荒木飛呂彦、松本大洋ら漫画家がルーヴル美術館を表現すると?今夏「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」展開催
という質問に対し、古永氏は「それぞれ違った楽しみがあり、多様な作品があるので一概には言えないのですが、あえて2つに分けるとすれば、バンドデシネの場合は、オールカラーで1冊あたり48ページですので、日本の漫画よりも薄く、その分1冊の中に様々な要素が凝縮されていて、絵画を眺めるようにじっくりと読み進んでいくということがあります」とバンドデシネの特徴を解説し、「日本の漫画の場合は、モノクロで記号のようにスピーディーに読めるということがあります」とそれぞれの違いを丁寧に解説した。最後に、女優の菜々緒が純白のドレスに身を包み華やかに登場。オフィシャルサポーターの一人として同展のミューズに就任した菜々緒は、「私の存在をきっかけに、より幅広い層の皆様に展覧会を注目していただけるように精一杯務めせていただきます」とコメントした。また、同展に参加する漫画家の坂本眞一が菜々緒をテーマに描き下ろし、展覧会場で公開する企画も発表された。なお、展覧会では300点以上に及ぶ原画や資料、映像を一堂に展示。五十嵐大介、坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリら日本の漫画家が同展のために描き下ろした作品も公開される。さらに、音声ガイドには人気声優の神谷浩史が着任、並びに注目のミュージシャン米津玄師による公式イメージソングの制作が行われているという。