2016年10月3日 19:00
ミラノで喝采を浴びる唯一の日本人デザイナー「ファッションは伝統と現代、異文化と人々を繋げる手段」 --ATSUSHI NAKASHIMAデザイナー中島篤1/2【INTERVIEW】
ただ縫製工場での辛い経験のおかげで忍耐力と根性はついていたかもしれません(笑)。最初の一年間はインターンだったので貯金も底をつき、人事担当に社員になれないか希望を出してみました。しかし、ちょうどその時期ゴルチエ社で30人のリストラがあり、社員になることは出来ないと断られました。最後にゴルチエ氏にそのことを伝えると、彼はインターンだった事さえ知らなかったようで、こんな状況にも関わらず社員になれるよう対応してくれました。その後、ディフュージョンラインのヘッドデザイナーという役職を与えてくれて、7年間ゴルチエ氏のアシスタントを務めました。僕にとってはこの7年間は、今のATSUSHI NAKASHIMAのブランドのベースとなる、重要な経験。それまで日本にいた時には持てなかった視点や考え方を多く学びました。ーー後編に続く。
Photo by Sohta Kitazawa (c)FASHION HEADLINE
Photo by Sohta Kitazawa (c)FASHION HEADLINE
Photo by Masashi Akiba (c)FASHION HEADLINE
Photo by Masashi Akiba (c)