アーティスト・田中麻記子と森岡書店店主・森岡督行の展示と本と恋のお話【INTERVIEW】
今回の展示コンセプトは、海を隔てた異国に住んでるからこそ、七夕みたいに1年に1回しか会えない距離感の方がうまく行ったりもするよね...みたいな恋の切なさを表現していて。
麻記子:この作品(右)は眠れない夜に、窓から飛行機が見えてアレに乗ったら会えるのかなって想いながら、携帯とかいじったりしているシーン。そして今回のキーワードとなる海をベットに描いています。
森岡:そうなんです、全ての作品に水面が入っているんですよ〜!
麻記子:この作品(右)は、「私は、ずっとwifiエリアにいつでもいるわ、雷の日でも...」というタイトルで、実は友達がモデルなんです(笑)。既婚者の方に恋をしていて、自分から連絡ができないから、終電まで駅の近くのwifiが繋がるカフェであなたの連絡を待ってるという...
森岡:いいですね〜。
FH:せつなーーい!
森岡:そういえば、昔そういう歌ありましたよね。こばやし、小林…小林明子さん!
麻記子:あー! 「ダイヤル、回して手をとめた〜♪」(歌う麻記子さん)
森岡:そうそう! そのダイヤルがwifiになった現代バージョンみたいなかんじ。でも心境は今も昔も同じですよね。