2016年6月29日 21:00
【ファッションの“未来”たちに聞く】オンナノコらしさとクールが混じりあう温度感--デザイナー青木明子--1/2
Photo by Kazan Yamamoto (c) FASHION HEADLINE
毎シーズンのテーマを超えて、常に「オンナノコらしさ」が見え隠れするのが魅力のファッションブランド、アキコアオキ(AKIKO AOKI)。そのクリエーションはどんなところから来たのだろうか。彼女がアトリエを構える台東区デザイナーズヴィレッジでデザイナー青木明子に訊いた。ーー都心のど真ん中がご実家と伺っています。どんな子ども時代でしたか?私が小さかった頃は、お花屋さんや、近所の駐車場のガードマンの方に、毎日学校に行くときには「おはようございます」と挨拶するような感じでしたね。帰って来たときも挨拶してくれて、すごくフレンドリーで、近所の付き合いがまだ結構あったような気がします。マンションも少なかったですし、高層ビルもありませんでした。ひとりっこでしたので一人遊びが得意だった気がします。
活発で、髪も短くて「僕、大丈夫?」なんてよく男の子に間違えられたりもしたようです(笑)。ーー意外ですね。1980年代後半というと、いわゆるバブル期ですね?そうですね、バブル、若干下降気味なときです。家の周りは場所柄、外国の方は多かったです。