングを担当させていただきました。オリオンビールの代名詞とも言える定番製品で、大規模なリニューアルだったので、私のキャリアの中でもかなり思い入れの深い案件になりました。私たちがオリオンビールと聞いた時にイメージする製品そのものですね。今回はかなり大掛かりで、パッケージも製品の味も、全てを変えるリニューアルだったんです。今までになかったほど大規模な調査を何度も行い、皆さんに求められる『オリオン・ザ・ドラフト』の姿を追求しました。具体的にはどんな風に変わったのですか?味はひと言でいうと、よりスッキリと飲みやすくなっていると思います。発売前には、沖縄県内で試飲イベントも開かせていただき、若い女性からも「前以上に飲みやすい」という声が多く上がって嬉しかったです。キンキンに冷やして、ゴクッといっちゃいたくなるような……。■ライフステージの変化をきっかけに沖縄×関東の2拠点生活をスタートうぅ……私も飲みたくなってきちゃいました。やっぱりオリオンビールを見ていると、沖縄に行きたくなっちゃいますね。ほんと、そうですよね。実は最近、結婚を機に関東に移住したんです。月に一度は沖縄本社に出勤しているのですが、すぐに沖縄が恋しくなってしまいます……。関東と沖縄だとかなり遠いですね。今はリモートワークが中心の生活ということでしょうか。1ヶ月のうち、3週間はリモートワーク、残りの1週間は本社で、対面でないと難しい業務をこなしています。私は沖縄滞在中は実家に戻るのですが、費用面で会社から配慮してもらっているので安心です。では、宮城さん以外にも沖縄以外の土地に住んで、本社に務めている方がいらっしゃるということですか?はい。例えば他部署には、県外に住みながらリモート中心で働いている社員もいます。職種にもよりますが、個人に合った働き方を会社が一緒に考えてくれるので、今後どんなライフステージに到達しても、オリオンビールでなら働き続けることができるだろうと感じています。沖縄と関東の2拠点生活なんて、憧れる人も多そうですね。資料作成や会議の参加はリモートでも問題なくできますし、本社に出勤する機会もしっかりあるので、今のところは業務上困ったこともありません。関東圏は沖縄にはないおしゃれな飲食店なども多いですし、沖縄に帰れば豊かな自然を満喫しながら家族とも過ごせるので、生活も充実しています。出社からリモートへと働き方が変わって、気をつけるようになったことはありますか?コミュニケーションの形が変わっても、質は落ちないよう気をつけています。リモートワークになってからはチャットでのやり取りも増えましたが、隣にいたら伝えていたであろう小さなこともきちんと拾えるよう、通話で確認することも増えました。気になることがあった時に電話をかけやすい関係値を目指していますが、社内のメンバーは明るく朗らかな人ばかりなので、むしろ助けられてばかりです。社内の風通しも良いんですね。風通しもいいし、かなり働きやすい会社だと思います。部署柄、忙しい時期は残業も増えますが、その分休める時には休むよう、上司から声をかけていただくこともあります。私のキャリアは最初から「沖縄」が軸にあるので、これからも沖縄と関わり続けたいと思っています。■商品を通して、沖縄の魅力を世界へ宮城さんから見て、沖縄の魅力ってどんなところですか?青い海、美味しい食べ物、暖かい気候……言い始めたらキリがないですが、なんといっても食べ物かなあ。沖縄料理って意外と脂っこいものも多いんですけど、キレのある『オリオンザ・ドラフト』の味わいととってもマッチするんです!環境が変わっても残り続けたいと思うほど愛せる場所があること、とてもステキです。沖縄という土地に愛があることはもちろん、会社にも愛があったからこそ、今こうして自分らしい働き方ができていると思います。パートナーが関東に転勤することになった時、私も関東圏で転職すべきか悩んだのですが、結論を出す前にダメ元で上司に相談してみてよかったです。人生における一つの山場を超えて、今もオリオンビールで働かれていると思うのですが、今後のキャリアのビジョンはありますか?オリオンビールに入社した時、沖縄という小さな島から、世界にブランドを発信し続ける姿勢に魅力を感じました。その時の気持ちは今も胸にあります。これからもオリオンビールで働きながら、沖縄の文化、沖縄の人柄、沖縄という土地の魅力を広めていきたいと思っています。まずは世界中の人々が、どこにいてもオリオンビールを飲めるようにすることが目標です!夢は大きく、ですね。宮城さんの沖縄愛とオリオンビール愛、伝わりました!今は少し離れた場所に住んでいるけれど、沖縄に帰って来るたび、幸せを感じます。まずは、リニューアルした『オリオン・ザ・ドラフト』に、沖縄らしさを詰め込むことができました。これからも、手にとってくださった方が沖縄を感じ、沖縄に来たいと思っていただけるような飲料づくりに熱中していきたいです!
2024年06月05日