「リスキリング」に取り組んでいる企業はわずか8.9%……広がらない理由とは?
(38.9%)が特に高くなりました。
また、「取り組んでいない」企業と「取り組んでいる」企業それぞれにおける課題を分析すると、「取り組んでいない」企業においては時間・人材・ノウハウ・費用などのリソース不足が大きな課題となっていました。
他方、「取り組んでいる」企業においては従業員のモチベーション維持に課題がある企業が多く見られました。企業からは、「明確な目的と達成目標がないまま行ってもモチベーションは下がるだけで、成果は望めない」(無床診療所、千葉県)といった声が多数あがっています。
加えて、従業員の属性によってモチベーションが左右されてしまうといった意見も。企業からは、「将来の生産性向上に繋がるが、高齢化する技術者へのモチベーションの維持が難しい」(土木建築サービス、愛知県)や「派遣人材はスキルやルールを教えても契約終了という現状があり、教える側のモチベーションにも支障がある」(旅館、群馬県)のような意見が聞かれました。
■今後の見通し
リーダーの推進力が欠かせないリスキリング、目的と目標の設定がモチベーション維持のカギ
最新の調査では企業の約半数が正社員不足を感じており、人手不足は慢性化しています[1]。