へ。唯一浴場にシャワーやシャンプー・リンスなどが完備されている施設なので、ここで身体を洗い温まってから“外湯めぐり”をスタートする人が多いそう。内風呂の奥には湯の華が浮かぶ露天風呂もあり、ゆったりくつろぐことができた。
「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」(入浴料:大人500円、子ども300円 ※3歳~小学生以下)
湯屋のほとんどは無料で解放されていて(一部有料)、賽銭を納めて入浴をするシステム。扉を開けるとすぐ脱衣所になっていて、目の前には湯船がある。最初は驚いたが、これぞ野沢温泉の伝統的な湯屋なのである。多くの湯屋には、「あつ湯」「ぬる湯」2種の温度の源泉があり、「ぬる湯」でもかなり熱いと感じる湯屋も。
熊の手洗湯
足からそっと入り、湯の温度に慣れたら肩までゆっくり浸かる。熱くて少しピリっとする感覚も数分もすれば心地よさに変わる。湯のやわらかさや、湯の色、硫黄の香りを楽しみながら一息つく。
新田の湯
温泉文化のない外国人観光客も、日本の温泉を楽しんでいるようだ。「あつい」「ぬるい」という言葉だけで、自然と客同士がコミュニケーションをとり湯仲間となっていく。湯屋は笑い声で溢れ、心までぽかぽかに。