2人で生きることをやめた夏。気づけば始まっていた、海のはじまり【海のはじまり#最終話】
それに加えて、海のコミュ力によって召喚されるお友達1・弥生とお友達2・大和(木戸大聖)。海が寂しさを感じる暇はなさそうです。
■弥生との新しい関係のはじまり
弥生と夏の交際が始まる時の回想と、「あんまりそう見えてなかったと思うんだけど、俺も一緒にいて楽しかったんだよね」という夏の今の言葉。弥生との交際への感謝の意味を込めたこの言葉は、夏が弥生との交際にしっかり気持ちの区切りをつけたことと、「海の友人・弥生とその父・夏」として、弥生との新たな関係がはっきり構築されたことの表れだったのでしょう。
転職や海との関係など、夏が壁にぶち当たった時には、実は職場の先輩や津野などがいつも正しい助言をくれていたのですが、夏はその時点では納得ができず、後日弥生が噛み砕いて優しく説明することで腹落ちし、毎回自分の行き先を決めることができました。
これからも海の友人としての弥生の存在は、夏の心強い味方になることでしょう。
■気づけば始まっていた、海のはじまり
水季が夏に残してくれた手紙。
「海はどこから始まってるか分かりますか?始まりは曖昧で、終わりはきっとない。今までいなかった夏くんはいつからか海のパパになっていて、今そこにいない私はいなくなっても海のママです。